僕が僕になるまで   作:ゲストU

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Godの時間軸借りたオリ話開始します




それは唐突な

「凄かったですねアインハルトさん!」

 

「あの動きは参考に出来そうですね」

 

 

何の変哲もない学校の帰り道

2人の少女が話しながら歩く

 

アインハルトとヴィヴィオだ

リオとコロナは用事で今日は別行動をとっている

今日はこれからヴィヴィオの兄である高町円と合流して魔法戦の練習があるのだ

 

 

「あっお兄ちゃーん!」

 

「お、きたな二人とも」

 

待ち合わせの場所に着くと既にそこにいた少年

高町円は先日自身の出生に関わる事件を乗り越え平和な時を生きている

 

 

それがすぐに終わるとも知らないで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれぇ…おかしいなぁ…」

 

「お兄ちゃんどうなってるの?」

 

「どこかに転移したんでしょうか?」

 

 

 

落ちてた

さっきまで昼間の街を三人で歩いていたはずなのだ

それなのに今夜の街の上空を落下している

 

「とりあえず二人ともセットアップしてもいいから姿勢制御!後に二人は固まってあのビルの屋上に着地!いいね!」

 

「お兄ちゃんは!?」

 

「ここは恐らく海鳴だ。すずかさんちに行けば転送装置があるからそれで帰れる」

「だから僕はこうなった原因が近くにないか辺りを探索してくる」

 

「わかった」

 

 

 

そうして別れた

 

 

別れてしまった

 

 

あちらに接近する反応あったことに気づかないで

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

「ん?」

 

 

 

急速に接近してくる反応があるな

管理局は管理外世界に基本居ないはず

 

 

「そこの君」

 

 

「ハイハイなん…!?」

 

 

そこに居たのは銀髪の女性だった─────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうした?」

 

 

「は…え?」

 

 

「今ちょっと問題が起きていてピリピリしてるんだ。なにか手がかりになりそうなことを知ってたら教えて欲しい」

 

 

「あーちょっと理解が追いつかないんだけどここは逃げさせてもらおうかな」

 

「そこまで時間はかからないよ」

 

「じゃ、無理やりでも逃げさせてもらおうかな」

 

「(あっちの二人のところにも誰か来てる可能性があるな…短期決戦で決めなきゃ)」

 

「(この少年…少女か?誰かに似てるな…誰か…)」

 

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

「アクセルシューター!」

 

 

 

三発のシューターで牽制する

 

それは当たり前のように防がれる

 

「(ベルカ式の使い手!?厳しいな…)」

 

 

「こちらとしては戦いたくないのだが…」

 

「こっちだって事情があるの!チェーンバインド!」

 

続けて拘束にはいるが長い時間は持たないはずと次の手を打つ

 

「ディバイーン」

 

 

「バスター!」

 

 

 

砲撃を放ったが煙で当たったかは分からない

 

「これで…」

 

「甘いぞ少年」

 

「しまっ ぐっ!?」

 

 

 

煙の向こうから黒い砲撃が放たれ直撃してしまう

 

 

「封縛!」

 

 

 

 

続けてバインドをかけられてしまう

 

「吠えろ!」

 

「ぐあぁ!」

 

 

 

 

 

さらに爆発させ大ダメージを負ってしまう

 

 

「くそ!」

 

 

《Flash impact》

 

「てやぁ!」

 

「くっ!」

 

即座に近づいて打撃をくらわせる

防いだところで目くらましをしてそのまま離脱して2人のところに向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

「(あの戦い方…まるで高町なのはのようだ…)」

 

 

『主』

 

 

『どうかしたん?』

 

『先程魔導師の少年だか少女だかと戦闘になりました』

 

『えっ、大丈夫なん?』

 

『はい、彼は砲撃魔導師で高町なのはに似たような戦い方をしていました』

 

 

『なのはちゃんに?それは気になるなぁ』

 

『闇の欠片と無関係とも限りません。ですので一応報告を』

 

『うん、ありがとうな』

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

「で、なんだって?」

 

 

「だーかーらー!ちっちゃいユーノ司書長と戦闘になっちゃったんだって!」

 

「私はおふたりのお母様と…小さかったですが」

 

 

 

 

 

 

 

あれからすぐに二人を回収し身を潜め報告会のようなものをしていた

 

話を聞いてみれば小さい、それも自分らと同じくらいの年齢くらいの父さん母さんと戦ったって言う。何言ってんだって言いたいけど…

 

「こっちはなんかリインさんに似てる人だったんだよ」

 

「リインさんに?」

 

「そ、しかもベルカ式使ってたから無関係ではないと思う」

 

 

それは実際問題ではない

 

これからが問題だ

 

「で、僕らは管理局の人物らしき人物に顔を見られてるわけだけどここからはできるだけ大人モードは使わないようにしていこう」

 

「そっか、小さければ分からないもんね」

 

「僕も変身魔法使って変装するしすずかさんちで事情を説明してさっさと帰ろう。怒られるのは後ってことで」

 

「うん」

 

「アインハルトもそれでいいね?」

 

「問題ありません」

 

 

 

 

しっかしなんでこんなことになったんだろうか

 

 

「どうしよう…」

 

海鳴に来る予定はなかった

何が起きるかって?金がないんだよ

この年でホームレスなんてやだなぁ…

 

 

「お兄ちゃん大丈夫?」

 

「大丈夫じゃないよ。僕達都合よく地球のお金持ってるわけじゃないから食べ物だって買えないし」

 

「あ…」

 

 

 

「衣食住のうち服は嫌じゃなければこのままで大丈夫だけど、食べ物はないしいつまで隠れられるかも分からない」

 

「あ…そっか…」

 

「これから提案することはある意味賭けになるそれでもいいなら僕について来て欲しい」

 

「賭け…具体的にはどういう…?」

 

 

 

 

そう、それは簡単なことだ

 

アリサ・バニングス 月村すずか

両名の家に突撃するのだ

 

2人が戦ったっていう小さい両親という情報から

過去の世界に来たなんてありもしない可能性が出てきた

 

2人の家に行って2人が小さかったりしたらそれは確定してしまう

 

「ほら、映画とかで過去に干渉したら存在が危ないとかなかったことになるってあるでしょ?それを心配してるんだよ」

 

 

 

「転移してきた時点で夜だったから休んで明日行動開始だ。いいね」

 

「わかった」

 

「了解しました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは短くも長い事件の始まり─────────


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