今日は私の初授業の日!
しかも担当するクラスは私の後継者でもある緑谷少年の在籍する一年A組。
これはカッコいい姿を見せなければと意気込みながらコスチュームに着替えるように指示を出し、グラウンドβで生徒たちを待っていた。
しばらくしてコスチュームに着替え終えた生徒たちがグラウンドへ集まる。
真新しいコスチュームで身を包み、興奮した様子で周りの子たちと喋る姿を見て私も同様だったなと今は遠い過去に想いを馳せた。
…いかんいかん。
生徒たちを前に物思いに耽るとは、私も歳をとったな。
「むっ!?」
気を取り直して生徒たちに視線を戻せば、どこか見覚えのあるコスチュームに思わず声が出てしまった。
あ、あのコスチューム!
デザインに多少の違いはあるがあれは間違いなく恩師グラントリノのコスチュームに違いない!
ぐ、偶然か?
いや、着ているのは飛風少女だ。
彼女の個性はグラントリノと同じようなものだったはず。
まさか、あの方の血縁者!?
過去の胃液で酸っぱい思い出が蘇り、足が情けなく震えそうになるのを全力で堪えていると、私のことを不思議そうに見る飛風少女と目があった。
不審に思われるのはマズいと思い、すぐに視線を外して心を落ち着かせる。
大丈夫、大丈夫だオールマイト!
まずは授業に集中しよう!
◆◆◆
緑谷少年と爆豪少年の訓練が終わった。
初めてヒーローになること以外で緑谷少年が見せた激情。
止めたくないと思ってしまったが、教師としてなら有無を言わさず止めるべきだったか…。
だが、落ち込んでも居られない。まだ授業は始まったばかりなのだから。
気を取り直して始めた第二戦目は轟少年と障子少年のヒーローチーム、飛風少女と芦戸少女の
「轟と飛風か…。轟は推薦組だし、飛風は爆豪と同率の入試1位。実力者同士の戦いだな!」
モニタールームにいる生徒たちがワクワクとした目でモニターを見つめる。
…飛風少女か。
入試での動きを見せてもらったが、彼女は強い。彼女ならば轟少年ともいい勝負をするだろう。
そして、モニターの中では早速轟少年が仕掛けた。
なんと広範囲の凍結攻撃でビルを丸ごと凍らせたのだ。
「仲間を巻き込まず核兵器にもダメージを与えず、尚且つ敵の弱体化!」
「最強じゃねぇか!」
なんという冷気…。
ビルだけではなく私たちのいる地下のモニタールームまで、まるで冷凍庫のように極寒の地に変わってしまった。
生徒たちはあまりの寒さに歯を鳴らしながら身を縮こませる。
これは、勝負ありか?
そう思い、モニターで飛風少女と芦戸少女の様子を見れば、飛風少女は空中で凍結をかわし、芦戸少女は足元の氷を酸で溶かしていた。
「おお!?
「轟さんと障子さんは気づいていませんわね」
八百万少女の言う通り、轟少年はさっきの攻撃で決まったと思い込んでいるのか悠々とビルの中を歩いている。
障子少年も個性を解除し、外で見ているだけだ。
そうしている内に飛風少女が轟少年に奇襲を仕掛け、そのまま戦闘に突入した。
「ウゥッ!?」
飛風少女の戦闘を見て思わずうめき声が漏れる。
あ、あの高速戦闘術は間違いなくグラントリノ!
彼女との間柄は分からないが、間違いなく関係者!
shit!震えるな、この脚め!
「あ、あのオールマイト?大丈夫ですか、何だか震えてますけど?」
「あ、ああ、大丈夫さ!少し寒かっただけだよ!」
隠しきれなかった震えを麗日少女に見抜かれたが、轟少年の凍結が幸いしてそれ以上不審には思わなかったようだ。
再びモニターに目を戻せば戦闘自体は飛風少女の優勢で進んでいた。
…しかし、轟少年の動きが鈍いな。
彼の個性の範囲と出力ならあの部屋どころかあの階層ごと氷で埋めることだって可能なはずだろうに、それもしないとは。
おそらくは個性のデメリットによる体温低下が原因だろう。
よく見れば右半身に霜が降り、僅かだが体の震えも見える。
…だが、それも
なぜ轟少年はそれをしない?
「お!障子の奴も動き出したぜ!」
む!?
