僕が僕になるまで   作:ゲストU

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現時点でフルドライブは最終強化一歩手前です


襲撃 機動六課

とても、嫌な予感がした

 

何かは分からない、それでもここにいたかった

 

 

無理を言って休みにしてもらった

 

ここでこんな無茶が通る辺りはやてさんは優しい

 

地上本部公開意見陳述会

 

それがその日の仕事だった

 

ヴィヴィオの世話を言い訳にここに残った

 

 

 

 

 

「お兄ちゃんどうしたの?」

 

 

「何でもないよヴィヴィ────」

 

直後、爆音が響き 地鳴りとなってこちらまで届いた

 

 

 

 

「!?なんだ…襲撃…!?」

 

だとしたら不味いな…

 

 

「母さん?母さん!」

 

 

繋がらない!? あっちは地上本部だぞ!?

 

 

 

「円君!」

 

「シャマルさん!?」

 

何でここにいるの!?

 

 

「地上本部が襲撃されたみたいなの!」

 

 

「だから通信が繋がらなかったのか…」

 

あっちが襲撃にあったなら繋がらないのは納得出るけど

 

「それよりさっきの爆音は何ですか!」

 

さっきからヴィヴィオが怖がってしがみついてきてるからまともに移動できない

 

「ここも襲撃されているの相手の狙いは多分…」

 

 

 

(ヴィヴィオか…!)

 

「私はザフィーラと一緒に敵を食い止めてくるからヴィヴィオちゃんのこと宜しくね」

 

「そっちこそ気をつけて」

 

 

 

 

 

 

 

「怖いよ…」

 

「大丈夫、僕が守ってやる。だから安心『Protection』

 

何!?後ろからだと!?

 

シャマルさんとザフィーラが足止めに失敗したのか!?

 

 

振り返ると黒い虫みたいな人の形をした影

 

確かルーテシアの召喚虫で名前は確か…

 

「ガリュー…」

 

 

 

「やる気満々って訳か?虫のくせに」

 

虫なので当然しゃべらないわけだが

 

「目的はヴィヴィオってわけ?」

 

既に戦闘態勢に入っている辺りあってるだろう

 

あーダメだ久しぶりに切れちゃったよ

言葉遣いが自然と悪くなってくる

 

「上等だ!虫風情が僕の防御を抜けると思うな!」

 

 

 

なんて強がって見たもののガジェットもいるのか魔法の展開がうまく行かないし強度が足りない

 

AMFってここまで範囲広かったか?

 

 

「うぅ…」

 

「くっそ…」

 

ヴィヴィオ怯えてしがみついてくるからまともに動けない

杖を横薙ぎに振るって攻撃しようものならヴィヴィオに当たるかもしれないしそもそも片手じゃ思うように振れそうにない

それに加え何度も防御を抜かれてしまいその度にヴィヴィオを庇っているため傷がそこかしこに出来ている

 

「ヴィヴィオ…少し離れて」

 

「えっ…」

 

「いいから早く!」

 

怯えながらも奥へ下がっていくヴィヴィオ

 

それを見たガリューは追う素振りを見せたが追わせるはずが無い

 

「チェーンアンカー!」『Protection smash』

 

アンカーで拘束し引き寄せ拳だけに纏わせたスマッシュで吹き飛ばす

 

 

吹き飛ばされた方向を見るとさっきまではガリューだけだったのに何か知らねぇ奴が増えてる

 

 

「なんだお前ら」

 

「話す必要は無い」

 

「あの子を、渡してもらいましょうか」

 

てことはこいつらはガリューの仲間か?

 

ガリューだけでも手こずってるのにあの2人も加わったらまず勝てねぇ

 

この状況で…優先すべき行動は

ヴィヴィオを守ることだがこのままでは確実に負けるだろう

 

この状況を打破するには…

 

 

「フルドライブだ…」

 

『Is useless I can not bear with the Master's body』

(ダメです マスターの体が耐えられません)

 

「いいからやれ!」

 

『…OK Excellion mode Set up』

 

 

「うぐっ…」

 

流石はフルドライブだ。負担がでかい…

 

 

「さぁ…第2ラウンドと行こうぜ…」

 

 

 

 

 

────────────

 

 

フルドライブと言っていたが…

いくら何でも出鱈目にパワーアップし過ぎじゃないか!?

 

 

 

怪我の負い方からしてガリュー相手に苦戦してたんだろう

それなのに何で…

 

「なんでその怪我でそこまで動ける!?」

 

「ヴィヴィオもいねぇから好き勝手できるんだなこれがさぁ!」

 

 

『impact cannon』

 

腕からの砲撃は 予想外で後退させられた

 

3人、と言うか2人と1匹を相手にしてそれを圧倒しているが被弾上等で障壁を張って突っ込んでは至近距離で砲撃を撃ったりしてきているしこちらの仲間を捕まえてはこちらにぶつける理由でもなく振りまわして床や壁に叩きつけたり

 

 

一言で言ってしまえばこいつの戦い方は、頭がおかしいとそう感じた

 

 

 

砲撃型のくせに突っ込んで砲撃を撃ち杖を槍のように振るい殴る蹴るといったことも 当たり前にしてくる

 

これは撤退を余儀なくされるかと思った時

 

「お兄ちゃん!」

 

幼い声が響いた

 

 

────────────────────

 

 

 

 

「お兄ちゃん!」

 

 

「!?」

 

ここにいないはずのヴィヴィオの声が聞こえ

僕は決定的な隙を晒した。 いや、晒してしまった。

敵を目の前にしてヴィヴィオの声が聞こえた方に振り向いてしまったのだ

 

 

「今だ!」

 

「っ!?しまっ」

 

向き直った頃にはもう遅かった

 

迫り来る敵 その手には光剣

 

 

障壁、間に合わない

 

回避、無理

 

 

そこまで考えた時 体を刃が突き破った

 

 

「がはっ…」

 

バリアジャケットの防御を抜いて腹を貫かれた

傷口からはとめどなく血が流れ、口からも、血

 

 

確実に戦闘の続行は不可能になってしまった

 

ガリューが横からヴィヴィオを横抱きにして通り過ぎた

 

 

不味い… いかなきゃ…

 

妹を…助けなきゃ…

 

 

 

────────────────

 

 

腹を貫かれた状態で戦闘の続行は不可能と判断した

 

対象を確保したため帰還しようとしたその時大きな魔力反応

 

振り向いた直後、腹に衝撃

 

見るとそこには魔力の刃

 

完全に油断していた

 

 

「シュート! 」

 

 

────────────

 

 

「やれ」

 

『ACS stand by』

 

「エクセリオンバスター A,C,S ドライブ…」

 

相手の障壁を破壊しエクセリオンバスターを零距離で叩き込むエクセリオンバスターのバリエーション

相手に大ダメージを与える自滅技

零距離で攻撃をして自分が無事でいられる保証はない

失敗すれば確実に待っているのは死だけ

 

速攻で近づきストライクフレームを突き立てる

 

貫いたように見えるが非殺傷設定なのできっと大丈夫だろう

 

文字通り、最後の一撃

 

「シュート!」

 

 

 

 

直後大爆発を起こし

 

僕は意識を失った




彼は自分の精神が軽く壊れていることを知らない
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