ノイズ〜生きる理由   作:九月の黒猫

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初めまして九月の黒猫といいます

ただ単にオリキャラと日菜と紗夜を
絡ませたかったのと

オリキャラを奥沢美咲の兄として
登場させたかっただけです

まぁ優しい目で見てやってください

※氷川日菜と氷川紗夜は今回でません
すいません…次になんとかだします


序章〜プロローグ

音楽という存在が俺から消えた

 

まるで最初からなかったみたいに

 

音楽という存在が

 

雑音という存在に変わってしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

中学校三年の時

 

俺は病気にかかった

 

激しい頭痛に見舞われ

 

自分の部屋をのたうちまわった

 

さらに思考の低下

 

まともに判断することが出来なくなっていた

 

もちろん美咲がすぐに親に報告

 

すぐさま病院に運ばれた

 

 

 

 

 

 

 

 

原因不明の病気だったそうだ

 

脳をやられたらしい

 

このままではあなたは記憶をなくしてしまいますと

 

はっきりといわれた

 

一つだけ方法があるといわれた

 

しかしその方法を行うと

 

日頃聞くような小さな音とかはいいのですが

 

大きな音や音楽を聴くことが困難に…

 

あるいは聴くことすら叶わなくなるかもしれないと…

 

 

 

俺は隣の椅子に座っている美咲を見た

 

美咲は下を向いたまま肩を震わせて泣いていた

 

妹の涙を見たのはいつぶりだろうか…

 

美咲の兄として妹を悲しませるわけにはいかない

 

なにより世界で一人しかいない妹

 

 

 

俺は悩むことなく音楽を捨てた

 

それで良かったと俺は思いたい………

 

 

 

 

 

 

 

 

それから時が経ち

 

美咲は高校一年生になり

 

俺は高校二年生…になるはずが

 

後遺症のせいで学校にもいけず普段は家にいる

 

リハビリとして外に出ることはある

 

もちろん俺一人ではもしものことがあるため

 

基本美咲が学校から帰ってきてから

 

一緒に出かけている

 

勉強も美咲に教えてもらってる

 

美咲には本当に悪いと思ってる…

 

 

 

 

 

っと…もうそろそろ美咲が帰ってくる頃なんだが…

 

「ただいまー…」

 

玄関のドアを開けるとともに

 

いかにも疲れたような声をだす聞き慣れた声がした

 

数十秒後ここの部屋の扉をゆっくり開ける音がする

 

俺への配慮だろ…気にしなくてもいいのに

 

「兄さん疲れたー…」

 

美咲は部屋に入るなり鞄を投げ出し

 

俺の膝の上に対面する形で座って抱きついてきた

 

「ちょっ、美咲…もう高校生なんだから…

抱きついてくるのはどうかと…」

 

嬉しいけど当たってるんだよ…気にしろよ…

 

「っあ…ごめ…兄さん…ついいつもの癖で…」

 

そういうなり美咲は俺から離れて

 

着替える準備をしだした…

 

どうでもいいが…俺と美咲は昔から

この部屋を使ってる

 

いや部屋別々じゃなくていいのかよ…

 

と最初は思っていたがもう慣れた…

 

でもここ最近色々困ってる

 

例えば今の状況…

 

美咲は俺がいるのにも関わらず

 

普通に着替えようとしている

 

慣れって怖い…

 

「あのなぁ美咲…俺だって…男だぞ?

その…なんつぅか…なにも言わないのか?」

 

いくら妹であれもう高校一年生なのになぁ…

 

「大丈夫だよ兄さん

あたしは兄さんがそんな人じゃないって信じてる…

まぁでも…あたしも恥ずかしいし…

そうだ…兄さん後ろ向いといてよ」

 

「ん…わかった」

 

まぁでも確かにあまり人には興味ないが…

 

とりあえず美咲には分かってもらえてなによりだ

 

だいたいこの歳になって男女同じ部屋とか…

 

どうかしてる………嬉しいけど

 

 

 

 

 

後ろを向くと…俺が以前使っていた

青と黒に染まったギターがあった…

 

ギター…か

 

俺の唯一無二のパートナー

 

二度と…触れることが出来ない…ガラクタ

 

音楽にしか興味のなかった俺の

 

唯一のやりがい…

 

 

決してあの時の選択は間違ってないと思う

 

でも…音を失うのは…つらいな

 

音に阻まれ…音楽に見捨てられ…

 

俺は生きる希望を見失った…

 

いっその事…

 

「兄さん…」

 

声がしたので振り返ると…

 

美咲が俺にやさしく抱きついてきた

 

「兄さん…辛いと思うけど…

兄さん自身を否定するのは…だめだと思う…」

 

「美咲…」

 

美咲は優しすぎる…

 

こんな俺でも…兄さんといってくれる

 

なら俺はそれに応えないと

 

「美咲…そういうのは好きな人が

出来てからやってくれ…」

 

「なに?兄さん…人がせっかく

優しくしてるのに…」

 

「俺は大丈夫…美咲がいる限り大丈夫さ…」

 

「なにそれ…」

 

美咲はふっと優しく微笑んだ

 

「ならいいや…じゃ兄さん…

あたしも準備出来たしリハビリいこっか」

 

「おう」

 

美咲が部屋から出て行った後

 

俺は小さな声で

 

「ありがとう…美咲」

 

とつぶやいた

 

 

 

 

 

 

 

 

外に出ると…カラスがないていた

 

前は鳴き声も雑音に聞こえたが

 

今は心地よい音色に聞こえる

 

カラスの鳴き声を音色といういのはどうかと思うが

 

それほど音はすきだ

 

「兄さん、今日は少し遠くにある

公園にいこっか…」

 

公園?子供はいないだろうか…

いまだにあの音はなれない

 

「大丈夫だよ兄さん…あの公園にはこの時間帯に

子供はいないよ」

 

「そうか…よし、いくか」

 

俺が行こうとすると

 

「兄さん…久しぶりに手、繋ごっか…」

 

「俺は子供じゃない…まぁいいか」

 

これじゃはたからみれば恋人同士じゃないか

 

まぁ実際俺達は兄、妹の関係だが…

 

じゃあ何故美咲は顔を少し赤くしてんだか…

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく歩き続けると人だかりがあった

 

「なんだろ…兄さん、行ってみる?」

 

人の声は慣れてきたから大丈夫だろ

 

でもなんだ人じゃない音が聞こえる

 

少しの雑音…なんだ?

 

まぁ大丈夫だろ

 

「まぁ行ってみるか…」

 

 

 

人だかりに近づくたびに雑音が大きくなってくる

 

ついには頭痛…頭が痛む

 

「大丈夫?兄さん…」

 

いや…これは大丈夫じゃねぇ

 

つかなんだろ…雑音なんて久しぶりにきいた

 

リハビリでだいぶ慣れたと思っていたが…

 

しかし気になる…

 

どうせ克服しないといけないんだ…

 

人だかりをかき分け俺が目にしたのは

 

水色の髪をもつ女子がギターをひいていたところだった




うん…難しい

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