ロペ・ドラード
25歳
エドゥと同じ旧ザンスカール兵士の息子。
父親同士は戦友である。
旧ザンスカール軍拠点アベッハ
さて、今回の仕事の戦力はシノーペ級哨戒艇1隻とゾロアット2機ほどでいいだろう。サイド7はほぼ放置状態といっても過言ではないためコロニー自治軍などはない。そのため戦力は少なくてもよいだろう、いやむしろ少ないほうがいい。連邦軍の駐留軍はいないがルナツーの連邦軍は脅威と言わざる負えない。俺の完全な状態のゾロアットでも連邦のMSジェイブスには分が悪い。ならば目立たないよう、なおかつ迅速に仕事を終わらせなければ。
パイロットは親父の戦友の息子、つまり俺と同じような立場のロペでいいだろう。決行日は追って向こうから指定するそうだ。近いうちではあるらしい。
あと問題なのは海賊連中の戦力だが・・・詳しいことは不明らしい。大した戦力ではないはずだが。まあそうだろうな、サイド7で大規模な戦力を保持することは不可能であろう。
俺はフロア1に向かいロペを探した。ロペは格納庫のF90の前で腕を組み立っていた。
「ロペ、奴らからの件まとまった。大仕事だ、報酬もでかい。」
「ん?ああ、例の奴等か。で、どんな?」
「なに、ちょっとサイド7までのお使いみたいなもんだ。詳しくはこいつをみろ」
俺はロペにクライアントから受け取ったデータをみせた。
「こいつは・・・脱出ポッドか。なんだってこんなものを?いやまあいい報酬さえもらえればな。しかしサイド7か、危険な場所だが、それにしても報酬がすごいな、何か裏があるんじゃないのか?」
「まあ、あるだろうな、だがこんな報酬をぶら下げられたら断れん。」
「同感だ、裏があるならそこを覗かなければいいだけさ。それにお前が大将だ、お前が決めたことならみんな反対なんてしないさ。サラちゃんのことまでは保証できないがね。」
「・・・わかってるさ。」
ちなみにここアベッハのザンスカール残党の俺は一応リーダーのようなものになっている。親父が亡くなったときに引き継いだ形だ。(ちなみにあくまで残党軍のみであり後から合流したジャンク屋などは例外である。ジャンク屋は仲間というより商売相手といったほうが正しい。)
「ああそれとロペ、この仕事が終わったら少し話、というより相談がある。いいか?」
「相談?どうせサラちゃんのことだろ?大方この報酬をもらったらこの生活から足を洗うとかそういうことじゃないのか?」
「お見通しか。反対しないのか?」
「反対などできないさ。俺らは全員あんたの親父に恩がある、俺の死んだ親父も俺もな。まあさみしくはなるがここは大丈夫だ。好きなように生きたほうがいいぜ。」
「すまん。」
「なに、それより仕事だ。お前らバカップルの新しい門出を祝うためにもさっさと終わらせちまおう。」