隣の一等星   作:Re:GHOST

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日菜ちゃんのガチャおわちゃう!幾ら回しても出ない出ない。

(。•́ωก̀。)…グス

スマホのフィルム貼るのを失敗して発狂したレミリア親衛隊です、よろしくお願いします。

若干シリアス.........?苦手な方すみません!

再確認する20話目です!



表の光、裏の闇

 最近、日菜の貞操観念がとち狂っている気がする。普通は付き合ってもない男と、キスをしすぎて唇がふやけるなんてありえない事だ。しかも、男の家で.........

 

「そーいうわけでおかしいと思うんですよ、日菜さん」

 

「じゃー付き合っちゃう?」

 

 冬服から夏服への調整期間、つまり5月の下旬。俺は休み時間に、その付き合ってもいないのにキスしまくっている女の子に相談していた。うだるような暑さ.........と、まではいかないが普通に暑いので、俺も日菜も半袖の夏服だ。

 

「そういうことではない気がするけど」

 

「もー冬夜君はめんどくさいなー」

 

「日菜が考えなさすぎなんだろ!?」

 

 ダメだ、考えることを放棄している.........ちゃんと告白してOK貰って、そういう付き合いはいいけど.........考え無しなのはダメだろ。

 

「えーいいじゃんー」

 

「良くねぇよ!」

 

 何が良いのか全くわからない。あまり物事に執着しないタイプだと思ってたが、ここまで酷いとは.........

 

「じゃあ、いつか冬夜君が告白してくれるのかな〜?」

 

 勝ち誇ったような顔をして、日菜が笑みを零す。日菜の奴.........俺が告白なんて出来ないの知ってて言ってやがるな.........

 

 ああ、いいさ!やってやるよ俺だってやる時はやるんだ!

 

「あ、当たり前だろ!?夏くらいにしようかなーって思ってたところだ!」

 

「え.........そ、そうなんだ.........」

 

「う、うん.........」

 

 何この雰囲気.........日菜も俺も黙りこくるしかないぞこれ。ど、どうしたものかなー。

 

「じゃあ、期待して待ってるね」

 

 頬を紅色に染め、期待の眼差しでこちらを見つめてくる。いつか見た、冗談無しの本気の目だ。

 

「ああ、るるんっと待っててくれ」

 

 俺は、こんな曖昧なことしか言えないのに、日菜は信じてくれている。なら、最善を尽くすだけだ。気恥しい気持ちをとっぱらって、ぶつかっていこう。

 

 ご期待に添えるように頑張らなきゃな。

 

「えぇ〜!そこはるるるんっ!くらい言ってよ〜!心配になっちゃうな〜?」

 

 .........やはり彼女の表現方法はイマイチ分からない。

 

 ✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 暗く、寒い世界。誰にも見せないあたしだけの世界。

 

 ああ、いつも通りの時間が来た。今日までの、人生振り返り会。

 

 何もわかってくれない。誰もわかってくれない。1人は嫌だって言ってるのに.........

 

「なんでいつもいつも同じことばかり!」

 

 ごめんなさい。悪気はなかった.........って言ってもダメだよね。あたしが悪いんだもん。あたしはおねーちゃんの負担でしかないんだ。

 

「また.........か」

 

 違うの?頭がいい方が褒められるんじゃないの?先生はつまらなそうにあたしの答案を返す。まるで興味が無さそうに、淡々と返却する。

 

 おかしいじゃん。なんであたしはいつも100点なのに、勉強もしないで、廊下を走り回ってるだけの奴が60点を取ると嬉しそうにするの?

 

 あたしだって頑張ってるのに。教科書をいっぱい読み込んで、覚えよう覚えようって必死にやってる。なのに人は、あたしのことを天才だとか才能だとか、中身を見ないで、空っぽの名称だけ付けて知ったふうな口を利く。

 

 誰も「努力」なんて見てくれない。世間一般的に言う人間という生き物は「結果」しか見ない。だから他の人とは乖離しているあたしは、拒絶され、忌避され、嫌悪される。

 

「努力」したら「結果」が出るんじゃない。

 

「努力」したら「結果」を出せる人間が報われるんだ。

 

 じゃあ、あたしは?

