宇宙
※サラ視点
一条のビームが私に狙いを定め放たれた あのままでは間違いなく直撃のコースであったのだがアレックスが私を庇い代わりに攻撃を受けてしまったのだ。
この機体の防御システムは相当なものであると聞かされている・・・アレックスの機体もそれに準じているだろうが今の攻撃はそのバリアーを貫通してしまったようだ。
幸い機体の方はバインダーは損傷したものの無事なようであった 当たり所が良かったのかそれともバリアーのおかげで威力が減衰していたのか・・・どちらにせよまだ大丈夫そうであった。
「アレックス!!」
「こちらは大丈夫だ・・・それよりあれは!!」
攻撃を受けた方角・・・そちらには3機の機影が確認できた
「テロリストを庇うとはそれではマハ失格だぞニュータイプ、貴様の命令は敵の殲滅だったはずだが?」
「その声はハルミトン中尉!?」
何やら向こうの機体のパイロットとアレックスには面識があるらしい しかし向こうの機体・・・中央の1機はともかく両サイドの2機は何か変だ・・・
機種は恐らく連邦軍のジェイブスの改良型だと思われるが動きが不自然なような気がする 何と言うか両機とも同じ動きをしている気がするのだ
中央の1機の機種は私には分からなかったし機体照合でも該当機は無いようである・・・だが恐らくはあの3機とも私の機体と同タイプのシステム搭載機だろう。
「貴様には失望したぞNT、最後に情が湧いたのかは知らんがそんなだから自分の女一人守れないのではないのか?まあどの道君達はここでお終いだがな。」
「中尉!!貴様一体何を・・・」
「俺は保険だよ、貴様がしくじったときの為のな、どうやら事は少佐の想定通り進んでいるようだが貴様が仕事を完了しなければ台無しになってしまうのでね。」
「少佐?一体何の事だ!?」
「それは知る必要のないことだよ、お喋りが過ぎたな、任務を遂行する意思がないのなら貴様にも消えてもらうことになる!」
中央の1機がアレックスに襲い掛かる 私も援護しようとしたが両サイドの2機も動き出し私に襲い掛かってきた。
「君の方には無人機が相手になるよお嬢さん!!」
「クッ!!こいつら・・・」
2機が散開しこちらにビームを放ってくる あのビームはやはり通常のライフルとは違うようだ 流石に中央の本体と思われる機体とは違いこちらのバリアーを一撃で破るほどの威力は無いようだがそれでも威力は通常のモノより桁違いであるらしい。
「無人機・・・でもあの本体よりは火力は無いみたい!!」
ファンネルは全て既に消耗してしまっている事が惜しまれた、だけどまだ武装はある!
こちらもビームキャノンを発射して応戦する 何発かは敵に目掛け直撃コースを取ったがそれもバリアーに阻まれてしまう。
一撃では無理か でもこの威力ならバリアーはいつまでも持たないはず!
シールド裏に搭載されているビーム砲で牽制を入れながら本命であるSEジェネレータ式ビームキャノンで無人機を狙っていく 決してあの2機の動きは捉えられないスピードじゃない!!
しかしあれはどうやって制御しているのだろうか・・・まさかサイコミュ!?ファンネルと同じようにMSを操作しているという事かもしれない
とにかくこの2機を何とかしないと・・・ビームキャノンよりも接近して一気に片を付けるのがいいかもしれない!
私は1機の無人機に狙いを定め機体を加速させる 幸いにも機体性能でいえばこちらの方が上であるらしい。
サンド・バレルを発射しながらもう1機の方に予備のサーベルを投げつけシールド裏のビーム砲を発射してコンフューズ攻撃で牽制する、この攻撃が予想外であったのかもしれない その機体は明らかに動作が鈍くなっていたのだ。
そちらの機体を一瞬無視してもう1機にサーベルで斬りかかる その機体も対応するが敵機にシールドを押し付けビームキャノンを接射 コックピットと思われる部位を破壊することに成功したがまだ動けるようである。
背後から先ほどのコンフューズ攻撃から立ち直った機体がサーベルで斬りかかってきたので今目の前で中破している敵を掴みその機体を盾にする。
なるほど無人機と言うのは動きは正確・・・味方への攻撃は避けるのだろう 敵は斬りかかる途中で動作を止めてしまったようだ、その隙を私は見逃さなかった。
そのまま2機ごとサーベルで敵機を切り裂く 念入りにその後ビームキャノンを連射して完全に敵機を破壊しておくことも実行しておいたのだ。
「アレックスを助けに行かないと・・・状況はどうなって・・・」