「円、行ける?」
「あぁ、行けるよ!」
ここはとある違法研究施設
僕関係でこんなとこに来るのは初めてだ
まずフェイトさん、ティアナさんに色々仕事の合間に調べてもらったことについて説明しよう
かつて人造魔導師を最強の盾に仕立て上げるため防御が硬い二人の魔導師の遺伝子が盗み出された
その研究は管理局にバレたらしく続けられることは無かった
そして別の人間がとある無名のロストロギアとその研究を利用してその研究を完成させようとした
その研究の開発コードはアイギス
ある管理外世界の伝説の盾の名前からとられたその名前は最強の人間盾を作ろうと言ったものだ
無名のロストロギアは研究名と同じアイギスと名を受けた
適合するもの以外が使用しようとすると拒絶反応を起こし命を落とすまでは行かないまでも片腕持ってかれるくらいはするらしい、が
実際にはロストロギアではなく限りなくそれに近いデバイスなのが分かっている
「デバイスは大丈夫?」
「さすがだよあの子は、すごい使い易い」
今使っているのは 2代目クロックハンドだ
半実体化魔力刃を発生させるグリップが二つ連結させて双刀のようにすることも出来るし柄を伸ばして槍のように使うこともできる
もちろん1本だけでも使用可能だ
「本当なら連れてきちゃいけないのをちょっと無理言って連れてきたんだから」
「分かってる」
本来なら話聞いて終わりなのだがこうして連れてきてくれたことには感謝している
フェイトさんが研究所を制圧している間に僕はロストロギアの確保に向かった
「君は…」
男の子だ、見た感じヴィヴィオより幼い感じだが問題は腕だ
過去に記録で見た闇の書の闇の防衛プログラムのような触手がまとわりついていた
「人造魔導師…?」
「っ!」
「はぁ!?」
いきなり攻撃してきた
と言っても突撃しているだ毛なのでよけるのは楽だが何気に速い
的確にロストロギアだけを破壊するために攻撃を仕掛けるが防御が固く抜けない
「ちょっと硬すぎない?」
「固くなければ意味ないよ、それが私の存在理由だ」
やっぱりって気はしてた
「君性別男?」
「そうだけどそれが?」
ならばやることはひとつしかない
「今すぐその呪縛から解き放ってやるよ!弟ぉ!」
「初対面だろ!」
やばい、さすがにガキンチョには負けなかった
相手がろくに戦闘訓練してなかったおかげでゴリ押しで無力化できたのだが問題はここからだ
ロストロギアにターゲットされた
というか少年をかばった時に掴まってるんだが
「なんでよりによって左腕なんだよ!」
利き腕ではないだけマシかなって気もするけど右手にデバイス持って左で捕まるってことをよくやってるから結構やばい
『
「はぁ!?」
『
クロックハンドが触手に飲まれた
「ちょっと冗談でしょ!?」
みるみるうちに形を変えていき両腕前腕部に小型の盾として装着されていた
剣はそのままだった
「そんな…」
「なぁ、これどうしたらいい?」
「どうしようもない、あれがなくなった今僕はもう生きていられない」
何言ってんだこいつは
「それは大袈裟じゃない?これで生命維持してた訳じゃあるまいし」
「残念だけど行くあてなんかないのにどうしろって言うの?」
「色々教えて貰ってただけ僕よりはマシじゃないかな」
「それって…」
「僕も
その時アラートが鳴り響いた
『円!研究所の人が自爆装置作動させたみたいだから今すぐ逃げて!』
『分かった』
「爆発するみたいだから逃げよっか」
「そんな呑気な…」
飛んでいくのは楽だが崩れてきているので走る
少年、足が遅すぎる!
その上体力もない!
局員とそこらの子供を一緒にすんなって気もするけど置いていくわけには行かない
「私の事置いてってよ。このままじゃ間に合わない!」
「何言ってるの弟、そんなことしないよ」
「さっきからなんだよ弟って!」
「名前知らないし」
「そういう問題じゃない!」
「君が生まれた研究の大元の研究から生まれたのが僕だからね、君は僕の弟のような存在なんだ」
「そう、だったらさ…」
そんな感動シーンを展開しているのにも関わらず時間は止まらないし爆発は待ってもくれない
目の前が出口だったのが幸いしたか爆風で吹き飛ばされた先は外だった
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「っあ…」
「円!大丈夫!?」
「フェイトさん…弟は?」
「弟?何言ってるの?」
「え…?」
爆発に巻き込まれた僕は防壁に守られて無事だったが吹き飛んだ建物からは何が見つかるわけでもなく文字通り何も無くなっていたらしい
不思議とそこまで悲しいってことは無かった
そりゃあショックだったし泣きもした
それでも行くしかない
「そう、だったらさ…」
──────────私の分までしっかり生きてね、お兄ちゃん
「よし、行くかアイギス。あの子の分まで」
『
ぶっちゃけビームサーベルだよ見た目
種と初代のサーベルの機能足した感じかな
クロックハンドは乗っ取られてアイギスという両手の小型盾と光剣のデバイスになりましたおめでとうございます