アレックス・ハーディング
24歳
マハ所属の少尉(マハは軍ではないが階級は軍のそれと共通)
サラ・ウィリアムズ
24歳
12年前の事件から行方不明
トーマス・ウィリアムズ
62歳
サラの父親
連邦政府高官
あの事件 以前からマハの影響力自体は強かったが例のMS強奪政府高官の娘の誘拐事件からそれに拍車がかかったといえるだろう。
あのような事件を防げなかった軍に批判が殺到、地上での治安維持はそれから主にマハの仕事になった。
あれから12年がたち俺ももう大人になった。
サラの父親とはあれ以来も家族での交流がありそのコネ・・・というと聞こえが悪いが俺はマハにいる。
そう俺はあの悪名高きマンハンターの一員となった。
あれから大規模な捜査が行われたが結局サラとF90・・・正確にはF90Ⅱは発見できなかった。
隠す場所などいくらでもある。それこそ連邦政府をよく思っていない連中は多くもしF90が宇宙に持ち出されていたとしたらなおさら発見は困難であろう。
せめて、せめて君だけでも戻ってくれたら・・・
今ならわかる まだ12だったが初恋には十分な年齢だ。
俺はサラのことを好きだったんだと思う。いやそうだった。
そして月日が経つにつれテロ組織への憎悪が増していった。
もう君は生きてはいないだろう。 ならその仇はせめて自分の手で付けたい。
あれからの俺はその復讐心 その一心で努力してマハのパイロット、士官学校を卒業して少尉にまでなったのだ。
・・・が、このままで敵を討てるのだろうか?
宇宙に比べるとMSを持ち出しての反政府運動など地上ではそうは起こらないのだ。
奴らの手がかりすらない ザンスカール製のMSを使用していたことくらいだ。
もしザンスカール残党ならもう地上にはいないだろう。
ザンスカール紛争からかなりの時間がたったがいまだにそういった残党の活動は宇宙ではかなり報告されている。
もっともかつてのジオン残党のような思想があるというよりも生きるための海賊行為といったところらしいが・・・
ここニューヤークでの治安維持など俺はしている場合ではないのに・・・
確かにニューヤークは大都市で任務の重要性はわかる。だが守るより攻めなけば、問題の根源をなくさなければ反政府テロリストなどいつまでたってもいなくならないのだ。
不甲斐ない軍の連中、連中さえしっかりやっていればこんなことにはならなかったのだ。
現在連邦軍の活動の殆どが宇宙である。せめて宇宙でちゃんと活動さえしていればいいのだが現在の宇宙は地球とは比較にならないほど荒れている。
もはや宇宙においての連邦政府の影響力はないに等しく、親連邦派コロニーの数個のサイドに軍は駐留しているもののそれ以外のコロニーや月の幾つかの都市を除けば殆ど影響力はないのだ。