ロベルタ・オルティス
32歳 女性
ザンスカール残党軍ティンブレの首領
旧ザンスカール軍拠点アベッハ フロア1 格納庫
例の地球でのアデレードの件のこともあり俺はサラになかなか話を切り出せないでいた。
まあ足を洗うと言っても急いでいるわけではない。時間はたっぷりあるので移住先のコロニーをゆっくり選んでもいいだろう。(ある程度の金とツテがあれば非合法だがコロニーの戸籍を買うことは可能)それに先日のフロンティアⅣの事件のこともある、変なコロニーを移住先に選んでしまっては元も子もない。
しかし気になるのはティンブレとかいう連中だ・・・あいつら何が目的なのだろうか?今更帝国の復活などできるはずがない。今連邦政府にテロを仕掛けたところで何の得になるというのか・・・
「なあロペ、あのティンブレとかいう残党軍のことどう思う?」
「どうって言われてもな、それに俺は残党軍とはいえ生まれた時には既に帝国は無かったからなぁ・・・だが連中のやっている事はとても正気とは思えないとしか言いようがないな。」
「そうか・・・ん?警報だと!?」
格納庫に警報が鳴り響き当たりがざわつき始めた。
「なんだ!?レーダーに反応!?包囲されているだと!?」
「艦艇2隻にMS20機以上!?まさか連邦軍に見つかったか?」
いや違うな、連邦軍ならこの時点で攻撃あるいは投稿勧告を出してくるはずだ。それにミノフスキー粒子も散布されていない、ということはこれは戦力を見せつけているということか・・・
「アンノウン艦の艦種は・・・カリスト級巡洋艦、これは・・・」
間違いない、奴等はどうやら俺達と同じ残党軍ということになる。
「周囲のMSにゾロアット以外にリグ・シャッコーとザンネックが確認できるな・・・MAまで持ってやがるのか、あれはビルケナウの改造機か・・・」
ありえない、あのようなMSを今まで維持してきたというのか・・・特にザンネックなどその機体自体がとてもテロリストに維持できたものではない。
「エドゥ、奴等ここに入港を打診してきてるぜ、どうする?」
「どうするも何もこんな戦力差があっては戦っても結果は目に見えてる、受け入れるしかあるまい・・・」
まさかこいつらがティンブレか?一体何の用事でここに来たのであろうか?
しばらくして港の入り口にザンネックとリグ・シャッコーが侵入してきた。(ザンネック・ベースは装備していないようである。)
「仕方があるまい、とりあえず酸素ブロックにパイロットを来させろ、話を聞いてみなければ連中の目的もわからん。」
しかしザンネックから降りてきたパイロット、あれはどこかで見覚えがある気がする。距離がありパイロットスーツ越しなので顔がよく見えないが、あれはまさか・・・