僕が僕になるまで   作:ゲストU

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母さんが子供を拾ってきた

 

いきなり何を言ってるんだと思うが事実だ

 

ここに至るまでには色々あった

 

ホテル・アグスタの一件でミスショットされかけたスバルさんを庇って撃墜されかけたり

模擬戦で暴走したスターズを2人をバスターしようとしたりとか

 

 

お休みの日に出かけてて子供を保護したのだがその時の子がその子らしい

 

病院にお見舞いに行った時部屋から脱走していて母さんとは別行動で探していた

 

この時に母さんが見つけたしたらしいのだがその時に懐かれたらしいのだ

 

「で、結局この子誰」

 

「この子はヴィヴィオって言うんだ」

 

「へぇ…」

 

念話に切り替え

 

『この子、普通じゃないでしょ?』

 

『うん…実は…』

 

『僕と同じってことか』

 

『冗談でもそんなこと言わないで』

 

『分かったよ』

 

速攻で怒られた 事実なのに

 

「どうするの?引き取るの?」

 

「出来ればね…」

 

「いいんじゃない? 僕のこと引き取ってるんだし」

 

今ヴィヴィオは母さんの膝枕で寝ている

とても可愛い

 

 

「んぅ…」

 

あ、起きた

 

 

「おはようヴィヴィオ」

 

「おはよーなのはママ」

 

 

まだ寝ぼけてるなぁ~

撫でてたらまた寝ちゃいそうだ 可愛い

 

そろそろ訓練再開の時間だな

 

「それじゃあヴィヴィオ、また後でね」

 

「はぁい…」

 

 

 

 

 

 

────────────

 

 

 

 

「あー円?ちょっと言いずらいんだけど…」

 

改まって何だろうか

 

「しばらくの間皆との訓練はお休みしてくれないかな?」

 

「え……」

 

なんで?ちゃんとメニューはこなしてるしデバイスだってサボらず整備に出してるはずだ。

それなのになんで…あ、視界が

 

「いや別に円が悪いとかじゃないんだよ!?だから泣かないで~!」

 

どうしようまじで泣きそうになってたみたいだ

 

「だったらなんで…」

 

「実は円には個人的に教導しようと思ってね」

 

何でさ、みんなと一緒でもいいじゃないか

 

「ごめんね、円は強すぎるんだよ。その年で、フォワードの誰よりも」

 

だったら何だ、みんなが僕についていけないとでも?

それとも僕がみんなに合わせすぎってこと?

 

「両方だよ だから円には個人的に、ほかのフォワードにはコンビでの戦い方を教導していくつもり」

 

「それで本音は?」

 

「ちょーっとヴィヴィオの お世話してくれないかなーって。ほら、教導してると構ってあげられないでしょ?」

 

そんなことだろうと思ったよ脅かさないでよ全く!

 

「わかった受ける」

 

「ありがとう円!あ、でも個人教導の話は本当だからね?」

 

 

曰く僕は全体をよく見て各々のサポートに回れるからほとんどフォロー出来てしまうためそれに慣れすぎると僕がいない状況で対応出来なくなりそうで不安なんだとか

 

 

 

「そんな訳でヴィヴィオと遊ぶことになりました」

 

よゆーよゆー楽勝だって思ってた時期があった

何なのあの子元気すぎない?

 

日頃母さんの教導を受けているしそれ以前にも魔法を教えて貰ってりしていたから体力には自信があったのに…

 

慣れない年下の相手 めっちゃはしゃぎ回ってるし

ここまで疲れるなんて思いもしなかったなー

 

ヴィヴィオにはご飯食べさせてちょっと相手してたら眠くなったのか今は寝ている

 

僕にしがみついて

何でだよヴィヴィオ母さんの故郷にいるコアラとかいう動物じゃないんだから そんなしっかりとしがみつかなくなっていいじゃないか動けないよ

 

最終的に母さんの部屋で寝かせてくると職員の人に伝えて母さんの部屋に来たのはいいのだが

 

離せヴィヴィオ離してくれ

 

寝てていいからその手を離してくれ

 

教導の時間が迫ってるんだ早く誰か助けて

 

 

ちなみに離してくれないから一緒に寝転がってる状態です

 

 

あー子供ってあったかいなー僕も子供だけど

 

横になってると眠くなってくるなー

 

離してくれないかなー時間…が…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

おかしい

 

円がいつになっても来ない

いつもなら時間のちょっと前には来てるのに

 

ヴィヴィオの相手をまだしているのだろうか

 

お世話を頼んだのは私だしそうだとしても文句は言えない

 

ヴィヴィオを私の部屋で寝かしてくると言っていたと聞いていたが

もしかするともしかするかもしれない

 

これ一緒に寝てるんじゃない?

 

「というわけでフェイトちゃんはやてちゃん突撃するよ!」

 

「寝てるんだったら静かにしてた方がいいんじゃないかな?というかなんではやては来たの」

 

「えー面白そうやん。いつもは大人ぶってる円の寝顔見れるかもやんか」

 

あの子結構女顔やし

なんて言ってるはやてちゃんはスルーして部屋に入る

 

 

 

「やっぱり」

 

「わぁ…」

 

「おぉー」

 

 

やはりと言うべきかベッドの上には抱き合って寝ている円とヴィヴィオがいた

 

と言うよりヴィヴィオが円にしがみついていた感じだったがお互い寝苦しいとかはなさそうだ

 

「ほんと女の子みたいやね」

 

はやてちゃんの言う通りだと思う

円はかなり女顔だし女装させても違和感ないと思う

 

「ふふっ…かわええなー」

 

「ヴィヴィオの相手で疲れちゃったのかな」

 

「これは今日の訓練はお休みかなー」

 

 

慣れない年下の相手で疲れたのだろうかぐっすり眠っていたため教導は明日に持ち越しとなった

「そろそろ出よっか」

 

「また寝る時にかな」

 

「珍しく円いるんやし挟んで寝てみたらええんちゃう?」

 

「あ!いいかも、そうする?」

 

「円もいるし…ね」

 

 

そうして私は2人の頭を軽く撫でて部屋を出た

 

 

 

 

 




ここまで読んでくれてありがとうございます
この作品と末裔物語の評価バーに色がつきました!
(゚∀゚ノノ"☆パチパチパチ
これからも両作品頑張っていきますのでこれからも宜しくお願いします!
それではまた次回お会いしましょう!

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