ノイズ〜生きる理由   作:九月の黒猫

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初めましての方は初めまして…九月の黒猫といいます

前回の続きです


第二話〜まだ始まったばかり

悪いのは全部俺だ…

 

いつだってそうだ

 

あの時の選択は間違ってなかったのか?

 

そんなの…分かるわけない…

 

 

 

 

 

 

 

 

「日菜…はやく入りなさい…」

 

「……」

 

日菜と呼ばれる女性は無言のまま

 

美咲によってリビングへ連れてこられる

 

そのまま氷川妹?は紗夜の隣にすわり

 

美咲は「邪魔しちゃ悪いから…」

 

といって部屋に戻って行った…

 

リビングにいるのは

 

俺と紗夜と氷川妹…

 

うーん………気まずい…

 

というか俺は何を言われるのだろうか…

 

「日菜…取り敢えず謝りなさい」

 

紗夜…がドスのきいた声で言う

 

いやよくよく考えればこの子は悪くないじゃないか…

 

あの時だって俺が近づかなれけば良かっただけの話…

 

ここは俺が何とかせねば…

 

「あの…紗夜…この子は何も悪くないです…」

 

「はい?」

 

紗夜が驚いたような顔をしている

 

「この子が何を言ったかは分かりませんが…

あの時だって俺が近づかなければ良かっただけの話…

この子に悪気はないと思います」

 

「…ですが…」

 

「でしたら…あの…

この子と二人にさせてもらえませんか?」

 

氷川妹は見る限りかなり落ち込んでいるように見える

 

きっと紗夜にこっぴどく怒られたのだろう

 

このままではこの子が悪者になってしまう…

 

「…分かりました」

 

なら紗夜にはいったんこの場をはなれてもらおう

 

「俺の部屋で待っててもらえませんか?

この先にあるので…美咲もいますから…」

 

紗夜は無言で頷くと氷川妹の方を向いたあと

廊下の奥へと消えていった

 

 

 

 

 

 

今リビングにいるのは俺と氷川妹だけ

 

にしてもひどい落ち込みようだ…

 

さっきから下を向いたまま何も話さない

 

これは何とかしないと…

 

「あの…その………」

 

こういう時なんといえばいいのだろうか…

 

うまく言葉が出てこない…

 

あれこれ考えていると…

 

「ごめんなさい!!」

 

先に声を出したのは氷川妹…

 

だが相変わらず顔を上げてくれない

 

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」

 

いや…そんな謝られても…

 

「ごめ…なさい…」

 

泣くなよ…俺が悪いみたいじゃないか…

 

いや俺が悪いのだけれども…

 

「謝らないでください…

さっきも言いましたがもともと悪いのは俺です…

だから…その…顔を上げてもらえませんか?」

 

「…ふぇ?」

 

ふぇ?ってなんですかふぇ?って…

 

「その…謝るべきは俺です…

そもそもあなたは俺の事知らないわけで…

…うーん…取り敢えずあなたは悪くないって事です

すいません…俺もなんて言えばいいか分からなくて…」

 

語彙力ねーな俺…

 

そう思っていると氷川妹はふっと笑った

 

…笑っている時の顔…可愛いな…

 

「…そっか…ありがとう…晴君」

 

晴…!?…見事に不意打ちくらった…

 

そんな可愛い顔で言われたら…

 

って今はどうでもいい…そんなことより

 

「そういえば…氷川妹さんは紗夜に

なんていって怒られたんですか?」

 

これは聞いとかないと…

 

「…その氷川妹ってやめて…日菜って呼んで…」

 

………は?

 

「日菜って呼んで!お姉ちゃんだけ下の名前はずるい」

 

……………姉妹ってなんだかんだ似てるんだなー

 

「あと敬語はやめてよ…なんかるんってこない…」

 

るん…てなんだ?かびるんる…俺は子供じゃない…

 

「分かった…じゃあ…日菜」

 

名前で呼ぶと日菜は満面の笑みで

 

「るんっっってきた!」

 

とかいいだした…話が進まん…

 

「あの話を戻すが…日菜は紗夜に

なんていって怒られたんだ?」

 

「えっとねー………」

 

 

 

 

 

 

 

 

「お姉ちゃん大変っ!!」

 

あたしは人が倒れたあとすぐに路上ライブをやめて

 

真っ先に家へと向かった

 

「日菜…ノックしてから入ってって…」

 

「それどころじゃないの…

なんかあたしがギターをギュイーンって弾いてたら

見ていた人が倒れちゃったの…」

 

「…どういう事か詳しく説明して」

 

「いや…詳しくったって…

あたしはギターを弾いていただけで…」

 

「………倒れた人の隣に誰かいた?」

 

…どういう事だろう?

 

「…あ、いたよ…確か…美咲ちゃんに似ていたような」

 

「…日菜…あなたとんでもない事をしたわね…」

 

「…え?」

 

「今すぐ外にいく準備をしなさい…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「っていうことなの…」

 

「なるほど…」

 

………日菜の説明は確かにあってる

 

「なんかあたしとんでもない事しちゃたのかなー

って思ってさ…お姉ちゃんにまた嫌われるって

思ったらガーンってなっちゃって…」

 

またって事は前になにかあったのか?

 

すると俺の部屋の扉が開いて中から紗夜と美咲が

出てきた

 

「兄さん…そろそろ…もう外も暗いから…」

 

時計を見るとすでに八時になっていた

 

結構時間経ってたんだな…

 

「両親が何を言うか分かりませんので…」

 

確かに紗夜の言う通りだ

 

「では…」

 

「晴君またね!」

 

日菜の言葉に紗夜は驚いているようだ

 

「…!?日菜!」

 

「あぁ大丈夫です…日菜の事は許しましたんで…」

 

「…そうですか…」

 

納得してくれてよかった…

 

「帰り道きおつけてくださーい」

 

「美咲さん忠告ありがとうございます…

あ、晴希さん…」

 

紗夜が玄関を出ようとした時俺の名前を呼んだ

 

「明後日…時間空いていますか?」

 

明後日?明後日は…土曜日か…

 

ていうか基本フリーだから俺はいつでもいいんだが…

 

「空いてますけど…なんで…」

 

「いえ…晴希さんの部屋で気になるものがあったので」

 

「はぁ…分かりました…」

 

「では…」

 

玄関のドアを閉める音が聴こえる

 

気になるもの………

 

音楽関連のものじゃなければいいんだが…

 

「明後日になれば分かるか…」

 

俺がそういうと

 

美咲から「なに独り言いってんの…」といわれ

 

あげくのはてには変な目で見られた




まだ始まったばかりなんです
こんな作品に付き合ってくれる方々
ありがとうございます

何か感想などありましたらよろしくお願いします
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