ガングニールを纏った響を助けた明久、そして、合流した奏と翼はノイズを倒した。そして現在は彼女を連れて二課の拠点へと向かっている。
「あの……明久さん?」
「なんだい、響ちゃん?」
「私はいったいどこに……?」
「まぁそれはついてからのお楽しみにってことで」
明久はそういって外の方を見ていた。現在、シンフォギア世界で暮らしている彼は、なのは達のことが心配になっている。ついでに言えば学校のことも、だ。
(もしこのまま帰れなかったら……僕留年だよね?…ってか、どうしたらいいのかな?この世界でも学校に通ってるし……しかも三年生だし……)
明久が色々と考えている、中車はリディアン学園に到着した。響はリディアン学園を見て驚いている。
「え!?どうしてリディアン学園なんですか!?」
「“迷わず行けよ、行けばわけるさ”ってやつだよ」
それから翼と奏に案内をしてもらい、地下司令室につながるエレベーターに明久達も響も乗りこんだ。
「どこかに掴まった方がいいよ?」
「え?」
明久の言う通りに、響が手すりを掴むと同時に、勢いよく下っていくので叫んでしまった。
「ひゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
地下に到着した響は、明久達に促され、先に降りていく。目の前の扉を開けると、クラッカーの音が鳴り響いた。
「「「ようこそ特異災害機動二課へ!」」」
翼は、はぁとため息を吐き、明久たちも苦笑いをしてその様子を見ていた。皆が事情を説明している中、明久は廊下に出ていた。翼は明久のことが気になり彼を追いかけることにした。
翼は基地の外で明久を見つけた。
「明久、風邪ひくよ?」
「……ん?あぁ翼か」
明久の様子を見て、翼はふと彼の様子から気になったことを告げる。
「何か考え事?」
「少しだけね……ねぇ翼、翼から見て、響ちゃんはどうかな?」
「立花を……?」
「そうそう」
「……はっきり言えば、戦士として未熟としか言えない。いいえ、違うわね……あの子は望んでこちらの世界へ来たわけじゃないってことだけかな?」
「そのとおりだね……まぁそれを言ったら僕自身もそうだけどね?」
「あ…ごめん、明久」
「翼が気にすることじゃない。これは僕が自ら望んだことだからさ……」
「明久……」
「まぁいずれにしても、今はもし彼女が戦うと決めた場合のことを考えないとね。おそらく彼女の武装は奏ちゃんと同じガングニールだ。でも、おそらくだけど彼女はアームドギアを纏うことが不可能かもしれない」
「どういうこと?」
「いずれ彼女にもわかること。今は格闘術を教えたほうがいいね。それにはあの人の方が向いてるし」
明久は優しく笑いながら、響のために動くことにした。そして二課の司令室へと戻ってくる。
「どうした、明久君?」
「弦十郎おじさん、響ちゃんはおじさんが鍛えてやってくれませんか?」
「俺が?」
「そうですよ。格闘術ならおじさんが一番強いからね。」
「だからといって、俺が響君を鍛えることに何が?」
「……はっきり言えば、彼女は戦うことに迷ってらからですよ。おそらくあの力を使いこなすためにも格闘術などを学ばせた方がいいってね?」
「それは君の勘ってやつか?」
「いいえ、経験則です。あの時のようにならないためにも……」
「あの時?」
弦十郎は明久の過去に何があったのかを知らない。だが、彼の真剣な目を見て決意を固める。
「わかった。もし響君が協力をするってことになったら彼女を鍛えることにしよう。」
「ありがとうございます、弦十郎司令」
こうして裏で響強化計画が始まろうとしていた。さて場所が変わりミッドチルダ。
「……明久君」
高町 なのはは、吉井カンパニーの地下ルームにやってきていた。アースラの改良工事を見守るためだ。
「なのは、今日も来てたんだね?」
「フェイトちゃんも?」
「……明久、大丈夫かな?」
「私もそれが心配なの。明久君が無事ならいいんだけど……でも嫌な予感がするの……」
「嫌な予感?」
「…………これ」
なのはが出したのは、かつて明久がなのはに渡したプレゼント……罅が入っていた。
「罅?」
「うん。三日前に罅が入ってたの、落としてもないのに。だから…………!」
「なのは……」
「二人ともここにいたのね?」
「「美菜さん…………」」
「……やっぱり明久のことが心配ね?」
「「はい…………」」
「…………そうね、皆に集まってもらおうかしら?先に何人かだけ向こうに送るために」
次回 美奈子が言う向こうに送るためとはいったい・・・・・・一方で二課では響が協力をすると聞いて弦十郎が自ら鍛えると宣言をする。
明久はうんうんと首を縦に振りこれから起こる戦いにおそらく必要になると考えていたからだ。
次回「美奈子の考えとは。」
「私に言い考えがあるわ?」