バカとリリカルとシンフォギアと召喚獣   作:桐野 ユウ

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文化祭開始

明久side

 

さて文化祭が始まった。僕は女性モードとなりチャイナ服を着て仕事をしていた。

 

「いらっしゃいませーーーー♪」

 

「えっとその……」

 

まぁお客さんの反応の意図はわかっている。要は胸である。かなりのボインボインの状態だから、男の人たちは困惑をしていますが、“そっち”のサービスはしておりませんので悪しからず(`・ω・´)

 

さーて次に来たのは……え?

 

「やっほーデース!!」

 

「こんにちは」

 

「あらあら可愛い子がお出迎えね(笑)」

 

来たのは、母さんを始めブライトさんたちであった。彼女達を席に案内をしてから調理の人にお願いをしようとしたけど、待てよ……確かウーノさんたちは人の倍以上に食べるはず。

 

「……ちらりとな」

 

僕は、ちらっと彼女たちの方を見ていると、期待に満ち溢れた顔をしている。ウェンディなんかはよだれを垂らして待ってる始末!僕は急いで調理場の方へと入り。チャーハンを始め色々と作っていき、翼たちが運んでいく。いやーお金はくれるのはいいけどバイキングじゃないんですけど!!

 

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

僕は急いで作っていく。材料などがなくなってきたら、他の子たちに買いだしをお願いをして次々に作っていく。

 

「明久、追加からあげにラーメンだって!!」

 

「ダニィ!?」

 

まだ食うのかってギンガにスバルちゃんもかあああああああああああああああああああ!!ええいやってやるさ!!

 

「やってやるやってやりますよ!!ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

それから僕は調理場で数十分の戦いをして……見事に勝ちましたわよ、おほほのほ……満足して出ていく姿を眺めながら、作って良かったと思うよ。ブライトさんは苦笑いをしながら支払いをしていた。

 

「す、すまない明久君」

 

「お気になさらずに……あははははは……」

 

「とりあえず、これだけあれば大丈夫だよね?」

 

「えぇ大丈夫ですよ、毎度あり……」

 

彼らが出ていった後、ほかのみんなも僕も疲れていたので一旦店を閉じた。

 

「……疲れた……いやまじで……」

 

「明久、なんなんだあの人たちは……?」

 

「まぁ僕の知り合い……かな?」

 

ごまかした後、しばらく休憩をして、交代時間となったので、僕は裏の方に行き女性モードを解除する。ふぅ……魔力を使っていないはずなのに、どっと疲れた。とりあえず、表に出ると、クリスちゃんが僕を見つけた勢いで、僕を引っ張って走りだした。

 

「ちょっと、クリスちゃんストップストップ!!」

 

「あ、アキヒサお兄ちゃん、お願いかくまって!!」

 

「何があったの?」

 

「雪音さん、見つけた!!」

 

「お願い!!出場して!!」

 

「嫌だよ!!あたし……人の前で歌うなんて……恥ずかしいよ……」

 

「あ、吉井先輩も言ってもらってもいいですか!!」

 

「えっと、どういうことだい?」

 

彼女たちから説明を聞くと、どうやらステージでカラオケ大会があるので、クラスの皆はクリスちゃんに出てほしいと頼んだら、逃げ出した、と。確かにクリスちゃんはソネットさん達の子どもだから歌がうまいかもしれない……

 

「あたしには無理だよ!!」

 

「でも僕は聞いてみたいな、クリスちゃんが歌っている姿も見たいしね。もし歌うなら、僕も応援するよ」

 

「え!?」

 

クリスちゃんは僕の頼みを聞いてくれたのか、一度顔を俯かせてから決意をしたようだ。

 

「私出る!だからアキヒサお兄ちゃん、必ず見に来てね!!」

 

「もちろんさ!」

 

彼女は念押しをして走っていく姿を見届けた後、僕はステージがある場所へと向かう。そして、そこで、ブライトさん達の姿を見つける。

 

「やぁ、明久君」

 

「ブライトさんらどうもです」

 

「なのは君たちならステージの方へ行ったよ?」

 

「ステージに?」

 

「そうカラオケ大会がこの後行われるだろ?それで調ちゃんと切歌ちゃんも出るといって今ステージの裏の方へといったよ?」

 

「まじですか……」

 

ステージに集中すると、最初に出てきたのは響ちゃんたち仲良し五人グループだった。いやー、流石リディアン、皆、いい歌声を持ってるね……次に出てきたのはなのはたち六人組だ。僕の姿を見たのか手を振ってきたので僕も手を振り返すと、彼女達は嬉しそうに笑っていた。本当にあの六人は仲がいいね……歌は、六人とも上手かったとだけ言っておこう。次に出てきたのは調と切歌の二人だ。

 

この二人が歌ったのはツヴァイウィングの曲だった。ふむ二人ともコンビネーションが強いからね……点数の方も高い。おっと次はクリスの番みたいだ。

 

『雪音 クリスです』

 

ぺこりと挨拶をしてから、彼女はマイクを持ち、歌を歌う。なんていい歌声なんだ……とても美しい声だな……ほかのみんなもすごかったけど、流石だねクリス!そして結果発表が始まり、優勝はクリスに決まった。

 

彼女は突然の拍手に驚いている様子だった。なのはたちも拍手をして、クリスがトロフィーをもらった姿を見てから僕は離れる。

 

弦十郎さんから連絡があり、ノイズが出現したと聞いて学校を後にする。




次回 明久たちは現場に到着をして現れたのを見て目を見開いた。そこにいたのはかつて明久が倒したはずのネフィリムだった。

そして現れる島田たちとFFF団R・・・果たして!!

次回「ネフィリムの復活!!」

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