登場人物。
乙坂有菜(おとさかゆうな)乙坂有宇の女バージョン。相手に乗り移れる。5秒間の時間制限は物語の進行上邪魔になりそうなので削除します。
星ノ海学園には当初から入学している設定。その他に家族がいて、弟の歩(あゆむ)と、隼子(じゅんこ)がいます。
原作でいう隼翼に対しての記憶を失っていてという設定は削除します。
隼子は同じ学園に三年生として通っていて、生徒会長をしています。
友利奈緒貴(ともりなおき)友利の男バージョン。対象一名だけの透明化能力というのは使いづらそうなので普通に透明化能力にします。
こんな能力あれば女風呂でも覗きそうな設定に思えるのですが、元の友利が淡泊そうなんでそういう使い方しなさそう。
姉(原作一希だから一美にしておく)が拉致られて能力者の研究によって廃人になって入院中みたいな原作の設定はそのままでも良さそう。
使えなくもない。
高城花子。原作の名前(丈士郎)が女性名詞化しにくいので花子で。高城の女バージョン。何となく腐女子。よくカップリングの妄想とかしてそう。
能力は瞬間移動でいいや。止まれないとかいうのはどうするかわからない。
西森柚咲雄。ジャニーズに所属している現役のアイドルだが、能力者である事から星ノ海学園に入学してくる。
能力は発火能力で普段は温厚だが能力の発動中は二重人格のように性格が入れ替わる。
原作でいう姉の魂をいたことして憑依させるという設定は使いづらそうなので改変します。
その他のキャラクターに関しては適宜。
この話はシャーロットのキャラが性別反転したらどうなるか、というよくある性別反転ネタです。滅茶苦茶になるかもしれませんが、なんとなく書いてみます。
プロローグ。
それはある日の事だった。
「そう! 俺は世界最強の能力者! 世界創造(ワールドジェネシス)を持つ男だ!」
その日、ある能力者がいた。
「ふっはっはっはっはっは! 俺の能力をくらえ! 世界創造(ワールドジェネシス)!」
その日、世界の因果律が改変され、新たな世界が作られた。
そう、世界の全ての男女という、普遍の規律(ルール)がこの男によって改変されたのである。
第一話「転校生は突然に」
私の名前は乙坂有宇菜15歳。星ノ海学園に通う高校一年生。成績優秀、そして容姿端麗。少し変わった所はあるけど、普通の女子高校生。――その少し変わったところとは――。
ある日の事だった。学校からの帰り道。
「ねぇねぇ、お姉さん。可愛いねー」
その帰り道だった。複数人の男達に絡まれる。いわゆるナンパ男達だった。一目見るだけでもチャラそうな連中だと理解できる。
「俺達とこれからお茶でもしない?」
私は無視して、通り過ぎようとした。
「ちょっと待てよ! 無視すんじゃねぇよ! このアマ!」
「なんですか? 私に関わると痛い思いをしますよ」
「痛い思い? なんだそいつは」
「女一人で男複数人に何ができるっていうんだ」
「ちょっと可愛いからって調子乗ってるんじゃねぇぞ! このアマ!」
血気盛んな男達はすぐに手を出そうとする。
――そう。その少し変わった所とは。
「ぶはっ!」
「てめぇ! 味方を殴ってどうするんだ!」
「ぶはっ! てめぇ!」
男達は突如仲間割れをした。
相打ちをして全滅。この仲間割れは偶然引き起こしたのではない。私の少し変わったところ。そこは特殊能力者である事だった。私には能力があったのだ。それは『五秒間だけ相手に乗り移れる能力』。
私はさっさとその場を通り過ぎようとする。
「くそ! てめぇ! ……待ちやがれ! 何しやがった!」
一人のチンピラが立ち上がってきた。
「その辺にしとけよ」
その時。一人の少年が姿を現した。私達と同じ、星ノ海学園の男子の制服を着ていた。イケメンだが、どこか冷たそうだった。クール系と言えば聞こえはいいが。
「んだよてめぇ! 中途半端にイキがってると痛い目みるぞオラァ! なっ!? 消えた!」
男子生徒は、突如姿を消す。チンピラにはそう見えた事だろう。しかし、私の目から見るとはっきりと見えていた。対象一人だけの透明化能力を彼は持っていたのである。
「ぐはぁっ!」
見えない角度からのアッパーカット一発でチンピラは吹っ飛んだ。
「ったく。余計な手間取らせるなよ」
「ありがとう。友利君」
私はお礼を言った。彼の名前は友利奈緒樹(ともりなおき)という。同じ高校。星ノ海学園の男子生徒にして、生徒会長である。そう、この高校は能力者が集う高校だったのだ。
「別に、礼を言われるほど大した手間じゃねぇよ。じゃあな」
「あっ……」
