ゲームの世界に転生のライトノベルの世界に転生   作:ビョン

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ステータスカンストしたチート勇者が普通の学生に再転生したら学園ハーレムも作れるんだぜ4

ガレージから上がると、部屋には小田が一人ソファーに座っていた。

 

「よう!おつかれさん!他の奴等には席をはずして貰ってる。話は聞いたよ。……すまなかったな。」

 

「いいんだよ小田。しょうがないよ。」 

 

「でもなんでお前だけ……何て言わないぜ。」

 

「俺だけ異変に気づいた理由流石に気付いたよな?」

 

「あぁ。同郷だと思ってたんだがなぁ。まさか俺まで物語の中のキャラだったなんてな。何か恥ずかしい気分だな。」

 

「そうだな。でもお前の物語はほとんど白紙だったんだ。」

 

「どういう事だ?」

 

「お前の物語は、元の世界の俺の部屋にいつの間にかあったんだ。しかもお前が転生するまでしか書いてないでそれ以降は白紙でさ。」

 

「つまり、俺の物語は最初から何でも書き込めたんだ………。」

 

「…だから俺の居場所もあったんだ。女神にも言われたさ、イレギュラーだってな。……ありがとうな小田。俺にはお前みたいな相棒がいないとダメみたいだって気付かされたよ。」

 

「気持ち悪い事言うなよ。俺は一人で主人公やっていたかったぜ?それをお前が主人公の席取って行っちゃうからよ……。あいつみたいにならずに済んだんだ。」

 

「俺のおかげだな?」

 

「全くだ。……へへ、恥ずかしくなってきちゃった。もう一人だけ時間を取って欲しい奴がいるってよ。みんなとの再開はそのあと。お楽しみし過ぎてあんまり待たせないでくれよ?これからの事とか話さなきゃいけないしさ。」

 

「あまりに可愛かったらヤバイかもな。」

 

「ははは。じゃあ交代だ。また後で会おう相棒!」

 

「おう!」

 

 

 

 

 

「原!」

カナデは俺の姿を見るなり、俺の胸に飛び込んできた。

 

「原!原!原!……原!」

 

「なんども呼ばなくたって俺はここにいるぜ?」

 

「原……私……私……!」

 

「……そうだな。」

 

嫌すぎるからなのか、皆が伊勢を称賛している時期の記憶が何かふわふわしている。

その中でも特にキツいイメージがあったのは、小田とカナデがあいつをスゲーした時だ。

 

 

小田は同じ異世界出身なのに飲み込まれたショックと、親友が離れていくようなそんな気がしてならなかった。

カナデに至ってはあいつの名前を呼んでいるのすら嫌だった。

 

俺って結構束縛キツいタイプだったのね。そりゃ、元の世界ではもうすぐアラサーまで彼女いなかったんだ。拗らせるよね。

 

 

話は戻して、今俺はカナデに抱き締められ胸に顔を埋め泣かれている状態だ。

その辛い日々の事を思い出して、今目の前にある幸せを思いっきり抱き締めたい、愛の言葉を囁きたい。

 

だけど、それは呪いだ。

先程考え付いた作戦は、俺が……。

 

俺は頭を撫で「大丈夫だ。」と言うしか出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

その後皆と合流し、先程思い付いた作戦を皆に告げた。

無事戻ってきた相模も含めて全員と語らいその作戦を更に深みのあるものにしていく。

 

 

 

そして、潜伏し続け2日後……

 

 

 

 

 

俺と生徒会長は、今あの隠し教室を抜け部室がある校舎の屋上に立っている。

 

久々の日差しは眩しくて、すっかり秋らしくなった空気はどこか気持ちよい。

 

 

 

 

「皆さんこんにちは。私は生徒会長の天現寺だ。」

 

ざわざわと校舎の下に生徒が集まってきた。

 

「私は今回の騒動を、誠に恥ずべき事件だと感じている。」

 

「そうだそうだ!!」

 

「原は今すぐ降りてきて殺されろー!」

 

群衆から俺の死を望む声が聞こえる。

その異様さに俺は思わず一歩後ろへ下がってしまう。

 

「君が負けたらダメだ。」

 

生徒会長が俺に優しく渇を入れてくれた。

…そうだ、気持ちで負けちゃダメだ。

気合いを入れるため自分の顔を思いっきりはたく。

その様子を見ていた会長は満足げに前を向き、今度は厳しい声で生徒達に向かい渇をいれた。

 

「黙りたまえ!君たちのような、群れて強い言葉を騒ぐしかない雑魚を恥ずると言っているのだ!!」

 

生徒達の罵声が収まる。流石は優秀謎多き生徒会長やってるだけある。凄まじい迫力があった。

 

しかし、こんな事で狼狽える雑魚ばかりではない。

生徒の中から、取り分け目立つ風貌をした男が生徒の群れの一番前に立つ。……あれは、伊勢の相棒だ。

 

「なんだぁ?生徒会長さんは、殺人未遂犯さんの肩を持つのか?」

 

「当たり前だ。今回の件、ただ刃物を所持していただけの彼に殺人未遂の罪を着せるなんて根本間違っているだろう。」

 

あの時犯行を犯そうとしていた不良は、伊勢のメイクが終わった後はその場にいなかった。

つまり、今回外から見たら俺が果物ナイフ持って伊勢の近くに立っていただけなのだ。

しかし、たったそれだけの事で俺に罪を着せられるだけの説得力を伊勢は作り込んだことになる。

 

「は、どうだか。とりあえず、あんたもそっち側に付くってことだな。」

 

「どっちに付くとかどうとかお子様かよ。え?不良に絡まれてビビってたくせに、女子供には口が回るんだな。」

 

「てめぇ……!!」

 

俺の挑発に分かりやすく青筋をたてる相棒君。

 

「こんなことでキレちゃうなよ。ところで、俺にここまで冤罪を被せてくれた伊勢は出てこないのか?」

 

「クソが……!おい!あいつを引きずり下ろすぞ!」

 

「今だ!スイッチを押せ!」

 

「了解!」

無線越しの指示に返事が帰ってくると同時に周りが光に包まれる。

 

眩しさに思わず目をつむる。

 

次に目を開けると、手にはいつの間にか武器が握られ周りは校舎の形こそ残しているが至るところに戦場のような痕跡が見える。

 

「……!おい原!なんだこれは!」

 

「話を聞かないお前らには、痛い目見てもらわなきゃな!安心しろ仮想ゲームだ!本当に死にやしない!」

 

俺は二本のナイフを逆手に持ち屋上から飛び出し、相棒君目掛けて振りかざす。

 

「……チッ!腐っても主人公、こういう場面では出てくるのか。」

 

相棒君の前に立ち、大層な剣で俺の攻撃を抑えた伊勢は剣を切り返す。その勢いで距離を開けて着地した俺を伊勢は睨んでいる。

 

「原!どういうつもりだ!」

 

「お前はすぐにでも俺を殺したいようだが、俺もそうですかと死んでやるわけにいかねぇ。だから、こうしてゲームで反抗してやろうかなってさ!」

 

「正気か!?」

 

「正気も正気!少ない人数でも勝機があるからやってるのさ!ルールは簡単!総大将の俺かお前が負けたら終わり。」

 

「……よし!受けてたとう!皆!武器を取れ!」

 

「お前ら!やっちまうぞ!」

 

 

 

 

 

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