バカとリリカルとシンフォギアと召喚獣   作:桐野 ユウ

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美奈の考え。

今日は、ミッドチルダの吉井カンパニーミッドチルダ支社に全員が集まる日、美菜は副社長室の椅子で今か今かと待っていた。

 

「忙しいとこ、ごめんなさいね」

 

「美菜さん、うちらを呼んだ理由は?」

 

「内容は簡単(シンプル)よ。向こうの世界に渡ることができる装置があったのを思いだしたのよ。」

 

「本当ですか!?」

 

「えぇでもこれはまだ制御が難しいから大人数じゃダメなの。そうね……多くても5人が限界ね。私を含めてあと4人よ。」

 

「なら私が行くの!!」

 

「いいえ、ここは私が。」

 

「いやいや、二人とも私が行くよ!!」

 

「いいや、わたしや!!」

 

「あたしよ!!」

 

「私です!!」

 

それから我も我もと喧嘩になりかかったので、美菜は頭を抱えた。「この話をするのは早すぎた」と後悔する。

 

さて一方で、明久の方はというと……立花 響が仲間になった、弦十郎自ら鍛えられた彼女は、ノイズ退治に出撃をしていた。

 

明久も翼や奏と共に出撃をして、響をフォローしながらノイズを倒していく。

 

「くらえ!!チャージバスター!!」

 

炎属性も雷属性をつけずにチャージバスターを発射させて、ノイズ達を吹き飛ばした彼は着地をした。そして、フレイムアーマーを装着をして、ライカをブレードモードにしてノイズを攻撃をする。

 

「くらえ!!炎一閃!!」

 

炎の斬撃をお見舞いしてノイズを撃破した。

 

「明久ーーーーー!」

 

翼や奏、響が明久の元へ集まってきた。仮面を外して、彼女たちと話をしていると、明久はプロテクションを張りガードをした。

 

「明久!?」

 

「気を付けて、まだいるみたいだから……」

 

彼の言う通り、鎧を着た少女が現れた。驚いたのは彼女の方だった……明久の顔を見て、鎧を付けた少女は目を見開いた。

 

「え……どう…、し、て?」

 

「君は!!」

 

「「アキヒサ兄ちゃん(クリスちゃん)!?」」

 

ネフィリムとの戦いの後、次元の穴に吸い込まれてバルベルデ共和国に飛ばされた時、明久は、とある家族を助けた。その時に自分と再会を約束した銀色の髪の女の子を忘れるはずもない。

 

今ここにいる彼女が、どうして二年前に盗まれたといわれている“ネフシュタンの鎧”を纏っているのか……?お互いに見つめ合っていると、翼がイライラした口調で声をかけた。

 

「明久!!」

 

「ご、ごめん!」

 

「く!!」

 

クリスは一旦退がり、自分の目的を果たす為に任務を開始する。

 

「私の目的は融合症例(そいつ)をさらうこと!!」

 

「響ちゃんか!!」

 

「私!?」

 

「でああああああああああああ!!」

 

ネフシュタンの鎧を着たクリスから放たれた鞭が響を襲う。だが明久はランサーモードにしたライカでクリスが放った鞭をはじかせ、上から翼と奏が突撃をしてクリスに攻撃をしようとした。しかし、彼女は鞭を回転させて二人が放つ攻撃を弾かせる。

 

「「ぐ!!」」

 

「きりがないな……ノイズ共!こいつら、抑えろ!!」

 

クリスが持っている杖からノイズが現れて翼と奏を抑えにかかった。明久は響を守るためにライカを構える。

 

「…………まさかこんな風に再会するなんて思ってもなかったよ、クリスちゃん。」

 

「アタシだってそう……こんな風に会いたくなんてなかった。」

 

「でも、どうして君が……!」

 

「ごめん、アキヒサ兄ちゃん。今話をしている場合じゃないんだ!!ノイズ共!アキヒサ兄ちゃんを抑えておいて!!」

 

クリスは明久を抑えるためにノイズを放ってきた。彼は慌ててライカを銃モードにして、ブラスタービットを射出し、ノイズ達をビーム責めにする。

 

「仕方がない!!シューティングバレット!!」

 

ライフルから放たれた弾丸が爆散し、拡散ビームが放たれ、クリスが放ったノイズたちを次々に撃破していく。

 

「く!!」

 

クリスは回避したが、ノイズ達は命中して、爆発する。明久はすぐにライジングシューズを使い移動をして、ライトニングアーマーへと変えて地面にライカを突き刺す。

 

「ライトニングスパーク!!」

 

地面に突き刺して範囲のノイズ達を殲滅してから、明久はクリスの方を見やった。彼女はこれ以上は不利と判断して撤退することにした。

 

「アキヒサ、兄ちゃん……」

 

彼女はこちらを一旦見てから撤退をしていく。明久は、遠ざかるクリスを一瞥した後、彼女達にヒーリングの魔法を放って回復させる。

 

「ありがとう、明久」

 

「気にすることはないよ」

 

明久はそういいながらクリスが去った方角を見ていた。

 

(クリスちゃん、どうして……)

 

明久はその思いを抱えたまま、基地の方へと帰還することにした。

 

クリスside

 

なんで……なんでアキヒサお兄ちゃんがあそこにいたんだ?あの時、パパやママを助けてくれたアキヒサお兄ちゃんがなんで!?

 

あたしは混乱をした頭のままアジトの方へと帰還をした。

 

「あら任務は失敗をしたのねクリス。」

 

「フィーネ、アキヒサお兄ちゃんがあそこにいたの知ってたのか!?」

 

「アキヒサお兄ちゃん?あぁ……あいつは二課の仲間だからな……ふふふふ」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

あたしはフィーネを睨んだ。アキヒサお兄ちゃんが敵?あたしには攻撃なんてできない……このネフシュタンの鎧だって同じだ。あたしの本来のギアはイチイバルと呼ばれるものだけど、あたしがイチイバルの装者だってばれないように装着させられたんだ。

 

「はぁ…………」

 

あたしはため息をついて、フィーネが用意をした部屋で休むことにした。またどうせ任務があるのだろうなと思いながら……。

 

クリスside終了

 

二課ではネフシュタンの鎧が出現で湧いていた。

 

「ふむ……まさかネフシュタンの鎧が現れるとは思ってもいなかったな……それに明久君は装着者を知っているみたいだな」

 

ふむ……と弦十郎は両手を組みながらモニターを見ていた。




次回 明久たちは夜にある聖遺物を運ぶように指示を受けた。その名前はデュランダル。それを岩国の基地まで運ぶ任務だ。だが敵は現れる可能性があると連絡を受けて彼女達は見張りをしている中、明久はどうもこの任務おかしいなと思いながら仕事をすることにした。

次回「デュランダル。」
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