バカとリリカルとシンフォギアと召喚獣   作:桐野 ユウ

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ジェイルの決意

基地へ帰還後、明久たちが司令室へと行くとブライトのとジェイルがいた。

 

「ブライトさん、どうしたんですか?」

 

「……私は君達に嘘をついていた。私はブライト・ノアという名前ではないのだよ。」

 

「「「「「「え?」」」」」」

 

「どういうことですか?」

 

「ギンガ君、スバル君……そしてフェイト君とアリシア君には謝らないといけない。特にフェイト君は私を憎んでくれてもいいんだ……」

 

「どういうことですか?」

 

「F計画(プロジェクトF.A.T.E)」

 

「!!」

 

「私の本当の名前はジェイル・スカリエッティだ」

 

「ジェイル・スカリエッティ……でもDr.スカリエッティは死亡したって……」

 

「表向きはね?私がこうして生きているのは明久君のおかげなんだよ」

 

「アキの?」

 

「もしかしてレアスキル!?」

 

「・・・・・・そうだ、彼は私を一度仮死状態にしてから、自分のレアスキルを使い私を蘇らせてくれたんだ。そして、彼と過ごしているうちに、私は気づいてしまったんだ、自分がしでかした愚かさを……。私はフェイト君とアリシア君に辛い思いをさせてしまった。そして、ギンガ君とスバル君の技術も私の理論が使われているのも判明してね…………今まで黙ってたのは、怖かったからだ」

 

「………………………」

 

「フェイト…………」

 

「君が恨むのはわかる。私は恨まれても当然だからね…………」

 

「お父様……」

 

フェイトは無言で俯く。アリシアが声をかけていると、彼女は顔を上げてからジェイルを直進した。

 

「ブライトさん、いえ、ジェイルさん。」

 

「……………………」

 

「私は…………あなたを恨んでいません」

 

「え?」

 

「……もしあなたがF計画を作ってくれなかったら、私はなのはやアリサ、すずかにも出会えていません。それに姉さんや母さんとも暮らせなかったんです。そして、」

 

彼女は明久の隣へと近づき、抱き付く。

 

「ふぇ…フェイト!?」

 

「明久にも会えませんでした。だから私はあなたを恨んだりしません、ジェイルさん」

 

「フェイト君……!」

 

全員がその様子を見守る中、翼は、フェイトを抱きしめている明久を引っ張り自分の前に立たせる。

 

「どうしたの、明久?」

 

(翼……恐ろしい子……!)

 

彼は冷汗を出しながら、彼女に考えていることを伝える。

 

「いや少しだけね。この間のぼくのデータといい……奴らはどれだけ僕を倒そうとしているかなって思ってさ」

 

「明久……」

 

「……………」

 

彼は何かを決意をした目をしており、後ろで見ていたクリスは何か嫌な予感がしていた。

 

明久side

 

僕は準備を整えて、ライカを持つ。

 

『マスター……』

 

「わかってる。だけど連中の狙いはぼくだ……僕が行けばなのは達に被害はない」

 

『学習能力が無いのですか、アナタは!?』

 

「わかってよ、ライカ、翼たちを巻き込みたくないんだ」

 

『……わかりました。私はマスターの相棒です。あなたが行く道を共に行きましょう!ナハトさんとリインさんも同じ気持ちです』

 

「サンキューです」

 

僕が部屋を飛びだして、連中がいるであろうアジトへと向かうことにした、なのは達を巻き込まないために。

 

「待って!」

 

振り返るとクリスちゃんがいた。

 

「クリスちゃん、どうして?」

 

「嫌な予感がする…お願いアキヒサお兄ちゃん、私も連れてってよ!!」

 

「……駄目だ。こればかりは僕の問題だからね。クリスちゃんを連れて行けない……」

 

「でも!!アキヒサお兄ちゃん一人で戦うなんて無謀だよ!!」

 

「確かに無謀かもしれない。だけど、元を辿れば、僕が信じてきた結果がこれなんだ、彼女達が改心すると信じた結果が!だから僕自身がやらないと行けないんだ!!」

 

「だったらそれは私達も一緒じゃダメなの?」

 

「え?」

 

振り返ると全員が揃っていた。

 

「皆……どうして?」

 

「明久君のことだから、一人で行こうとしてるんじゃないかって私達そんな感じをがしたの。それで……」

 

「なのは……」

 

まさかそこまで読まれているなんて思ってもいなかったよ。←ワンパターンだからですね。

 

「明久、一人では行かせないさ。私たちは仲間だろ?」

 

「翼……僕は……」

 

「だからこそ私達は共に戦わないといけない。明久一人の敵じゃない…………私達の敵でもある。」

 

「だけど!」

 

「あ゛ー!もうじれったいわね!!」

 

するとアリサは僕を引っ張りキスをしてきた……って!?

 

「え?」

 

「「「「「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!」」」」

 

「アリサ?」

 

「……あたしたちはね、あんたがいなくなったとき何もできなかった!なのはを守るためにあんたがあたしたちの前から消えた時に全員が涙を流した!あんな気持ちは二度とごめんよ!!」

 

「アリサ……」

 

「だから……あんたを一人で戦わせない!!あたしたちだってで戦えるのよ!!だから一人で抱えこもうとしないでちょうだい!!」

 

「ふふふ、アリサに言われるとはね……降参だよ」

 

ぼくは観念して、座って、翼たちを見る。

 

「僕にはこーんなにも頼もしい仲間がいるんだよな……」

 

「何を言っているんだ明久、私達は仲間であり……その……」

 

「翼?」

 

「もう駄目!!」

 

彼女は突然僕に抱き付いてキスって……またか!?

 

「翼さん!?」

 

「翼!?」

 

「あき…ひさ……!」

 

「あらあらもてる男はつらいわね〜♪」

 

「って母さん!?どこから見てたの!!」

 

「少し前よ、クリスちゃんが待ったをかけた時から♪」

 

「最初からじゃないすか!?やだーーーー!!」

 

僕は恥ずかしすぎて破裂しそうだった。

 

(((((明久お兄ちゃん可愛い(デース))))))

 

でも、みんな、本当にありがとう…………!




次回 恥ずかしくなり明久は顔を赤くしている中、島田たちは準備を整えている。フロンティアの準備なども色々としていく中明久は未来と響と共に東京スカイツリーへとやってきた。

だが突然としてノイズが発生をして響はガングニールを纏い明久は未来を守るためにその近くで戦う。

次回「東京スカイツリー攻防」

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