そう言って、彼はその場から去っていく。彼は不愛想なのだ。
翌日、生徒会での事だった。
「見てください! 乙坂さん!」
突如、眼鏡をかけたみつあみの女子が迫ってくる。彼女の名前は高城花子(丈士郎を女名するのが難しかった為適当に命名)という。私が所属している生徒会のメンバーだ。
「な、なんなんですか高城さん! いきなり!」
「これですよ! これ!」
高城さんは雑誌の一面を突き付けてくる。
そこには背の高いイケメンが映っていた。
「だ、誰ですか!? この男の人は――」
「知らないんですか!? 今話題沸騰中のアイドルなんですよ! ジャ〇ーズ事務所所属のアイドル! 名前は西森柚咲緒(ゆさお)っていうんです!」
「はぁ……」
ちなみに私はアイドルには興味があまりない。高城さんは大のアイドルオタクらしい。
「もう、私この西森君の大ファンで! ライブも何回も行ってて! CDも何枚も箱買いしてるんです! それで今度はファン感謝ライブに参加する事になってて、その為にまたCDを百枚買わなきゃなんです!」
「そ、そうですか」
熱心すぎて若干引きそうになる。
「それより、乙坂さん。今日、クラスに転校生が来るらしいんですけど、知ってますか?」
「へー。そうなの。初耳」
「西森君みたいなイケメンだったらいいんですけどねー」
高城さんは色々と妄想の世界に旅立っているようだった。
私達はクラスに入る。すると、そこには友利君もいた。友利君は不愛想であまり友達もいない。今も一人、雑誌を読んでいる。
「友利君、この前はありがとうね」
「ああ。気にすんじゃねーよ。別に」
本当に不愛想だ。むかつく奴。女の子がお礼を言ってるんだからせめて視線くらい合わせればいいのに、視線は雑誌からそれていない。
――と、その時だった。先生が入ってくる。
「静粛に。皆、席につけ」
皆、席に着き始める。
「これから転校生を紹介する」
転校生、そういえば高城さんから聞かされていた事を思い出す。一体どんな子なんだろう。
「では、入ってきてくれ」
「はい」
「え?」
私はその顔に見覚えがあった。というか、さっき見た。あの雑誌に載っていたアイドルの男の子だった。
「き、きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
突如、高城さんが叫び出した。
「た、高城君、いきなり立ち上がるなんて」と、先生。
しかし高城さんは大人しく聞く様子がない。興奮それどころではない様子だ。
「西森柚咲緒! 西森柚咲緒よ! 間違いない! ライブで何回も見たもの! 本物よ!」
「ええい! 静かにせんか! 彼は本名を黒羽柚咲緒(くろばねゆさお)という。知っているとは思うが、今ブレイク中の人気アイドルだ」
「初めまして。皆さん。これからの高校三年間よろしくお願いします!」
礼儀正しいイケメンだった。
「き、きゃああああああああああああああああ! こちらこそよろしくねえええええ! 柚咲緒君――――――――――!
「ええい! 高城静かにせんか!」
「ええっと。席は。乙坂の隣か」
「は、はい!」
「黒羽。乙坂の隣に行きなさい」
「はい」
さっきのイケメンアイドル――西森柚咲緒。本名黒羽柚咲緒は私の隣に座る。
「な、なんで乙坂さんの隣なのよ。乙坂さんばかり良い思いを。ギギギ」
ハンカチを噛まれる。
いや、そんなところで恨まれても困る。
「よろしくね。乙坂さん」
イケメンアイドルの転校生西森柚咲緒は私に挨拶をする。歯がキラリと輝いている。
「西森さん……いえ、本名は黒羽さんでしたっけ」
「どっちでもいいよ。君の呼びやすいほうで」
キラリ、いちいち歯が光る。アイドルオーラが全快だった。
「は、はぁ……よろしくね。西森君」
――その時、友利君は興味がなさそうに雑誌を読み続けていた。
「乙坂君! なんなんですかその態度は! 人気アイドルである西森君が転校してきたというのにその態度は!」
「俺アイドルとか興味ねーんだよ!」
不愛想に友利君は言ってのける。
「むきーーー! 西森君に興味ないとか! 非国民です! 非国民!」
「まあまあ、落ち着いて」
と、西森君。
「は、はい。西森君にそう言われたら」
急にしおらしくなる高城さん。
「ははは……」
私は苦笑をする。なんだか賑やかな学生生活になってきそうだった。
しかし――これが私乙坂有宇菜の高校生活の波乱の幕開けに過ぎなかった。
次回第二話「第四の能力者現る!」 乞うご期待!
※続かない
※予定だったのですが、何となく続きます。