隣の一等星   作:Re:GHOST

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バンドリーマーの方ならタイトルで誰が出るのかわかりそう(小並感)

シリアス回が続いてたのでゆるゆるな日常回の14話目です。



朝はパン!昼もパン!夜もパン!いつもパン!

『パスパレ、大失敗!口パク&アテフリがデビュー当日にバレる』

 

 俺が起床し、日課であるネットニュース漁りをしていたら、目に飛び込んできた。トップを飾るのは余程のことじゃないとないことなのだが.........やはり芸能界に取っては大きい出来事なのだろう。

 

 まぁ、日菜が大丈夫って言うなら心配はいらないだろう。謎の安心感があるし。

 

 それよりも.........今日は日曜日!ということはですよ!?

 

 俺の愛食している山吹ベーカリーのセール日だ!

 

 何にしようかな。ウィンナーパンにカレーパン。いや違う、やっぱりチョココロネだろ!

 

 最後までチョコたっぷり、生クリームとチョコレートの黄金配分。あんなに完璧なチョココロネは他にない。

 

 うーん考えただけでお腹がすいてきた。よし、善は急げだ!商店街へ繰り出すぞ!財布とスマホを持って、夢のパン王国へレッツゴー!

 

 そう思ってた時期が私にもありました。

 

 ✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕

 

「な、なんじゃこりゃ.........」

 

 山吹ベーカリーに着き、ウキウキ気分で入店してみたものの、そこにパンはほとんどなく、トレーの上から消えていた。チョココロネはともかく、いつもあるパンダちゃんパンまでないなんて.........

 

「むっふっふ.........」

 

 店の奥にあるカウンター席から女の子の声がしてきた。席に座ってフードを被っているからどんな人なのか全然わからないが。

 

 気になったので少し近寄ってみることにする。って、あいつめちゃくちゃパンの袋持ってるじゃん!さては、買い占めやがったな!?

 

「あのぉ.........少しいいですか?」

 

 内心、怒りで震えているが基本チキンなので物腰柔らかに話しかける。だ、だって人間怖いじゃん?

 

「なんですか〜?モカちゃん、パンを食べるので忙しいんですけど〜」

 

 こ、このアマぁ.........しょうがない、何とかパンを貰えるように交渉するか。

 

「お忙しい中すいません.........こちらのパンは全て、このお店で購入なされたんですか?」

 

「そうだよ〜。なんてったって、今日はセールの日だからねぇ〜」

 

「そうですよね、セールですもの。いっぱい買いたくなるのもわかります。.........ところで、そのパン。どれか売ってくださりませんか?」

 

 チョココロネとかメロンパンなんて高望みはしない.........だからせめてきのこグラタンパンくらいは欲しい!

 

「いいよ〜。1人で食べるより、2人で食べた方が美味しいし〜」

 

 え、この子聖人かよ、超優しいじゃん。見直したぜ、フードの少女よ!

 

「あ、ありがとうございます!」

 

「いいよいいよ〜。ほら、隣に座りなよ〜」

 

 席に座ることを促される。椅子も引いてくれて、至れり尽くせりだ。

 

「で、なんのパンが欲しいの〜?」

 

「お腹空いてるので、なんでもいいです」

 

「じゃあこの.........っと、その前に自己紹介しようか〜。折角のパン友なんだし〜」

 

 ぱ、パン友ってなんぞや.........まぁ字面から推測するにパンを一緒に食べる友達ってことか。

 

「え〜っと、モカちゃんはモカちゃんです。以上〜」

 

 ん?この情報量だけだとモカちゃん=モカちゃんということしかわからないんですが。もっと他にないのん?

 

「うそうそ〜。ちゃんとするから〜」

 

 .........どうやら仕切り直すらしい。今度こそ、ちゃんとしたのを期待しているぞ。

 

「FJKの青葉モカだよ〜。好きなものはパンで、嫌いなものはおかんモードのひーちゃん〜」

 

 フードを取り、青緑色の目をした美少女が、自己紹介する。

 

 この子も可愛いなぁ.........よく考えたら最近、美少女とエンカウントしすぎじゃね?春だからか、春だからこんなに美少女と出会うのか!?(謎理論)

 

「そうですか。俺は高校2年、羽丘学園の雹崎冬夜です。よろしくお願いします」

 

 つーかこの子、高1かよ。思いっきり敬語使ってたよ、まぁパンをくれるお方は、目上の人だけどね!

 

 自分で言ってて悲しくなったぞ、プライドの欠片もない男よ。

 

「え、同高じゃないですか、先輩〜」

 

「もしかして、青葉ちゃんも羽丘なの?」

 

 これは驚いた。うちの学校にこんな女神がいたなんて、世界は広いな。

 

「そうなんですよ〜。ていうか〜、モカちゃんは友達と対等な関係をモットーにしているので、敬語なんていらないです〜。あと、モカちゃんはモカちゃんなので、モカちゃんって呼んでください〜」

 

 何回モカちゃんって言うの?というか、モが多すぎる。

 

「おっけーモカちゃん。.........それより早く食べようぜ。パン、好きなんだろ?」

 

「好き〜」

 

 やっぱり休日は外に出てみるもんだな。こんなに楽しいことが外には待ってるんだから。

 

 俺はこの日から、日曜日のパン友が出来た。




あと、が.........き?ナニソレオイシイノ?

FJKについて説明すると ファースト 女子 高校生 つまり1年生のことです。わかりづらくてすみません!

それとUAの伸び方が凄まじい.........いつも応援ありがとうございます!

ではこの辺で。

今回もお読みいただきありがとうございました!
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