宇宙
※オーソシエ視点
まずいことになった 我々の艦艇への補給を担当しているサイド4所属の補給艦がどうやら連邦軍に捕捉されるという事態が発生したようだ
月の連邦軍は出払っているという情報を受けもしかしたら油断していたのかもしれない。
今あの補給艦を臨検でもされたらこちらの情報が連邦に知られてしまう・・・それではレコンギスタ作戦が奇襲攻撃ではなくなってしまうのだ・・・それだけは避けなくてはならない
「仕方ない・・・私のフーピテルを出すわ、あれならこの位置からでもまだ合流ポイントまでに間に合う!」
「単独出撃なんて無茶ですよ、如何に貴女のジュピターでも危険すぎます!」
「無茶でもなんでもやるしかないのよ!本作戦には我々の命運がかかっている・・・こんなところで躓くなんて許されるはずがないじゃない!」
しかしなぜあの補給艦は捕捉されてしまったのだろうか・・・連邦の定期パトロールの詳細は既にこちらには筒抜けである・・・実際今までに我々が捕捉どころか存在すら掴まれたことは無かったのだ。
いやそんな事今考えても仕方がない 一刻も早く合流ポイントに急がなければ・・・
宇宙 月周辺宙域
※ヨハンナ視点
やっぱりアレックスに言うべきだったかしら・・・ううん、やっぱり落ち着いてから話したほうがいい・・・それに話したら話したで今の仕事に支障をきたす可能性は高い。
「・・・でやっぱり戻ったらアレックスに話すのか?」
「!!・・・気づいてたの?」
「まあな、なんとなくだけど態度で分かるんだよ俺は。これでも人間観察は得意でね。」
「・・・それ気持ち悪いわよ。」
「態度に出るほうにも問題があるだろ?・・・まあなんだ、あいつなら大丈夫さ。」
「・・・ありがとう。」
「俺に礼を言うの初めてじゃないか?まあいいか・・・そろそろ例のポイントに到着する、ミノフスキー粒子は散布されていないな・・・レーダーに反応!どうやらビンゴのようだな。」
「了解・・・どうやら情報は正しかったようね。」
僚機であるSFSに乗ったジェムズガン2機が散開していく・・・しかし今回のパトロールはいつも連邦軍が担当している宙域からは少し外れている場所なのだ。
その理由は上層部からもたらされた情報によるもの・・・どうやらどこのサイドかは不明だがコロニー所属の艦艇がテロリストかもしくはそれに準ずる艦艇への瀬取りを行なっている疑いがあるというのだ。
そのため今回は連邦軍のパトロールルートから外れその瀬取りを行なっていると思われるポイントに向かっていたのだがどうやらその情報は正しかったようである。
前回の作戦で私は乗機を壊してしまった・・・しかし汚名返上の機会が早くも回ってきたようだ。
前回の失点があった為今回のパトロールの人員に指名されるとは思っていなかったので少し驚いているというのが本音だ・・・もっとも今の私の頭の中は仕事よりもほかに考えることがある・・・さっさと終わらせて帰ろう。
大丈夫・・・たかが輸送艦1隻なんとでもなる
「船体確認、船籍照会・・・あのタイプの輸送艦は広く普及しているけど・・・少し改造されてるみたいね。」
「ああ、主砲があるな。他にも武装があるかもしれないぜ。」
「呼び掛けるわ・・・僚機に連絡お願い!所属不明の輸送艦に告げる!こちら地球連邦政府警察機構特捜第13課第一パトロール隊である、直ちに停船せよ!」
「応答が無いようだな、いや・・・逃げようとしているな。」
「繰り返し警告します、所属不明の艦船、直ちに停船せよ!従わない場合は攻撃もやむなし!」
「待てヨハンナ!所属不明艦こちらに砲塔指向!」
「えっ!?」
輸送艦からビームが放たれた これが通常のジェイブスならこれで撃墜されてしまったであろう。
「Iフィールド!!・・・こちらに損害無し!SFSも大丈夫みたい。」
ジェムズガンがビームシールドを展開、この時点でもはやあの艦艇はテロリストと断定できるであろう。
メガ・ビーム・バズーカを所持しているジェムズガンが輸送艦に攻撃を仕掛ける、いかに旧式MSとはいえ輸送艦相手であれば問題は無い。
私もビームライフルを輸送艦のブリッジに発砲、できれば爆発させないで沈めたい。
「ローレンス!僚機にビーム・バズーカでの攻撃を止めさせて!あれは威力が高すぎる!」
「了解だ!」