もちろん、やります。僕は、書きます。
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日菜ちゃんの才能、爆発!な16話です。
よく分からん授業をなんとか乗りこえ、放課後という名のヘブンリータイムに突入だ。
部室にはちょくちょく掃除に来てるので、あまり久しぶりな感じはしなかった。だって日菜全然掃除しないんだもん。俺がやらないとゴミ屋敷になってしまう。そんなわけで俺は部活がない日もたまに来ていた。
「ふんふ〜ん」
ソファーに座ってまったりしていると、日菜がご機嫌そうにギターケースからギターを取り出した。とても丁寧に手入れされているのか、青色に塗装されたギターが輝いて見える。
「それ、すごくかっこいいね」
「でしょ〜!楽器屋さんで見つけた時、この子しかない!って思ったの」
「そーいや、日菜はなんでギターを始めたの?」
前から気になっていた事を聞いてみる。正直な話、日菜は才能に溢れている人間だ。別にギターじゃなくても好成績は残せるはず。それなのにどうしてギターを始めたのか、不思議で仕方ない。
「おねーちゃんがキラキラして見えたから」
「キラキラ?」
「そう。ギターを弾いているおねーちゃんが、ライブをしているおねーちゃんがキラキラしてたから」
「だからあたしも、おねーちゃんの隣に並びたいって、一緒に弾けたらと思って始めたの」
.........紗夜さんも日菜もお互いを好きすぎだろ。シスコン姉妹尊い。
「そうだったんだ」
「ま、パスパレのみんなも面白いし、始めてよかったよ〜!」
心底嬉しそうな顔でそう語る。
「それは良かったね」
「うん!それでね、今日は冬夜君にあたしのギター演奏を聞いて欲しいんだ!」
ギター演奏?でも、パスパレはエア演奏のアイドルグループって言ってなかったっけ。個人的に日菜が弾くってことかな、やっぱり。
「それは嬉しいけど.........パスパレってドラム以外やらないんじゃなかったっけ」
「この前のライブからね、話し合いしてちゃんと演奏するアイドルバンドにするってことになったの!」
ああ、合点がいった。彩ちゃんの目の色が変わったってのも、前に進むってのも。彼女達は「偽物」から「本物」に変わろうとしているのだ。なら俺は応援するだけだ、その「本物」とやらに、彼女達がなれることを。
「それなら頑張らないとな」
「頑張る頑張る!.........よし、それじゃあ弾くね!」
ギターを肩から掛け、ケースからピックを取り出し演奏準備を進める。美少女がギターを持っているという光景、それだけで絵になりそうだ。
部室内が静寂に包まれる。聞こえるのは僅かばかりの冷房の音だけ、他は何の音も聞こえない。
日菜がギターに手をかけ、弾く。
(うっお.........なんだこれ、魂が揺さぶられるみたいな、そんな奇妙な感覚だ)
(でも、安心出来るいい音だ)
この前聞いたしゅわりん☆どり〜みんのギターソロだろうか。忙しなく動く両手からは、綺麗な旋律が奏でられていく。
そこからの4分間はとても濃厚で、まるでライブハウスに居るかのような時間だった。
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「どうだった!?」
「最高だった」
目を輝かせ、ギター演奏の感想を聞いてきたので、素直に伝える。
「それは良かったよ!」
「こんな素敵な演奏をしてくれたんだ。なにかお礼がしたいな」
恩返しというには程遠いが、なにか出来ることがあるならしてあげたい、そんな気持ちで聞いてみた。最近世話になりっぱなしだし、いい機会だろう。
「ん〜。あっ!そうだ.........」
日菜がとても悪い顔をしている。やばい、嫌な予感しかしないぞ、そこから紐なしバンジージャンプしろとか言われるのかな.........いや、そんな事言わないはず。言わないよね?頼むよ?
「今日、冬夜君の家に泊めてよ!」
「はい?」
ある意味紐なしバンジージャンプより怖いかもしれない。そんなお願いをしてきた。
今日の夜はどうなってしまうのか.........俺の命はあるのかな?
短くてすいません!少し(とても)忙しかったんです.........
金曜日は甘々の話書きます!宣言制です。
では金曜日に!
今回もお読みいただきありがとうございました!