不定期更新ですがお付き合いいただけると幸いです。
暖かさを感じ始める3月。身寄りの無い私の元に一人の客がやって来た。
「どうも。月を爆破した犯人です。あ、これ巨乳のエロ本です」
タコだった。
「それで、エロダコが何の用ですか? エロダコに呪われるような事した覚えがないですけど」
「そんな変な事ではありません。ただ私を殺してくれるだけで良いんです」
やはりエロダコの言う事は分からない。しょうがなく隣の人に話を聞くことにしよう。タコの隣にはスーツを来た男性。烏間惟臣が座っていた。
「ヤツが言っている事は本当だ。数日前に月を破壊した次は地球をやると言っている。それを防ぐためにコイツを殺す必要があると判断した。そしてコイツの暗殺を君が転校する椚ヶ丘中学校の3年E組に依頼している」
そこまで言うと、烏間さんは横に置いていたケースから何かを取り出した。
「対触手用ナイフとBB弾だ。人体への害は無いが、こいつには致命傷となる」
「それでコイツを殺せば良いわけですね。
……分かりました。やります」
とりあえず受け取ったナイフを思いっきりタコに振る。振る。振る。
「ヌルフフフ。そんな振り方じゃ一生当たりませんよ? 触手とマッハ20の先生からすれば、お遊びですねぇ」
明らかに舐めた顔?をしながら避けるタコがその触手を見せてくる。黄色く柔らかそうな触手は、コイツの言う通り驚きの力があるのだろう。まだ1度も触手を使わないコイツを今の私は殺せない。それを嫌でも思い知る10秒だった。
そんな感想を持つ俺に烏間さんが近づいてくる。
「ともかく、授業は普通に受けてもらう。ナイフや銃の扱いはこれから学んでいこう。病院でいくらか勉強しているとはいえ、学業を疎かにはして欲しくない。学生の本分を全うしながら暗殺を目指してくれ」
そう言い残し、タコと烏間さんは帰っていった。
それから一週間後、椚ヶ丘中学校へ初登校する日を迎えた。タコと教官、そして仲間の暗殺者達との生活が始まろうとしていた。
古い木造校舎を歩くと、すぐに生徒の話し声が聞こえた。それは学校の最底辺とは思えない程の暖かさを持って。
「それではここで、転校生を紹介します。女の子なので優しく接してあげてください。それじゃあ入ってください」
先生、彼らは殺せんせーと呼ぶんだったか。先生の声を聞き扉を開ける。
「すっげ美人じゃん」
「岡島静かに」
「結構可愛いね」
「落ち着いてるし、速水とかと気が合うかもね」
そんな感想が聞こえる中で、暗殺教室への参加を表明する。
「