放課後
「ししょー……。あなたのお側にいれなくて残念です……。」
「別のクラスになっただけだろ?泣くなよ…。」
「確かに原と小田だけ別って何か不気味だよね………」
「俺も原と二人で寂しいよ~」
「私はセリカ様に破廉恥な事をする貴方がいなくてせいせいしましたわ。」
「したことねえだろ!?」
「セクハラばっかしてますの!!」
「ちょっと二人共!私のために喧嘩するのやめてよ!!」
「セリカちゃん結構恥ずかしい事言ってるよ!?」
俺と小田は相模に呼ばれ2-Cに訪れていた。
教室に入ると相模に呼ばれたアサヒ、カナデ、花園、セリカ、リカちゃんがいたのでクラス分けについての雑談をしていた。
「大体お前人の事付け回しやがって……!」
「貴方みたいな性欲サル人間とセリカ様を二人にすると何するかわからないので見張ってただけですわ!」
小田と花園が言い合う。
あのデートの後からこの二人はこんな感じだ。
「に、しても相模は?」
「兄ちゃんならもうすぐ来ると思うよ。」
リカちゃんの発言の通り数分小田と花園のいがみ合いを見学していると教室のドアがガラリと開いた。
相模と生徒会長が入ってくる。
「待たせて悪かったな。実はみんなにお願いがあるんだ。……会長。」
相模が後ろに下がりペコリと頭を下げると、この学校の現生徒会長、天現寺サイカが前に一歩出て胸を張る。
「君達に部活新設に伴う部員となって欲しい」
現在この私立来栖学園の生徒会には、絶対的な支持率を持つ天現寺サイカと優秀な配下が三人君臨している。
だがどれだけ正しくどれだけ強くても、反感を持つのが人間の愚かな部分だ。
その様な感情を持つ人間が暴走をしないように、生徒会という歯車と生徒という歯車を破損することなく上手く回す為の潤滑油が必要になっている。
「生徒会業務補佐活動部」
つまり生徒会の犬という立場を持ちつつ生徒達の悩み等を解消して「こんな人達の上に立つ生徒会凄い!」となるような部活を設立したいらしい。
「とりあえず、生徒会には私含めて四人在籍している。プロモーションとして我々の倍の8人はいて欲しいな」
尊大な態度で天現寺は話を続ける。
「だから相模と仲の良い7人の計8人を選んだんですね。」
「そうだよ。私は存外彼の事を気に入っていてね。彼を部長に新たな部活を発足したいと常々思っていたんだよ。」
「ほーん。どうする?小田?」
「ま、俺は別にやっても良いぜ。その部活。」
「私も入るわ」
「俺が入るから?」
「違うわよ!!」
小田とセリカのいつも通りの漫才をやってる間にじゃあ私も私も、何て感じで各々手をあげる。
刹那、教室の中心につむじ風が起きる。
「私も入ってよろしいだろうか?」