機動戦士ガンダム 宇宙世紀0180   作:NY15

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大気圏突入3

大気圏

 

 落ち着け・・・

 

 耐熱フィルムとビームシールドがあれば突入自体には問題ないはずである。

 

 冷却システムも正常に作動している、大丈夫だ・・・

 

 今は突入だけに集中しなければ・・・サラの言ったことなど気に留めている場合ではない。

 

 クエゼリンは・・・ヨハンナは大丈夫だろうか?

 

 クエゼリンも突入テストを実施するはずなので後から突入してくるとは思うが今回の件で中止になどならなければよいのだが。

 

 「あの中尉は無事に突入を済ませたか・・・ビームシールドを大気圏突入モード、耐熱フィルム展開!逆噴射ブレーキ!」

 

 機体に異常な振動は発生していない、全システム問題なく稼働・・・だが怖くないと言えば嘘になるかもしれない。それに全く振動が発生しないというわけにはいかないのだ。

 

 「この熱は・・・断熱圧縮というやつか!」

 

 機体は平気なはずである 少なくとも理論上はそうでありMSによる大気圏突入は既に確立された技術であるのだがそれでも戦闘と同じくらいに神経を使う事でもある。

 

 

 「空気抵抗が来た、突入は成功したか・・・」

 

 機体各部に異常なし 動作も完璧のようだ

 

 あとはヨハンナも無事に降りられれば良いが・・・クエゼリンが敵の攻撃で損傷していないことを祈ろう。

 

 しかしサラ・・・なんであんなこと・・・俺を動揺させるためか?

 

 恐らくはそうであろう テロリストの言葉など信じるほうがおかしい

 

 怒りのような悲しみのような感情がこみ上げてくる だがそれはあの嘘のせいか?

 

 もしかしたらサラを信じてあげられない自分への怒りなのか?

 

 誤解なく分かり合えるなんて俺にはできそうになかった

 

 あの言葉を信じたい気持ちもある しかし嘘だと・・・信じられないという思いの方が強かった

 

 

宇宙 サイド3 コロニー スウィート・ウォーター

 

 

 「・・・そうかあれを扱えそうな人間が見つかったのだな。ならば当初の計画を変更しその男にやらせる事にしよう、少なくともアポステルのような強化人間よりは本物のほうがいいだろう・・・ああ、そんなことは百も承知だ、まったくマイルズ、君が心配する事ではない。後でそのNTの身辺に関する情報を送るように、では・・・」

 

 さて、これで邪魔な存在を排除する算段はついた 見つかった適任のNTとやらを操ることなど造作もないことだ・・・適当に木星への恨みを作ってやればいい、それだけだ 

 

 あとは連邦へ私のツテを駆使すれば何も問題はない お膳立ては十分できるであろうな。

 

 これでまた一つ 地球に集る害虫を駆除できるというものだ

 

 

 

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