ゲームの世界に転生のライトノベルの世界に転生   作:ビョン

79 / 80
学園戦争2

「今が勝機だ!お前も早く出てくれ!」

 

「それじゃあ叫んでよ!そうだなぁ……アサヒだから、『アサァ!』かな?『アーサァ!』これ偉人みたいでカッコいいなぁ!いや、なんか違うかな?あー!リカちゃんが羨ましい!僕も収まりよく『リカァ!』って呼ばれて返事したいなぁ!今すぐ僕と名前変えてくれないかな?」

 

「良いから早くしろよ!これ好きな奴はめんどくさい奴だけなのか!」

 

「じゃあアサァ!で良いから相模君さっきお願いしたのお願い!」

 

「わかったよ……。何やってんだアサァ!」

 

相模が叫ぶと明らかにギターじゃ出せないBGMがスピーカーを揺らす。

 

同時に悪魔のような白い鎧を着たアサヒがメイスを構えて地面の中から現れた。

こいつ夏祭りの時に部長から貰ったプラモを組み立ててからドはまりしたらしい。

故に、部長と同じくリクエストが多いのだ。

 

 

俺ら3人の戦闘と部長の極太ビーム、アサヒの奇襲と大暴れにより着実に敵を減らしていた。

 

 

しかし、生徒も知らない奴等だけではない。

 

「相模!どうして原なんかに味方するんだ!!」

 

「俺は俺の正義のためにお前らを斬るぞ!」

 

「あぁ、神よ……!この者に裁きを!」

 

「袋井、菊川、吉田!お前らそんなキャラじゃないだろ!!目を覚ませ!」

 

3人組と相模が交戦状態に入る。

あいつらはこちらが仲良くなった人間。つまり、今までのモブのようにはいかない。

 

「何でそんな酷いこと言うのアヤノちゃん!彼はこんな私に笑顔をくれたんだよ!」

 

「く……!ヤヨイ殿!そんな幻想消してくれ!」

 

アヤノちゃんも黒い影を操るヤヨイちゃんと交戦状態に入る。

 

「古河君!師匠の事が信じられないのか!」

 

「俺は…。俺は…!ぐぉおおお!!」

 

アサヒとでっかい斧を携える古河も交戦する。

 

 

あいつらが動けない分、俺と部長で他の生徒相手に頑張るしかない。

汗を拭い剣を持つ手に力をいれる。

この内の何人が元のゲームのキャラクターなんだろう。

かつては知ってる奴しかいなかったこの学園も、今や知らない奴等だらけだ。

 

 

 

「待たせたね。」

 

後ろから声が聞こえ、振り向くと男を引きずりながら生徒会長が悠々と歩いてくる。

 

「えっと、そいつは……あれ?伊勢の金魚のふんの。」

 

「そうだね。さっきまで息巻いてたからさぞや強いのかと思ったけど、私の魔法の前では紙切れも当然だね。」

 

生徒の亡骸(死んでないけど)をそこら辺にポイと捨てるとドローンが別室に運んでいく。

会長はドローンを見送ると、くるりと生徒達の方を振り向いた。

 

「さて、私達も戦いに行こうか。」

 

「そうですね。」

 

部長もいつのまにかプラモ部部員達と戦い始めているので、手が空いてるのは俺ら2人だけだ。

 

だが、どうやら洗脳を自力で解き、目を覚ました生徒が数人現れたらしい。

生徒達の中から聞き慣れた声が聞こえてきた。

 

「あいつらのロックとカナデの歌声で目が覚めたぜ!!」

 

「私も眠いけど頑張るよ。」

 

「可能性があるお二人を連れてきましたわよ!」

 

「花園ナイス!すまない!恩に切る!」

 

桐谷ちゃんの歌に刺さりそうなメイさんと、俺らと同じクラスで他の奴等より原の近くにいた駿河ちゃんが狙い通り援軍に来てくれた。

 

俺らは何とかなりそうだ。

だから頼んだぞ、原。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。