宇宙
※サラ視点
「聞こえているか、サラ?」
「はい、大丈夫・・・機体にも問題ありません。」
「なら規定通り模擬戦を開始する。敵機役は木星のMS3機・・・くれぐれも無理はしないように・・・」
「わかってるわエドゥ・・・サラ機出ます!」
機体がカタパルトで艦から射出される。このイーディムという機体はとても使いやすい。勿論性能も申し分ない、これが反政府組織の持つMSだというのが驚きだ。もっとも中身は連邦のMSと同じだと言う話を聞いた・・・つまりは結局アナハイム製と言うことだ。
エドゥはあれからズィー機構のMSの教官のようなことをやっているらしい。なんでも実戦経験のあるパイロットはここでも貴重らしい。
後ろから後続の2機が艦から射出され私の機体に続いた。
「えっと・・・敵はフーピテルの重装タイプ2に軽装タイプ1、性能は向こうが上・・・でも!」
以前から木星のMSとの模擬戦が実施はされてはいた・・・カタログスペックでは向こうが上らしいのだが戦績は五分五分と言ったところである。
「敵機捕捉、回避運動!」
敵機のバスターランチャーがこちらの編隊を掠める・・・いや、実際には模擬戦なので発射はされていないのだがカメラにはそう映る。
相手のバスターランチャーはビームシールドを貫通できる性能がある・・・注意しなければ・・・
「3番機は隕石の陰に隠れて敵機がシールドを展開したらブルーノ砲で援護お願いします!」
・・・いた!ビームシールドの光、あれは軽装のアギラタイプ!
敵機がライフルを発射、こちらもシールドを展開してそれを防ぐ。
2番機のイーディムがライフルで応射、私もそれに倣った。
おびただしい数のマイクロミサイルが私たちに殺到・・・重装タイプも前に出てきたようだ。
「だけど・・・そんなに大荷物はMSには不要なんです!」
軽装タイプを2番機が相手してくれている間に私はヴェスバーを発射、敵機の重装ピトンタイプに命中、撃墜判定を取った。
もう1機の重装タイプが拡散メガ粒子砲を発射、さらに有線式の腕をこちらに伸ばしてきた。
私はビームソードアックスを抜き有線ハンドを薙ぎ払う・・・だが回避されこちらにビームガンを発射してきた。
・・・味方の信号が一つ消失した!?、2番機がやられたようだ。
軽装タイプのアギラがこちらにライフルを発射、敵機2機から十字砲火を受けるハメになってしまった。
その時3番機のイーディムがランゲ・ブルーノ砲改を発射、軽装タイプに命中した。
撃墜判定こそ取れないものの被弾した箇所の損傷をコンピューターが計算してそれがダメージとして反映される・・・動きが鈍くなったようである。
「敵機の伸びる腕に何かいい武器が・・・これを使えばいいの!?」
バイオコンピューターから伝えられた有効な武装、サンドバレルを敵機の有線ハンドに発射、損傷の判定が出たようで伸びる腕は使用不能に陥ったようだ。
「これで!!」
私はビームソードアックスを構え敵機に突撃、発射されたマシンキャノンをシールドで防御しながらそのまま敵機を斬りつけた。(もちろん実際にはビームソードアックスは展開されていない)
「あと1機・・・3番機が倒したの!?」
先ほどブルーノ砲が直撃した影響もあってか3番機がそのまま軽装タイプを倒したようだ。
「よし模擬戦終了だ、全機帰投!」
艦からアナウンスが入り周りのMSも再び動き出し帰投していった。