宇宙
一体どうなっているんだ・・・
護衛の連邦軍の部隊が押されているなんてテロリストの戦力はいったいどれほどなのか・・・少なくとも護衛の部隊はもっと多くてもよかったはずである、軍の見通しが甘かったという事であろう。
こっちはライフルを装備していないというのに・・・もし交戦という事になれば負けはしないだろうが耐熱フィルムが破損でもしたら大変なことになる ビームシールドだけでも一応は突入できるらしいが・・・
だがもう2号機は突入態勢に入ってしまっている・・・ならば俺の3号機はテスト中止と言うことになってもいいが無防備な2号機を守らなければならないだろう
世話の焼ける中尉さんだ全く・・・だがまあ自分があの中尉に守られる立場に立つよりはいくらかましであるのかもしれない。
ミノフスキー粒子が濃いためか艦隊からの指示が届かない・・・ミノフスキー通信は使えるのだがそれもないという事はかなりまずい状況にあるのかもしれない。
「敵が見えた!突破してきたのはたったの1機か・・・」
正直1機で助かった・・・性能で負けるはずはないが何せこちらにはサーベルとサンドバレルしか今現在手持ちがないのだ・・・これで複数の敵に囲まれでもしたらまず勝ち目は無くなってしまうだろう。
「急接近してくるだって!?接近戦を仕掛けてくるつもりか!・・・あの機体は!?」
ガンダムタイプ!?テロリストがなぜ・・・
見間違うはずはないあの頭部は・・・しかしF90とは違う機体のようである。
しかしなぜ敵はライフルを撃ってこないのか・・・いや考えても無駄であろう。それよりも突入中の2号機をやらせるわけにはいかない・・・
急接近してきた敵をサーベルで迎え撃つ 何となくではあるが向こうのパイロットが誰であるかの想像はついた
何故であろう・・・これがNTの勘というやつかもしれない。
「ガンダム!乗っているのはサラか!」
「やっぱり!それに乗っているのはアレックス・・・あなたなのね!?」
「ああそうさ!だが君はもう俺の知っているサラではない!」
敵のガンダムを振りほどきサンドバレルを発射 相手のライフルの破壊に成功したが・・・マシンガンも持っているのか向こうは!!
「お願い!!私の話を聞いて!!私は確かに自分の意思でここにいる・・・でもパパを殺したりなんてしてない!!もちろんアレックスの両親だって・・・」
「そんな世迷言!!ならばなぜ君は戻ってこない!?」
「それは!!・・・もう私だって大人だよ?あれから13年も経ったの・・・愛した人がいるからもう戻らない・・・もう私の人生は宇宙にあるから・・・」
「なにっ!?グゥッ!!」
敵のガンダムからワイヤーのようなものが伸びこちらに絡みついてくる これはいったい・・・
「こんな紐で俺を縛るつもりかサラ!子供騙しがッ!」
「海ヘビが見切られた!?これじゃあ・・・」
「そうかい!今分かったぞサラ!君の企みが!この機体と2号機共々鹵獲しようという魂胆!言葉で惑わせて隙を作るつもりだったな!」