ゲームの世界に転生のライトノベルの世界に転生   作:ビョン

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一年生 一月第四週目  その2

「ぜぇぜぇ…………お前があそこで大声でずっと嘆いていたから遅刻ギリギリだぞ。」

 

「うるせえ………間に合ったからいいだろ。」

 

「おっす。おはよう。」

 

「おはよう。また遅刻ギリギリだね。」

 

クラスに飛び込んだ俺と小田にやんわりとした笑顔で、一足早く到着していた相模とリカちゃんが気さくに挨拶してきた。

 

「おはようお二人さん。俺一人なら本当はもっと早いんだけどなー。前世は朝五時起きだったんだ。原が待ち合わせ時間20分遅れるからだよ。」

 

「遅れたのお前じゃねえか。毎日待ち合わせ場所で缶コーヒーとサンドイッチの優雅な朝飯が食えるんだぞ。」

 

「ははは。小田君も前世とかふざけた事言ってないで原君待たせちゃダメだよ?」

 

「はーい」

 

小田は分かりやすく鼻の下を伸ばしながら返事をした。

 

 

 

 

 

 

昼休み………

 

「原は毎日昼飯パンだな?」

 

俺が自分の席で菓子パンをモソモソ食べていると、相模が椅子を持ってきながら聞いてきた。

 

「あぁ、誰かさんが朝飯だけじゃなく、昼飯を買う時間もくれるからな。」

 

「だから悪かったって!」

 

前の席で小田が自作弁当を食べながら声を上げた。

 

「それに俺は料理作れないから弁当も持ってこれない。」

 

「なら、待たせてる分小田が弁当作って来ればいいじゃないか?」

 

「冗談でもやめてくれ。気持ち悪い。」

 

「こいつの分まで作ってたら更に遅刻するな。」

 

「お前もっと早起きするか弁当の手抜くかどっちかにしろ。」

 

「どっちも譲れないな。」

 

「じゃあ明日から一人で頑張れよな。」

 

「嘘嘘。ごめんなさい。」

 

小田は何故か一人で通学したがらない。

同じアパートに住んでいて仕方ないので一緒に通学してるのだ。

 

「やっぱ、お前ら面白いな。」

 

相模が笑いながら俺らを絶賛した。

そういいながら、先程リカちゃんから手渡されてた愛妻弁当を広げた。

 

「いいなー。可愛い幼馴染みから毎日愛妻弁当貰えて。」

 

小田が羨ましそうに自分のと相模の弁当を交互に身ながら呟いた。

 

「そんなんじゃないよ。俺もお前らみたいに両親が家開けること多いから作ってくれてるだけだよ。」

 

「でもあんな可愛い子の弁当毎日食べれるなんて本当に羨ましいなー。」

 

俺はちらりと別の席で友達と弁当を食べてながら、小田の言葉に会わせて顔が段々と赤くなるリカちゃんを確認して……。

 

「本当だよな。飯も作れて可愛くて愛嬌もあって性格も優しい。俺ここまでの素晴らしい女の子見たことないよ。」

 

面白そうなので全力で小田に乗っかった。

段々と、二次元特有のノリに慣れてきたのかもしれない。

 

「最高の幼馴染みだね。俺もあんな幼馴染みいたらなぁ………。まあ、俺小さい頃から友達少なくて幼馴染みなんかいなかったけどな………」

 

前世の事だ。

 

「何言ってるんだよ………。俺なんか不細工な幼馴染みからキモいって言われたんだぞ……。」

 

「「はー………」」

 

「勝手に人の事褒めて、勝手に落ち込むのやめてくれない!?」

 

バン、と机を叩きながらリカちゃんは叫んだ。

 

「まあ、ぶっちゃけあいつは妹みたいなもんだからそんな羨ましくねえだろ。」

 

相模がアハアハ笑いながら落ち込んでる俺らの肩を叩いた。

 

「おい小田。全て持ってる糞野郎がほざいてるぞ。」

 

「おいおいここに来て妹とか新たな属性ぶちこむとか、こいつもしかして死にたいのかな?」

 

「二人ともその男を殺しなさい。」

 

「あれ!?矛先俺に向いてる!?」

 

 

 

 

 

「あんた達何アホやってるのよ……」

 

そんなどこかはつらつとした声が、聞こえてきた。

 

声の方を向くと、赤髪のロングをツインテールにしチラリと見える八重歯がキュート美少女が立っていた。

同じクラスの、名前は確か……

 

「あぁ、ツンデレちゃん」

 

「誰がツンデレよ!!甲斐セリカよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

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