宇宙 サイド3 コロニー スウィート・ウォーター
※エドゥ視点
大急ぎで銃声の聞こえた方角、つまりはクワック・サルヴァーの部屋の前まで来るとそこにはアポステルとオーソシエとかいう木星の女が居た・・・いや正確に言えばオーソシエは血を流し床に倒れていたのだ。後ろからサラが付いてきてしまったがもうこうなったら仕方ない。
「アポステル貴様!」
「ん?君達か、いや何、この女は何を血迷ったのか先生の部屋に銃を持って入ろうとしたのでね、声をかけ止めようとしたがいう事を聞く様子ではなくこちらに銃を向けてきたので仕方なくだ。」
「そんな・・・どうして?」
「アポステル、貴様はクワック・サルヴァーの本当の目的を知っていて奴に協力しているのか?」
俺はアポステルに銃を向ける
「・・・そうか、あのことに気が付いたか。まったくだから私は先生に忠告したというのに・・・我等がティンブレの依頼主だと気が付けばこういう事になるとね。」
「うそ!?」
「確かにそれもある、だが俺の言いたいことは他にもある、いやむしろもう一つのほうが今は問題だ。」
「もう一つ?はて、何のことか私には分からんね。」
これを奴に見せるのは一種の賭けだ、だがこのアポステルも実際の所クワック・サルヴァーの真の目的を知らないのだろうと言う予感が俺の中にはあったのだ、ならば問い詰める場にこいつも居てもらったほうがいいかもしれないと俺は思った。
俺は例の資料、アナハイムへのMS発注書と合わせて例の資料をアポステルに見せた、はっきり言って資料自体の信憑性は最後まで不明確のままだったがそれでも疑念を抱かせるには十分、あとは本人に銃を突き付けてでも口を割らせるしかない。
「これは・・・馬鹿な!こんな事先生が・・・いや、しかし・・・」
明らかにアポステルが動揺しているのが見て取れた、これはビンゴかもしれない
「ねぇ、サルヴァー氏の目的って一体・・・」
「ああ、今からそれを明らかにする。アポステル!確かにその資料の信憑性は不明確だがそれの入手場所はグラナダだ!お前も分かっている通りあそこはアナハイムの工場がありズィー・ジオンの兵器生産を行なっている場所でもある、そんな場所にこんな資料が有るとなれば全くのデタラメとは俺には思えない!」
「アポステルさん・・・」
「お前だって木星艦隊の件は知っているはずだ、方法には皆目見当つかないが既に艦隊は消滅、それも全てクワック・サルヴァーの計画通りだと・・・目的の為ならばどれだけの犠牲が出ようとも気にも留めない、いやこの資料が本物ならまさに犠牲こそが奴の目的そのものだという事を!」