宇宙
「3号機各部動作問題なし、ミノフスキードライブ動作良好。」
「こちら管制、了解。只今より模擬戦を開始する。」
さて、このマンマシーン・・・従来の小型MSより大型化しているとはいえクィン・マンサよりは遥かに小型だ・・・使い勝手はどうなのか・・・
「武装はシンプル、MSとしては十分・・・いやマンマシーンだったな、しかしビームシールド無しとは思い切ったことをする・・・」
敵機はジェイブス3機、そのうち1機にツインヴェスバーがいるようだ。それに向こうの隊長機は連邦軍のロバート・マクラウド大尉・・・ルナツーの精鋭という事は腕も相当なはずだ、楽に勝てる相手ではないだろう・・・しかしこちらにはドライブがある。
「さて敵機はどこだ・・・相手はこちらのライフルのスペックを知っているのだからビームシールドは使わないはずだ・・・そこか!!」
機動性で圧倒すれば勝てるはずだ、それに量産型ミノフスキードライブのデータ取得という目的もある・・・最大出力で行かせてもらう。
向こうが数の理ならこちらは性能を最大限生かすまでであろう。
「ツインヴェスバーがこちらを狙ってきたか!!だがそれでは動きが止まるぞ!」
ヴェスバーなどビームシールドが無いのだから無用の長物に過ぎない、少なくとも今の戦いでは・・・
俺はビームライフルを発射、ジェイブスTV装備に命中し撃墜判定を取った。
「これは模擬戦なのだから実際には発射されていないのだがこの新型ライフルという奴はすごいな・・・あと2機!!同時にくるか!?ならば!!」
俺は自機のミノフスキードライブを全開、ドライブを搭載していない機体とは一線を画する推進力で敵機を引き離す。
「何!?ビームシールドを展開しただと!?的になりたいのか!?・・・いや囮になる気か!!」
一瞬・・・一瞬とはいえ俺はビームシールドの光に視線を奪われた・・・それが戦場では命取りになることは多い。
いつの間にか死角から接近してきたもう1機のジェイブスがサーベルを構え斬りつけてきた。
「グッ!シールドが破損判定・・・防いだとはいえ実体盾では仕方あるまい、だが!」
俺もサーベルを抜き反撃、鍔迫り合いが発生する。
だがこちらはマンマシーンだ、それも素の状態ではない、このまま力で押し切れる。
相手のジェイブスが力負けしそのままサーベルで両断・・・いや撃墜判定が出た。
「という事はもう1機が大尉か!!・・・上!?」
「そういうことだ、ロートルとはいえわざと負けてやるつもりはないのでな。」
シールドを失ったので敵機の攻撃は回避するしかない、牽制のバルカンが厄介だ。
もう既にマクラウド大尉のジェイブスはビームシールドを解除している・・・ならばこちらのジャブも通りがいいはずだ!
このサンドバレルという武装はなかなかに使い勝手がいい、タイミングを合わせればビームの迎撃にも使える優れた武装と言える。
散弾が命中しジェイブスの足が止まる、だがそれでも向こうがバルカンを発射、こちらのビームライフルに命中判定が出た。
「チィッ!ライフルがやられたか!ならとれる選択肢は一つだけになる!」
体制を立て直したジェイブスのビームライフルを避けながら俺は敵機に急速接近する。
「速い!これがマンマシーンか!?だが避けられなくはないな!!」
「サーベルが躱された!?ならば!!」
俺はジェイブスに機体をぶつける、模擬戦でここまで激しい機動をして整備士泣かせな運動と言える。
「やるな人狩り!だが小型のこちらにもやりようはあるぞ!」
今度は敵機がこちらに蹴りを繰り出してきた、だが今のタックルのダメージで動きが鈍くなっているのかは分からないが動きが見える!これならカウンターでいける!
俺はサーベルを再び展開、蹴りを回避してジェイブスに斬りつける。
「こちらの負けだな、撃墜されたよ今ので。」
「・・・いえただこちらの機体性能のおかげですよ、同じ機体に乗っていたら負けていました。」
「いや負けは負けだ、それにこちらの方が数は上だったのだ。完敗だよ。」