バカとリリカルとシンフォギアと召喚獣   作:桐野 ユウ

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「前回 僕たちはDクラスとの戦いに勝利をして月曜日にはBクラスと戦うことが決まった、あれ?はやて勘違いをしたってこと?」

「ううう恥ずかしいで!!つい明日屋と思ったんや!!」

「あはははは、はやても間違うことあるんだね(笑)!!」

「アリシアちゃん、そんなに笑うことないやん!!(´;ω;`)」

「よしよし」

「うう・・アキ君ーーーーー」

「あ・・・ずるい・・・・」

「では始まり始まり」


再会

明久side

 

今日は土曜日、僕はアリサたちにある場所へ連れていかれている。

 

「ねぇ、なのは・・・・」

 

「なに明久君?」

 

「どうして僕は目隠しされているの?」

 

「内緒だよ、着いたら外してあげるからね?」

 

土曜日の朝、アリシアが僕の布団にダイビングアタックをして、朝から苦しかった。そしたら、いきなり目隠しされて今の状態になっている。

 

音からして、今は車で移動しているみたいだ・・・だけどいったい僕はどこに連れていかれるのだろうか・・・わからないな・・・。

 

ライカside

 

私たちデバイスたちはマスターたちから離れた場所にいた。今、私の隣にいるのはレイジングハートとフレイムアイズです。

 

『ライカ、今まで話ができませんでしたが、ここならゆっくりと話ができますね」

 

『そうだな・・・で、今まで何してやがった?』

 

『・・・・・・・・・・・』

 

『言っとくが、黙秘権は使わせねぇぞ?』

 

『駄目ですか?』

 

『駄目に決まってんだろ、このポンコツ!!お前さん達と連絡取れねえから、みんなどんだけ探したと思ってんだ!?』

 

うーん、確かにマスターと私はすぐに連絡はできませんでしたけど・・・色々とありましたからね・・・全て話せるとは言い辛いものですし。

 

『おいコラ、聞いてんのか!?』

 

『うわ!!びっくりした!!』

 

私が考え事をしていたら、いきなりフレイムアイズが目の前にいたのでびっくりしてしまいました。そういえば・・・

 

『そういえば私たちは今日どこへ行くのですか?』

 

『話をそらすな!!』

 

『まぁまぁフレイム落ち着いてください。今から行くのは翠屋ですよ?』

 

『翠屋・・・つまりなのはさんの実家ですね?』

 

『そういうこった』

 

なるほど、ですが翠屋ですか、マスターと一緒に行ったのが懐かしいですね・・・

 

明久side

 

車が止まったのを確認をして僕は目隠しがとられた。懐かしいな、翠屋か・・・。

 

「ここって・・・」

 

「明久君・・・久しぶりだね?」

 

「え?」

 

僕を出迎えてくれたのは、なのはのお父さん…士郎さんだった。

 

「士郎さん・・・えっと・・・6年ぶり・・・ですね」

 

「あぁ、本当によかった・・・なのはから君が行方不明になったと聞いたときは驚いたよ。さぁ中に入ってくれ、君と再会を喜ぶ人たちが待っているよ?」

 

僕は士郎さんに引っ張られて中へ入る。そこにいたのは・・・・

 

「久しぶり明久君!!」

 

「よう明久、元気そうでよかったぞ」

 

「美由紀さん・・・恭也さん・・・」

 

「うふふふ、明久君、よかったわ・・・・」

 

「桃子さん・・・・・」

 

そう僕を迎えてくれたのは高町一家だった。それだけじゃなかった・・・

 

「明久君、元気そうでよかった・・・」

 

「デビットさん、マリアさん・・・・」

 

「明久様、よくぞご無事で・・・」

 

「鮫島さんも・・・お元気そうで・・・・」

 

僕に執事のやり方を教えてくれた鮫島さんにアリサの両親デビットさんとマリアさんだ。

 

「本当、すずかがずっと泣いていたのを思い出したわ(笑)」

 

「お姉ちゃん!!」

 

「明久さまーーーーげんきでよかったですーーーー」

 

「ファリンさんにノエルさん、それに忍さんも・・・」

 

「しかしまぁ明久が元気でよかったぜ!!」

 

「アルフ!!」

 