切島少年の声に思考の渦から引き戻される。
うっかり思考に没頭してしまっていたようだ。
今は授業中だ。しっかりと見ていなければ。
轟少年と飛風少女の映るモニターから別のモニターに視線を移せば、障子少年が裏口からビルに侵入して上層を目指しているところだった。
通信した様子がないことから、自らの個性で相方が戦闘中であることを察して別方向から核を目指したのか。
轟少年の加勢ではなく自らも核を目指すのはいい判断だ。
障子少年の個性は戦闘では応用しづらいうえに、轟少年の個性は出力を上げれば味方をも巻き込んでしまう。
だが、少し遅かったようだ。
「ケロ?障子ちゃんの動きが止まったわ」
「何やってんだ障子の奴?さっさと核のある部屋を目指せばいいのによ」
「上鳴少年。障子少年の見ている扉をよく見てみるんだ」
「扉を―――って、ドアノブがない!?」
「よく見るとドアも壁と溶接されてる!?」
上鳴少年に続いて峰田少年が異常に気づいて声を上げた。
そう、障子少年が移動しているルートは芦戸少女によって一つを除いて封鎖されている。
そして残った一つのルートには当然
「待ちくたびれたよ、ヒーロー!」
「…芦戸」
「芦戸君の個性は酸だったはず。障子君は迂闊に近寄れないな」
「けど障子のパワーも侮れねぇし、芦戸も安易な接近はしないか」
飯田少年と瀬呂少年の言う通り、今向き合っている両者にとって考えなしの接近は悪手だ。
だが、にらみ合っているのも時間制限のあるヒーロー側には不利に働いてしまう。
さあ、どうする障子少年。
「あれ?飛風が引いた?」
「有利に戦えてたと思ったんだが、どうしてだ?」
む?
どうやら飛風少女たちの方にも新たな動きがあったようだ。
再び視線を戻せば、轟少年と戦っていたはずの飛風少女が戦闘を離脱したところか。
『三奈ちゃん。今大丈夫?』
『…今、障子と睨み合ってるとこ』
『そっか、じゃあそのまま聞いて。轟君と戦って分かったけど、多分轟君は持久戦に弱い』
どうやら飛風少女が轟少年のデメリットを見破ったようだ。
そしてそのまま時間制限まで粘る作戦に切り替えたか。
戦闘中でも相手の違和感を捉える洞察力と、すぐに作戦を切り替える判断力。
速さを重視する戦い方をしている故か、飛風少女は同世代と比較するとこの二つが飛び抜けているな。
「残り時間も少なくなってきましたわね」
「…終焉の時は近いか」
「見て、障子ちゃんが動いたわ」
残り時間も少なくなり、意を決して障子少年が芦戸少女へ突撃を仕掛けた。
芦戸少女も手に酸を溜めてそれを投げつけるが、障子少年は個性で複製した腕を盾にして前に進む。
「正面からかよ!漢らしいぜ!」
酸によるダメージを受けながらも怯まずに前に進み、障子少年は腕を伸ばす。
しかし、あと少しで手が届くというところで芦戸少女が身を反らして避けた。
障子少年は次々と腕を伸ばして芦戸少女を捕獲しようとするが、芦戸少女は素早く柔らかな動きでそれを避ける。
「轟くんと空音ちゃんもやり始めたよ!」
芦戸少女の動きに感心していると、再び轟少年と飛風少女の戦闘が始まったらしい。
しかし、内容は先ほどと違い轟少年が優勢だ。
時間を空けて体温が多少戻ったのだろう。
最初の戦闘より氷の勢いが強い。
飛風少女も負けじと個性を使って飛び回り始めるが、轟少年の目が動揺していない。
…何かを狙っているな。
そして、轟少年の狙いはすぐに分かった。
飛風少女を誘導し、挟み込むように氷壁を作りって逃げ道を塞いだのか!
「轟がついに飛風を追い詰めたぜ!」
轟少年が止めの宣言とともに氷を作り出す。
だが、飛風少女はそれを正面から蹴りで迎撃した。
「蹴りであの氷を砕いた!?」
「飛風さん、正面からの戦闘も出来たんだ!」
「でも、このままじゃ時間の問題ですわ」
確かに八百万少女の言う通り、このままいけば轟少年の勝ちだろう。
…だが、
「ああ!?飛風さんが氷に捕まった!」
「轟の勝ちだ!」
轟少年の方も時間の問題があったようだね。
「
『ヤッタアアアァァ!』
さて!講評の時間と行くか!
◆◆◆
ふぅ~。
初日から充実した訓練だったぁ。
あのアタシたちの訓練後、簡単な講評を受けて他の組の訓練に移った。
あ、講評ではアタシがMVPをもらえたよ!
なんでも、作戦の切り替えとその判断の速さが良かったってさ!
他の組の訓練も無事に終わり、今日の授業は無事に終了。
今は教室にみんなで集まってさっきの授業の反省会中。
ただ、轟君や尾白君は用事があって不参加みたい。
それに爆豪君も誘ったけど黙って帰っちゃった。
訓練終わってからずっと沈んだ様子だったし、どうしたんだろ?
