宇宙
※サラ視点
例のニューロコンピューター、Type-C.Aは伊達ではなかった このシステムと機体を同調した結果凄まじい機動性を発揮したのである 原理はよくわからないけれど恐らくはコンピューターがスラスターなどの推力を適切に調整した結果かもしれない・・・さらには周囲に漂っている艦艇などの残骸を蹴りそれを利用しての機体加速行うなどの挙動をみせた時はかなり驚いてしまった。
この機体の搭載されているシステムもそうだがこのような挙動をされてはパイロットが持たないであろう・・・それを考えればこのシステム搭載機に実装されているパイロット保護機能とこのニューロコンピューターType-C.Aはとても相性がいいのかもしれない。
既に敵機はその戦闘能力を喪失しているように見受けられたので私はサーベルを突き付け投降を促す。
「もう終わりです、投降してください!貴方の負けです!」
敵をそれを受け入れたのか残っていた腕に所持しているビームキャノンを手放したようだ それで私は安心してしまったのかもしれない 油断してしまったのだ 私の搭乗している機体もそうだがこれらの機体は通常のMSとは訳が違う・・・後から考えればとても浅はかで危険な行為であった。
敵機から謎の攻撃がこちらに襲い掛かり機体の動きが封じられてしまったのだ。
「間抜けが!!この俺が負けるなどと言うことはあってはならない事だ!!やはり勝負と言うものは最後の瞬間まで勝を欲する者が手に入れるものだったようだな!!」
「機体が!?動かない!?」
「無駄だよ、このトラクター・ビームからはたとえソードと言えども逃れられんさ、さてこの俺の顔に泥を塗ってくれた落とし前をつけさせてもらう!!」
敵機が予備を思われるビーム・サーベルを取り出しこちらに斬りつけてくる、コックピットはわざと外しているようでまずはこちらの腕や脚部を狙い攻撃してくる・・・
「ウッッ!!機体が・・・もう持たない!!」
「どうだ!思い知ったか!この俺に恥をかかせた報いを受けろ!!」
敵機が最後の一撃をコックピット目掛け振り下ろそうとする、私は目を閉じてしまった、これで全て終わったと思い身構えたが攻撃が来ることは無かった。
恐る恐る目を開けると敵機が背後から掴まれ攻撃を防がれてしまっていたのだ。
「アレックス!!」
「貴様まだ生きていたか!!クソッ!!死にぞこないが!!」
「サラ!!」
その時には既に私の機体は動くようになっていた、この隙を逃すわけにはいかない。
私はサーベルを構え敵機の残っている腕を切り落としさらに頭部をサーベルで貫いた。
「馬鹿な!!この俺が!!」
「中尉、あんたが何故こんなことをしているのか・・・いやそんなことは俺にはどうでもいい、今までの全てがそのせいだと言うのなら!!」
「待て!!俺じゃないぞ!!落ち着けよ!なあ、そうだ!さっきも言っただろ?全てはあのインチキ医者、クワック・サルヴァーの仕組んだことなんだよ!そうだ少尉!!今から・・・」
言い終わる前にアレックスがサーベルを振り下ろす。
「待て!やめ・・・少佐!!ダーゴル少佐たすけ!」
機体が両断され戦闘はそこで終了したようだった。
「・・・終わったか。」
「ええ・・・アレックス無事でよかった・・・でもまだあのクワック・サルヴァーが・・・」
言いかけたその時コロニーの影から一筋の巨大な光が発射された
「なに!?あれは・・・なにが発射された!?あの方角には・・・」
ゆっくりとコロニーの影からそれは姿を現す それは大型の巡洋艦のようにも見えたがあれは・・・