「よう久しぶり!!」

 

そうここにはかつて僕がお世話になっていた人たちがいた。それだけじゃなかった・・・

 

「久しぶりだな・・・明久・・・・」

 

「クロノ・・・それにユーノかい?」

 

「うん、明久、前よりも魔力が上がっている気がするよ」

 

「あぁそれは僕もわかる。しかし明久・・・君は今まで何をしていたんだ?僕たちが一生懸命探しても見つからなかったのに・・・」

 

「ごめんクロノ、僕も色々とあってね・・・それで魔力に関してはずっと鍛えていたんだよ・・・あんな思いをするのは僕一人で十分だ・・・」

 

「明久?」

 

ごめんクロノ、今は言えないよ・・・いつか必ず話すから、今だけは普通でいさせてほしい・。

 

僕は、今、近所を歩いている。かつて通っていた小学校を歩いて、そこから近くの公園へ着いた。

 

「あっ、ここって・・・僕がなのはと初めて会った場所だ・・・・・・」

 

そう、ここで僕はなのはと初めて会ったんだ。あの時は士郎さんが入院をして桃子さん達が忙しくてなのはの相手ができなかったんだっけ。それで僕は公園で一人で遊んでいるなのはに出会ったんだよね・・・

 

そこから彼女といろんな話をしたんだっけ・・・

 

「明久君ーーーって・・・あ・・・・」

 

なのはが僕を見つけて走ってきて公園を見る、彼女も懐かしそうにしている。

 

「懐かしいな・・・ここで初めて明久君と会ったんだよね・・・泣いていた私に明久君が声をかけてくれて、本当に嬉しかった・・・」

 

「なのは・・・・・・」

 

「あの時はいい子でいなくちゃってずっと思っていたからね・・・そこに明久君が来て話を聞いてくれて・・・お母さんたちに本当の思いを伝えて、ありがとう明久君」

 

「・・・・・・」

僕は首を横に振った。

 

「僕はアドバイスをしただけで、あとはなのは自身がしたことだから・・・僕は何もしてないよ?」

 

「ううん、明久君はずっと私に勇気をくれていたんだよ?知らなかったと思うけど・・・初めて魔法を使ったときも明久君は隣にいてくれたよね?アリサちゃんたちと喧嘩をしたときも・・・フェイトちゃんと一騎打ちをする時も・・・私は明久君が隣にずっといてくれたから・・・魔法を使うことができた」

 

「なのは・・・・・・・」

 

「だからあの時ずっと泣いていた・・・明久君が私をかばって消えてしまったとき・・・私は自分を責めた・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・・・」

 

なのはを見ると涙を流していた。あの時の光景を思い出してしまったんだ・・・あの時、僕はなのはを守るためにガジェットの攻撃をくらい、そのまま間近でフレイムプラズマバスターを放ってあの爆発を起こしたんだ。

 

それが彼女の心を傷つけてしまったのか・・・

 

「なのは・・・・・・」

 

「ずっと・・・ずっと探して・・・見つけたとき涙が出たの・・・生きていてよかったって・・・・」

 

僕は気づいたらなのはを抱きしめていた・・・

 

「あき・・ひさくん?」

 

「ごめん・・・本当にごめんね、なのは・・・」

 

「あき・・・ひさ・・・くん・・・・・・」

 

「今は泣いていいよ?結界を張ったから・・・」

 

「ぐす・・・えぐ・・・うああああああああああああああああああああああああああ明久く----ん!よかったあああああ生きててよかったあああああああああ!!」

 

僕は彼女が泣き止むまで抱きしめる。今はこれくらいしか彼女にできない・・・本当にごめん・・・なのは・・・。

 

なのはside

 

「うぅ、ありがとう明久君・・・」

 

私は明久君に抱き付いて泣いてしまった。・・・あの時のことを思い出して我慢できなかったからだ。

 

あの時、私は明久君が行方不明になったと聞いたときのことを思い出した。

 

回想

 

『ん・・・・・・あれ・・・ここは?』

 

『なのは!!』

 

目が覚めたらフェイトちゃんにアリシアちゃん、はやてちゃんにアリサちゃんとすずかちゃんがいた・・・私はすぐに病院だとわかった。

 

『そうだ!!明久君は!!』

 

『『『『『・・・・・・・・・・』』』』』

 

皆?どうして黙っているの・・・なんで?

