魔法少女リリカルなのは?ああ、転生者がホイホイ来るアレね 作:みすちー
主人公全く訓練とかしていないが………!?
「テメーのせいだろーが!死に去らせやモブ野郎!!」
「アァン!?オメーがマジキチスマイル晒して俺のなのは達を怯えさせちまったからだろーが!?てゆうかキャラが俺と被ってんだよお前!!お前が下、俺は上ッ!!刺身にしてやろうか!?」
「上等だゴラァ!!天辻っつーヤツがモブ達にボコられた今!テメーと組んでても意味ねぇ!野郎ぶっ殺してやらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
同じく放課後、夕日が差す誰も居ない屋上にて取っ組み合う二人の男子の姿が見られた。
どちらも共通して見様によっては気味が悪い程顔が整っており髪がギラギラした色、イケボな事、考えている事が似通っている事か。
後一つ、“転生者”という共通点もあるのだが。
「殺す!今お前をぶち殺すッ!エクストリーム、セットアップ!」
《Ready》
銀髪で赤と黄色のオッドアイ、
これで誰にもバレずにここでドンパチ出来る。
原作組はまだ原作が始まってもいないので大丈夫だろう。
「ハッ、そんな雑魚デバイスで俺の
対する………何と言い表せば迷う虹色の髪をしている男子、
「……チッ」
それを見た轟は自身の不利を認め、顔を歪ませた。
「(
説明しておくと
しかしそれだけでは
【
だがその条件は
簡単に言い直すと“めっちゃ沢山のチート武器”で満たしている。
「さァーて、死ぬ覚悟は出来たか?
適当に取り出したーーーーそれでも何かしら伝説のある栄光と所縁ある剣なのだが、それを素人丸出しに構え、空いた手で中指を立てる
「……クソが」
対して挑発された側の
前世で習っていたフェンシングの構えーーーーー右足を前に出し左足を下げ、相手との面を減らす。
使用している
むしろこのケースでは良武器といえる。
………………………………………
「死ねッ!!」
ーー雀ッッッ!!!!
沈黙を先に破ったのは
行動内容は意外にも剣の投擲、肩が良いのかは知らないが真っ直ぐ風を切りながら
轟はそれを躱しーーーー
「迅斗クゥゥゥゥゥゥゥゥゥンンン!!!!!」
ーーーーーーていなかった。
雀凛ッッッ!!!!!
「うおっ!?」
直後、どういう訳か
白亜は自身が投げた剣を自分が回避する破目となったのだ。
「テメェ……今なにしやがった?テメェの特典はその
「知らんな。」
苛立ちを隠さない、小悪党感満載の白亜の睨みに向けて轟はドヤ顏で鼻を鳴らした。
「まぁあれだ、お前も知ってるだろ?公式チートである“
名付けるなら“
補足として説明すると”物体の
代表的な例として、この能力を発動すれば自身に当たった弾丸等の
他にも空気を圧縮だとか相手の体液に触れて即死させる等、チートじみた例があるがその辺りは割愛する。
「……
轟は得意そうに剣を回して弄りながら答える
「YesYes。能力っつーか技に当てはまるもんだが俺に飛び道具は効かないんだよねぇ。」
ペラペラ喋り出す轟を、白亜は沈黙で答えていた。
能力のスペックでは自身が勝っているには勝っているがどうにも相性が合わない。
接近戦を挑めば幾ら自身でも轟には敵わない。
「………チッ。猪口才な事しやがって、命拾いしたな。」
状況を理解し、自分の不利を悟った白亜は
「…?リーチで勝ってようが素人のお前が俺に勝てるわけないだろ、大人しーーー「テメェを殺るのは今度にしてやるよっ」ーーー何!?」
轟が接近戦を挑んでくるかと思い構え直した所だが、白亜はその予想を裏切り、槍を明後日の方向へ投擲した。
ーーーガッシャァァァァァァンン!!
「なっ…!?結界が!!」
投げられた槍ーーー『結界を破壊する』という能力付きの槍は轟が作り出した結界に突き刺さり、結界をガラスの様に砕き消滅した。
「あばよっ。せいぜい残りの余生を愉しむんだなァ!!」
轟の作り出した結界を破壊した白亜は、轟が狼狽えている内に再び
「.……クソっ、逃がしたか…。」
夕焼けが包み込む屋上、轟は1人寂しく
私、風鳴翼が転生してから一週間が流れた。
今では防人語録も噛まずに言えてきたし、他の転生者に遭遇はしていないがこの性格もすっかり板についた。
だが良い事だらけという訳ではない。
生活費自体は神様から月50万程のお小遣いが貰えるから良いのだが
私の身体はこの通り、小学3年生程のものである。
更には戸籍も無い。
これが何を意味するのかというと青い正義の味方、KEISATUがとても厄介な存在となるのだ。
一応出来るだけ朝、昼間、夜間の外出は避けて3時から5時までを外出時間としているのだが、一度買い忘れがあった為、夜間に外出した事がある。
その時、警察に職務質問を受けてしまったのだ。
あの時は本当に肝を冷やした。何せ下手したら大変な事になるのだから。
ちなみにいうと私はあのままデンライナーで寝食を過ごしている。
デンライナーは広いので最初は慣れなかったがそこは住めば都、今では普通に住んでいる。
そうそう。神様から聞いた話だとデンライナーにはステルス機能があるらしく、今は海鳴市上空にて停車している。
道理で騒がれない訳だ、神様もよく手が届いている。
しかも外出時は適当な場所に自動運転、停車させれば楽々行けるという親切設計、素晴らしいものだ。
そして、何より驚いたのがデンライナーが仮面ライダー関連の物だという事だ。
何でも“平成仮面ライダー”、仮面ライダー電王という電車がモチーフの仮面ライダーが乗っていた物らしい。
私は昭和メインだから全く知らなかった。今の仮面ライダーは電車すら扱うのか。
「嗚呼、良きかな良きかな……。」
デンライナー食堂車にて私は“魔法少女リリカルなのは”を忘れ、ゆったりまったりとお茶を楽しんでいた。
茶菓子には駅前にあった有名な喫茶店、“翠屋”のクッキーとシュークリームが一つずつだ。
お茶を啜りクッキー(バニラ味)を一口。
結構美味しい。シャムッとした食感に味が染み込んでいる。
甘いがベタつかない、バニラは本格的な物を使用しているのかな?
ちなみにお茶は静岡県産の緑茶だ、デンライナーを走らせて現地で買った甲斐が有った。とても美味しい。
「剣にも、休みが必要よ…」
剣、防人らしい事を全くやっていないが、私はそんな感じで一日を過ごした。
デンライナーは良い物だ…