宇宙 月周辺宙域
輸送艦のブリッジにビームが直撃はしたものの船体自体は無事でありなんとかあの艦から情報を引き出すことが出来そうである。改造されていたせいもあるのか船籍照会では該当する艦船は確認できなかったのだ。
「敵艦沈黙・・・あとは調査部隊を呼んであれを解析すればどこの所属か分かるはず・・・待って・・・何かある!!]
「どうした?」
「ローレンス、今から操縦系をそちらに移すから、あと僚機に連絡して警戒をお願い!」
「おい待て!外に出るつもりか!?まだあの艦艇の生存者がいたら攻撃されるかもしれないんだぞ!!やめておけ!」
「大丈夫、無理はしない・・・」
MSのハッチを開け私は宇宙空間に飛び出す、ノーマルスーツのスラスターがあればある程度自由に身動きもできる。
「ああ全く!!君の体は・・・」
ローレンスが何か言いかけたがその言葉を聞かないうちに私は発見したそれを目指し進んでいった。
よくこんな小さいものを見つけられたと自分でも不思議に思う 今時珍しい紙のファイルだ まあ電子機器に比べてメリットが無いわけではないが・・・
「これは・・・機密ファイルのようね、中身は・・・!!」
その時ローレンスから連絡が入った
「お・ヨハ・・・聞こ・・・スキー・・どれ!!」
「何!?聞こえない!!まさか!?」
その時だった 近くを警戒していたジェムズガン2機がビームに貫かれ爆発した。
「ウッッッ!!」
鋭い痛みが上半身を襲う 爆発で飛んできた金属片がノーマルスーツを貫通して突き刺さっているのが確認できた
痛みで気を失いそうになるが訓練で学んだように不思議と無意識のうちに体は動いた
手持ちのダクトテープで破片の突き刺さった周囲を補修する。血が滲みノーマルスーツが赤くなっていく。
機体に戻らなければ・・・敵はどこ!?
再びビームが2発発射された その標的は私達の乗ってきたスポッターカスタムである
だがIフィールドがある 問題はないはずだ
敵機を見つけた なにあの機体!?とてつもない速度の見たこともない機体・・・可変機!?
ビームが効かないことが判明したためか敵機は一旦離れていった 今のうちに戻らなければ 生きて帰らないと・・・
私はこんなところで・・・
ローレンスがこちらに来てくれた ハッチを開けMSに乗り込む
「おい!ヨハンナ!!大丈夫か!?」
「私はいいからそれより早く逃げて・・・」
「ああわかった、掴まってろ、敵がまた来るぞ!」
シートに座り込むと何とか自分の状況を把握することが出来た。
金属片が突き刺さっている お腹は無事みたいだけど・・・
嫌な汗が頬を流れ落ちる 息が荒くなる 意識が遠のいていく
アレックスごめん 傍にいてあげるって言ったけど 私ダメみたい・・・
ああ・・・お腹の子にも謝らないと
本当にごめんね