 

『・・・・なのは・・・明久は・・・・・』

 

『明久君がどうしたの?』

 

『・・・・行方がわからないんや・・・あの爆発の後、爆心地周辺を探したんやけど・・・全然見つからなかったんや・・・』

 

『そ・・・そんな・・・・・』

 

私は病院のベットで涙を流した・・・私が・・・私のせいで・・・・

 

『私が・・・明久君を・・・私が・・・・・』

 

それからずっと私は任務が終わった後も明久君を探し続けた。フェイトちゃんやアリシアちゃんも執務官の仕事が終えてから、はやてちゃんやアリサちゃん、すずかちゃんも探したけど・・・時は流れるのは早かった・・・。

 

でも今、私はうれしい。明久君と再会できて一緒の学校に通っているから・・・。

 

なのはside終了

 

明久side

 

さて僕たちは遅くなるといけないので泊まっていくこととなったが・・・

 

「僕は誰の家に泊まるの?」

 

「「「「「「なら私の家に・・・ってえ?」」」」」」

 

「明久君と付き合いが長い私の家だよ!!」

 

「なに言っているの、なのは?明久は私と姉さんのところに泊まるんだよ?」

 

「そうだよなのはちゃん」

 

「何言ってるんや!!わたしの家やで!!アキ君は!!」

 

「違うわよ!!明久はうちの家に泊まるのよ!!」

 

「違うよ!!私の家だよ!!」

 

っと喧嘩をする六人・・・本当に僕はいったい誰の家に泊まるんだ・・・ってか親とか応援をしてるし・・・。

 

「ねぇライカ」

 

『なんでしょうかマスター・・・』

 

「いや彼女たちを見ていると懐かしくなってきた・・・って感じがする」

 

『確か、前もこうしてマスターを誰の家に泊まるかで揉めましたねw』

 

「そうだったね・・・あの時は確かじゃんけんで決まったんだよね?」

 

『えぇ、ですが今回はそうはいかないみたいですよ?』

 

彼女たちの方へ向き直すと、バリアジャケットを纏っている・・っておい!?

 

「なんで!?」

 

「うふふふ」

 

「あははは」

 

「ふふふふ」

 

全員が笑っているけど目に光がありません・・・いやハイライトさん仕事をしましょうよ・・・うん・・・

 

『どうしますかマスター!!』

 

「はぁ・・・・仕方がない・・・ライカセットアップ」

 

『Set Up』

 

僕はセットアップをしてなのはたちの前に立つ、これ以上喧嘩をさせないために。

 

「全員落ち着いて、こんなことで喧嘩をしないで・・・僕、皆が傷つくの見たくない・・・・」

 

「「「「「「・・・・・・・・・・・」」」」」」」

 

僕の言葉を聞いて全員がバリアジャケットを解除をして、元の姿に戻った。いやー、十二時は、いや、一時はどうなるかと思ったよ。でも本当によかった・・・さて、僕、どこで寝ればいいんだろうか・・・?

 

結局、僕はフェイトとアリシアの家に泊まることとなった・・・

 

「アキと一緒ーーーーー」

 

アリシアは僕に抱き付いてきた。でかい胸が僕の左手をぎゅっと挟む・・って・・・!

 

「アリシアずるいよ!!私だって!!」

 

「うぇ!?」

 

フェイトが僕の右手に抱き付いてきて、両手に華というか、二人とも立派に成長して・・・「美人さんになったよ」

 

「「ふぇ!?」」

 

二人とも顔を真っ赤にしているけどどうしたのかな?

 

『マスター・・・途中から声が出てましたよ?』

 

「え・・・まさか・・・・・」

 

『はい、「美人さんになったよ」ってところは思いっきり口から出てましたよ?』

 

「まじですか!!」

 

こうして僕の一日は終わった。懐かしい再会を経て・・・僕たちは次のBクラスとの戦いを頑張るとしますか!!




次回 明久たちはBクラスと戦うために試験を二日間受けることにした、Bクラスとの戦いでは苦戦をすると考えたからだ。

次回「対決Bクラスとの戦い!!」

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