ゲームの世界に転生のライトノベルの世界に転生   作:ビョン

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二年生 五月第三週目 その1

「た、助けて……。」

 

部室の机に突っ伏せて依頼者はそう呟いた。

 

「えーと、2年G組の駿河ハルカさん。原くんとかと同じクラスだよね?」

 

「あぁ。」

 

リカちゃんの問いかけに答えながら、俺はこいつの事を思い出していた。駿河ハルカ……。ギャルゲ世界出身の天然ヒロインで、いつも教室で寝ているような奴だったな。

 

「で?どうした?」

 

「あぁ、原くん。」

 

駿河が俺に気づいてパッと顔をあげる。

その顔を見て思わずビックリして、後ろに飛び退く。

 

「お前なんちゅう顔してんだよ……!」

 

駿河は、ヒロインというだけあってくりくりとした大きい目、綺麗な肌に愛らしい唇に……と美少女だった。

 

しかし、今の彼女は顔中に疲れが見え、目の下に隈が漆塗りのようにくっついていた。

 

「もうここ何日も寝れないの………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「寝れないって言ってもなぁ。」

とりあえず相談用ソファーに駿河を寝転がせ、俺らは自分の席に付き話し合いを始めた。

 

相模「例えばどういう原因があって寝れないことが多いんだろう?」

 

原「そんなの、昼寝しすぎだからだろ?」

 

駿河「今まではお昼寝たくさんしても夜ちゃんと寝れたんです……。今はもうお昼寝も出来なくて……。」

 

なるほど違うのか。

 

セリカ「ネットで見ると、ストレスとか原因なんじゃないかって。」

 

アサヒ「確かにそろそろ中間テストあるからストレスとか結構かかるよね。」

 

リカ「じゃあとりあえず原因にストレスと……。」

 

書記のリカちゃんがホワイトボードに原因ストレスと書く。

 

小田「あとこういうのだと、カフェインの取りすぎとかがベターだよな?」

 

駿河「コーヒーとか飲めないの……。」

 

アヤノ「コーヒー以外にお茶とかにもカフェイン入っているな。」

 

駿河「お茶は飲んだけど、それでも今までは普通に寝れてたよ。」

 

うーん。

皆が頭を抱えているとカナデが口を開いた。

カナデ「原因より解決策を探した方がいいんじゃない?」

 

相模「なるほど、確かに。じゃあ、解決策分かる奴いるか?」

 

花園「それなら私も愛用している、心が落ち着くハーブティーですわ!!」

 

 

 

 

 

 

 

翌日

「効果無いみたいだな」

やはり目の下に隈を付けたまま駿河を見て相模が呟いた。

「もらったハーブティー飲んだけど全然眠くならなかった……。助けて……。」

 

「お力添え出来なくてごめんなさい……。」

 

「あなたは悪くないわ……。花園さん。」

 

「す、駿河さん……。」

 

あいつほんとチョロいな。駿河も眠すぎてキャラ変わっているし。

 

「まあまあ。今日はみんな色々な案持ってきているからこの部室で実験しながら進めていこうか。」

 

そう、我々は何個か案と物を持ってきているのだ。

相模の提案に駿河は首を縦に降る。

 

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