 

 他の人から見たら「努力」なんてしなくても「結果」を出しているように見えるだろう。それも、最上級の「結果」を。

 

 嫌われて当然だ。みんなが頑張ってやっている中、あたしだけが楽をして、「努力」している人間の上に立っているんだから。

 

 .........でも本当は違うんだ。この世に本当の意味の天才なんていないのだから。無から有を生み出すのが無理なように、覚えてもいない問題を、初見で解ける人間なんて、恐らくいないはずだ。

 

「見ただけで出来るなんて日菜ちゃん凄いね!」

 

 嘘をつくな、凄いなんて思ってない癖に。どうせ、腹の中では愚痴ばっかりだろ。

 

「天才はちげーよなー」

 

「氷川最強説!」

 

 あたしだって、頑張ってる。

 

「これも分かるとかどんだけだよ.........」

 

「氷川さん、初めてなのにとっても上手ですね!」

 

「この調子で次もやりなさい」

 

 誰か、ちゃんと見てよ.........

 

 アイドルとか天才とか、関係なく.........

 

 頑張ってるあたしを、氷川日菜を見てよ.........

 

 裏のあたしも愛してよ.........

 

 ✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕

 

「日菜?」

 

 あー寝ちゃったか.........まぁ、テスト範囲にも関係ないし、さして重要な授業でもないからいいか。アイドル活動とかバンド練習とかで疲れてるんだろ。最近、日菜頑張ってるしな。

 

「んぅ.........」

 

「あ、起きた?」

 

 日菜が寝惚け眼をこすり、こっちに顔を向ける。

 

 眠り姫の起床ってとこか。あ、ヨダレついてるよ、っていうか.........

 

「なんで泣いてんの?」

 

「え?」

 

 日菜の目元は真っ赤に染まっていて、制服の袖も濡れている。泣いていたのは明白だ。

 

「いや、目真っ赤だし.........」

 

「あー.........少し怖い夢、見てたんだ」

 

「大丈夫?」

 

「うん、なんとか」

 

 日菜でも怖い夢なんて見るんだな。向かうところ敵なし!って感じだと思ってたけど、ちゃんと女の子らしい一面もあるんだな。

 

「冬夜君」

 

「なんだいー?」

 

「あたしを、氷川日菜を幸せにしてね?」

 

 泣き腫らした目を必死に隠して日菜が言う。よほど夢が怖かったのだろうか、体は小刻みに震え、恐怖心と戦っているようだった。

 

 なんかあったんかな。日菜がこんなこと言うなんて.........まぁ、あんま考えても仕方ないか。辛かったら日菜の方から言ってくれるだろ。

 

「もちろん幸せにするさ」

 

 ✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕

 

 あたしが授業中にも関わらず、訳の分からない質問を彼に投げかけたら、帰ってきた言葉がこれだ。

 

 もちろんするさって.........本当に頼もしいね。

 

 あたし、やっと見つけたよ。ちゃんと見てくれる人。愛してくれる人。

 

 冬夜君、君はあたしにとって1人しかいない、一等星みたいな存在だよ。

 

 あたしは涙を拭い、大切な人に向けてこう言った。

 

「大好きだよ」

 

 ひとりぼっちのあたしを見つけてくれた、そのお礼に。

 

 ✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕

 

 氷川紗夜 HIKAWA SAYO

 

 身長 161cm

 

 体重 ?kg

 

 足のサイズ 24cm

 

 好きな物(人) ジャンクフード(特にフライドポテト) ガム キャンディ 日菜 ギター

 

 嫌いな物 にんじん スケジュール通りにいかないこと

 

 言わずと知れたRoseliaの狂犬。本作品では見事に牙が取れ、妹大好きおねーちゃんと成り果てた。フライドポテトは、王道の塩が1番好き。

 

 日菜とのわだかまりは解消され、姉妹仲は良好な模様。休日にはお菓子作りを一緒に行うなど、微笑ましい場面も目撃されている。(家に遊びに行ったリサ談)

 

 ふわふわした動物が好きで、最近だと商店街で見かけるピンクの熊に、抱きつくか抱きつかないか、一晩中悩んだとの噂も。

 

 ギターの腕前は一流で、ピッキングは正確無比。あこにライブパフォーマンスとして、ギターを叩き割ってみては?との意見を受けたが、そんなことはしないとあこに説教して、この案はお蔵入りとなった。

 

 P.S. あまり言わないが、妹との関係を修復するのに、一歩踏み出させてくれた冬夜には物凄く感謝している。恋愛感情はないが、大切な人だと思っている




突然の日菜視点!闇を抱えながらも、乗り越える強さを見せてくれましたね。

久しぶりの3000文字突破ですね。書いてて楽しかったー。

ではこの辺で。

今回もお読みいただきありがとうございました!
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