宇宙
※アレックス視点
ハルミトン中尉が搭乗している機体がこちらに襲い掛かる こちらは先ほどの攻撃でバリアーが使用不能に陥っている事やファンネルを使い切っている事からかなり不利と言えるかもしれない。それにしてもこのバリアーを一撃で破るとは一体どんな武器を搭載しているんだあの機体は・・・
それにサラの方に行ったあの2機は無人機だって!?
敵機が実体剣かビーム・・・パッと見ただけではどのようなものなのか判別がつかない近接戦闘装備でこちらを斬りつけてくる あれはなんだ!?ビームサーベルではないようだがどんな原理の武器なのか見当もつかなかった。
それをサーベルで迎え撃つのは危険に思われた・・・そもそも原理が分からなければサーベルで斬り結べるかどうかが不明なのだ、それにたとえ切り結べたとしてもこちらが力負けする可能性も十分にあり得る。
まだ弾数が残っていたバルカンで攻撃してみるがやはり向こうにもSEフィールド・バリアーが搭載しているようで弾き返されてしまう。こちらの装備しているSEジェネレータ式ビームキャノンは大型なため取り回しが悪い分動きの速い敵機と相対した場合は狙いをつけるのが難しい・・・敵機がこちらと同じシステム搭載機ならば尚更のことである。
「どうした少尉!!そんな動きでこのタイラント・ソードの相手は務まらんぞ!」
「こいつ!!」
敵機の近接装備がこちらのバインダーに直撃しまるでスライスチーズを切るように切断されてしまった。
「貴様は知らないようだから教えてやろう!ヨハンナが死んだ原因だが全ては仕組まれていたことなのだよ。それも全て今そこにあるコロニーの中に居るクワック・サルヴァーの計画だったからな!」
「なに!?」
「貴様がNTだったから招いた結末だよ!全てはあのインチキ医者が木星艦隊を始末するための回りくどい計画の一部・・・ああ、お前と付き合っていなかったらヨハンナは死なずに済んだかもな!!」
「グッ!!・・・」
「所詮はNTなど道具に過ぎない、問題は誰に使われるか・・・その点貴様は最悪な使われ方だったようだな!!」
「お前だってそのマシーンを扱えるならNTだろうに!!」
「俺がか?半分正解と言ったところだな、俺はNTとは少し違う・・・少佐は私の事をネクスト・ワンと呼んでいたが名称など関係ないことだ。それに俺は道具で結構、少佐の理想の為、ガイア・エンペラー実現の為の道具に喜んでなるさ!」
「ネクスト・ワン!?ガイア・エンペラー!?・・・いやその言葉の意味などどうでもいい!だがこれだけは言わせてもらう!俺は!俺やヨハンナやサラは貴様らの道具ではない!NTだってそうだ!」
「まさか貴様はNTが誤解なく分かり合える、相互理解を出来る存在だとでも思っているのか?そいつは傑作だよ!そういう存在がマハやテロリストをやっているという時点でね!!」
敵機のほうが動きが速い・・・いつまでも逃げているだけでは限界があるようだ・・・
今まさにあの正体不明の近接兵装がこちらに迫る、賭けに出るしかないか・・・
俺はサーベルを取り出しそれを迎え撃つ
切り結べないのではないかと言う俺の不安は取り越し苦労であったようで何とか迎え撃つことが出来た。
しかしこちらは既に機体がパワーダウンしてしまっているようで徐々にこちらが押し負ける
このままでは・・・