今日から10月半ばまで忙しくて投稿できない日があるかもしれません。ごめんなさい。
「なぁ、そう言えば、お前らの斬魄刀ってどないな物なんや?」
平子隊長がボクとギンに聞いてきた。ボクとギンは顔を見合せると言った。
「『
「ボクのは『
「いやそないなこと聞いとるとちゃうねん」
「能力や、能力」と言う平子隊長に「えー、教えたくないなぁ」とボクは言った。
「ボク達のが教えて欲しいなら隊長の斬魄刀も教えて下さいよ。何気に始解も卍解も一回も見たことないし」
「俺のか?俺のは『
「能力は?」
「誰が餓鬼なんかに教えるかアホ」
「ほらー、教えてくれない」
「隊長が教えてくれないのになんでボク達が教えなきゃいけないんですかー」と言うと「俺隊長やからな。部下の斬魄刀の能力ぐらい把握しとかなあかんやろ」とボクの頭を叩きながら言った。ボクの頭は叩かれる為にあるんじゃないぞくそやろう。
「「…秘密」」
「なんやねん!!教えろ!!」
「どうせ今度虚討伐しに行くとき見るやないですか」
「別に今教えなくてもいいしー」
「……はぁ、ほんま餓鬼やなお前ら」
「餓鬼」という言葉にムスッとすると隊長は「そうやって一々反応すんのがあかんねん」と笑いながら言った。
「次回隊長ナンパする」
「普通にビンタされて終わるでー」
「「見てなぁ」」
「誰に次回予告しとんねん!!って言うかフラれる前提かいな!!」
ボク達は平子隊長の言葉を無視して歩き出した。結果、隊長に背中蹴られた。痛い。虐待だ。
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「
「
とある虚討伐。平子隊長が凄く五月蝿かったので始解を披露することとなった。ボク達の隊長は凄くめんどくさい。そしてうざくてくどい。特にウザいのは髪形だと思う。
因みにボクとギンはもうすでに具象化まで進んでおり卍解までの道のりもそう遠くはない。これを教えると「お前らほんまに天才か!」と隊長に言われた。隊長曰くボク達は「生意気な餓鬼」であり「天才」には程遠いと思っていたらしい。普通の人間は本人を目の前にしてそんなことは言わない。遠回しに隊長は普通じゃないといってたりする。
え?ここまで自分の自慢と隊長の愚痴しかないじゃないかって?仕方がないだろ。それほどまでにボクはストレスが溜まっていると言うことだ。考えてみて欲しい。ボクとギンの上司にマトモな奴がいないことに。一人は黒幕だしもう一人はウザウザロン毛と来た。ストレスしか溜まらん。だからこそこんな戦闘の時にストレス発散をするのである。
「死ねぇぇぇえええ!!」
ボクの斬魄刀『鬼火』は火炎系の斬魄刀である。周りに沢山の鬼火を出し攻撃すると言うものであるが…。
「…荒れとるなぁ」
ギンが呟いた。ボクの後ろには数百個の鬼火が浮かんでおり、そのまま鬼火は虚へと突撃していった。
「フーハッハッハ!!滅びろ!!消えろォォオオ!!」
「…なんか壊れとるで、碧」
「なにが碧をあんな姿に…」
「ストレスやない?この世界はストレス社会やし」
後ろ(セリフは上から順番)で平子隊長と藍染、ギンがそんな会話をしているなんてボクは知らない。
因みにこの日ボクは約数十匹の虚を倒したとして表彰されるのだがこれもまた別なお話。
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「悩みあるなら人生の先輩に言うてみ。俺が教えたる」
ついこの前、虚討伐時にボクが沢山のストレスを抱えていることが発覚した。隊長面をする平子隊長はそんなことをいい始めた。
「隊長程“人生の先輩”と言う言葉が似合わない人は初めてです」
「おいコラ、そりゃどう言う意味や」
「そのままの意味ですけど?」
「…なんかコイツ藍染に似てきおったわ」と呟く隊長の足をおもいっきりボクは踏む。因みに後悔もなければ悪気もない。
「いった!!部下が隊長の足踏みおった!!ええんか!?そんなことしてええんか!?」
「それ、ストレスの原因の1つだから」
「やっぱり……」
ギンが隣で頷いた。ギンもストレスの原因が分かっていたらしい。って言うかこの人しかいなくね?いやまぁ藍染とかいるけれど、アイツ一応優しい設定で今生きてるから。本性を知ってるこっちとしては更に気持ちが悪くてそれがまたストレスになってるんだけど。
「なんやねん!碧もギンもほとんど仕事サボってばっかりやん!なんで俺がこんなにも苛められなあかんねん!!」
「隊長、全て自分に返ってきてますよ」
「ブーメランです」といつの間にか現れた藍染に隊長は驚きの声をあげた。
「惣右介!いつの間に帰って来よったんや!」
「つい先ほどですよ」
にこりと優しい笑みで笑う藍染はなんとも気味が悪い。ストレスである…。藍染を倒すまではボクのストレス治りそうにもないな。誰か助けてー。