僕が僕になるまで   作:ゲストU

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誤字報告、ありがとうございます
これから気をつけて行かねば
できるだけ少なくするよう努力してるんですけどね
本編どうぞ


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いやー負けた負けた

 

色々試しながら模擬戦をしていたのだけれど

ぶっつけはキツかった

 

今は3戦目終了後

 

模擬戦は終わってしまったのだ

 

「クロックハンドはどうだった?」

 

「僕は魔力刃の方がいいかな。なんか振り回されてるような気がして」

 

「そう?分かった、じゃあ預かるね」

 

「よろしく」

 

それにしても魔法学院の子達は全力過ぎないかな

 

「何も動けなくなるまでやらなくてもいいんじゃないの?」

 

「お兄ちゃんは2戦しか出てないからそんなこと言えるんだよ!」

 

それを言われれば円には何も言えない

 

 

「まぁ、このまま次に進むんでみるのもいいんじゃないかな?」

 

 

 

この言葉を皮切りにルーからインターミドルに関しての説明タイム

 

初等科組は全員参加を決めているようだしアインハルトも参加するだろう

 

それにしてもルーまで参加するとは思わなかったけど

 

 

 

「あぁ、そうだ。僕これからしばらく聖王教会にお世話になろうと思うんだ」

 

「え?お兄ちゃん教会に行くの?」

 

「あぁ、ちょっとやりたいことがあって。シスターシャッハにも呼ばれてるし」

 

「戦闘訓練付けてくれるんだって」

 

そのために教会に行くのだ

 

「よく部屋貸してくれたね?足りないんじゃなかったっけ?」

 

「そこは相部屋になったから大丈夫だったんだ」

 

「へー、誰と相部屋なの?」

 

「シスターシャンテと相部屋にぃっ!?」

 

突然首を閉められた後ろから拘束するような形で

 

「ふーん、私という彼女がいながらほかの女の子と相部屋…」

 

ギリギリ締める力が強くなってるよルーさん

 

「ルー待って…苦しい…」

 

「ルールー…?」

 

「やめて…ルー…ギブ…ギブゥ…」

 

待って待ってこのままじゃ死ぬ!?死んじゃう!あぁ…意識がぁ…

 

「ルールーストップ!お兄ちゃん死んじゃう!?」

 

「………」

 

「お兄ちゃんはシャンテに恋愛感情ないから安心していいよ!」

 

「あ、そうなの?」

 

「ゲホッゲホッ…ゴホッ」

 

やばい…マジで死ぬかと思った…

散々大怪我してきたのにこんなふうに死にかけるなんて想像出来なかった

 

「まぁ…シャンテの方はどうか分からないけど…」

 

「へぇ…」

 

ヴィヴィオさんやめて!?ルーの目が怖いの!

 

「お兄ちゃんちょっと天然たらしみたいなとこがあるから…」

 

「そういう言葉どこで知ったのヴィヴィオ!あと人聞き悪いからそんなこと言わないでくれるかな!?」

 

「確かに…」

 

「ちょっとぉ!?」

 

 

 

──────────

 

 

 

 

この合宿はあっという間に過ぎていった

ミッドに戻ったあとすぐに教会に向かった

 

 

 

 

「よく来ましたね円」

 

「これからお世話になります。シスターシャッハ」

 

「あっ…円」

 

「おーシャンテちょうど良かった」

 

「シャンテ…あなたまた…」

 

「あーあー!シスターシャッハ!後は私に任せてお仕事してきたら!?」

 

「…まぁ、あなたを呼ぼうとしていたので今回は良しとします。」

 

そう言ってその場を離れていくシャッハ

 

 

 

 

 

「でさ、シャンテお願いがあるんだけど」

 

 

 

「な、何かな…」

 

手を握って逃げられないようにして詰め寄る

 

「っ!!」

 

「僕に…奏剣を教えてくれないかな!」

 

「はい喜んで!…へ?」

 

「いいの!?ありがと!」

 

「あの…今なんて?」

 

「へ?奏剣教えてって…」

 

手を握ったかあたりから真っ赤だった顔がさらに赤くなった気がした

 

「告白かと思っちゃったじゃんかバカー!」

 

「えええええっ!?告白!?なんで!」

 

「だってその…手…」

 

「手?あ…」

 

慌てて手を離す

 

「ごっごめん!シャンテすぐどっかいっちゃうからつい…」

 

「恥ずかしかったんだからな…」

 

「ごめんなさい…でも僕彼女いるから」

 

「え…そうだったの?」

 

「うん…遠距離恋愛だけど」

 

「じゃあ、私その彼女に勝つ」

 

「は?」

 

「だから!シャンテさんは円の彼女の座奪ってやるって言ってるの!」

 

 

 

──────────

 

なんてことだ

 

私、高町ヴィヴィオは今とんでもない場面に遭遇してしまったしとんでもないことしてます

 

思わず動画を撮ってルールーに送り付けるくらいには

 

あの時冗談半分でシャンテはお兄ちゃんに恋愛感情あるかもみたいな事言ったけどまさかほんとにそうだったなんて

 

 

手を握って詰め寄ったあたりから動画撮っちゃったけどバレたらやばいのでは?

 

 

あ、ルールーからメールだ

 

『覚えとけって言っといて』

 

怖い!怖いよルールー!

 

 

「早く忘れなきゃ…」

 

 

 

後にとんでもない修羅場になることを本人は知らない




戦うと思った?残念戦いません
やりたかったネタ修羅場になるぞぉ~
だいぶ先に
「僕僕vivid life」と称し
vividLifeの世界観と融合させた短編描きたいとも思ってます
それではまた次回お会いしましょう

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