まぁ、幼馴染だって言う緑谷君が後から追いかけて行ったし大丈夫かな。
「それにしても緑谷と爆豪の勝負も熱かったけど、飛風と轟も熱かったよな!」
「そうそう、作戦もパパっと決めちゃうし私すごく助かっちゃった!」
そんな考え事をしてると、切島君と三奈ちゃんが興奮した様子で詰め寄ってきた。
「そ、そんなことないって。褒めすぎだよ」
「そんなご謙遜を。あの轟さんとも互角に戦っていたじゃありませんか」
「そうよ。作戦の切り替えも早いし、動きにも迷いがなかったわ。まるでプロの動きみたいだったもの」
百ちゃんと梅雨ちゃんにもそう言われ、なんだか気恥ずかしくなる。
「確かに俺もそう思った。なんつーか迷いがないって言うか、決断が速いって言うか」
「まぁね。その辺はおじいちゃんに鍛えられたから」
瀬呂君の疑問にちょっとどや顔で答える。
おじいちゃんにも及第点もらってるポイントだからね!
「空音のおじいちゃん?」
「うん。アタシのおじいちゃんプロヒーローなんだ」
「「「プロヒーロー!」」」
プロヒーローの言葉にみんなが反応する。
「なんてヒーロー名なの?」
「グラントリノって言うんだ」
「グラントリノ?」
「うーん、ウチは聞いたことないな」
おじいちゃんの名前を聞いてもみんな首を傾げるだけ。
まぁ、地元でも知ってる人なんてほとんどいなかったからね。
「今は半ば引退してるような感じだよ。ヒーロー活動もほとんどしてないしね」
おじいちゃん、元気かなぁ?
あんまり感じさせないけどもう結構高齢だし、ちょっと心配だよ。
今日の夜にでも電話か、もしくは手紙でも書こうか――――あっ!?
「忘れてた!」
「ど、どうしたの空音?」
いきなり声を上げたアタシに三奈ちゃんが驚きながらも訊ねてくる。
「おじいちゃんに頼まれごとされてたの忘れてたや」
いやー。すっかり忘れてた。
おじいちゃんからオールマイトに手紙預かってたんだ。
カバンの中に手紙入れといてよかったよ。
「頼まれごとって?」
「雄英高校にいる知り合いに手紙を届けてくれって頼まれちゃってさ。ちょっと職員室行ってくるね」
オールマイトにって言ったらひと騒動起きそうだから黙っておこう。
さて、ちゃっちゃとお使いを済ませますか。
「失礼しまーす」
「ん?飛風か、職員室に何の用だ?」
職員室に入ると、相澤先生がデスクで作業をしていた。
「あの、オールマイト先生は居ますか?」
「…いや、今は所用で席を外している。オールマイトさんに用事があったのか?」
「はい。えっと、アタシの祖父なんですけど、グラントリノってヒーローからオールマイト先生に手紙を預かってて」
「ゴフゥッ!?」
「わあぁ!?」
な、何事!?
アタシが職員室に来た目的を話すと、奥のデスクにいた金髪の痩せた男性職員がいきなり吐血をしてむせ始めた。
「だ、大丈夫ですか!?」
「あ、ああ。ちょっとトマトジュースをこぼしちゃっただけさ」
「トマトジュース!?」
慌てて駆け寄ろうとするが、その人に手で制される。
というか、トマトジュースだったのか。
骸骨みたいな外見だから本当に血を吐いたのかと焦っちゃったよ。
「飛風」
「ああ、はい。それでこの手紙を渡すように祖父から頼まれてまして」
何故だか呆れ顔の相澤先生に促され、話の続きを進める。
「話は分かった。良ければ俺からオールマイトさんに渡しておくが?」
「あ~。じゃあ、よろしくお願いします」
「ああ。用が済んだならさっさと戻れ。下校時刻も忘れるなよ」
「はい。失礼しました」
ふう。吐血かと思ったときはびっくりしたけど、おじいちゃんのお使いは無事に完了。
教室に戻って反省会の続きをしよっと。
…そう言えば、雄英の職員室にいたってことはあの骸骨みたいな人もプロヒーローってことだよね?
あんな人見たことないけど、どんなヒーローなんだろ?
緑谷君がヒーローに詳しいみたいだし、今度聞いてみよっと。
その後、その人のことを聞いてみたら盛大に挙動不審になる緑谷君を見ることになるのは少し後の話だった。
◆◆◆
「…オールマイトさん、飛風はもう行きましたよ」
「す、すまないね相澤君。ありがとう」
呆れた眼差しを向ける相澤君に、口元の血を拭きながら感謝を述べる。
「気を付けてくださいよ。その姿は生徒に知られていいもんじゃない」
「…分かっているとも」
今の私の姿は多くの人が知るオールマイトとはかけ離れている。
頬は痩せこけ、手足も小枝のように細く成り下がった。
私がこんな姿になっているのは訳があるのだが、ここでは割愛させてもらおう。
「それでグラントリノというのはお知合いですか?」
「あ、ああ。私の昔の恩師だよ。当時は色々とお世話になってね」
「…なんでそんなに震えているんです?」
「これは、その、トラウマというか、過去の酸っぱい記憶のせいというか」
ううっ、思い出しただけで震えがっ!
予想はしていたが、やはり飛風少女がお孫さんだったとは!
「まぁ何でもいいですが、はいどうぞ」
「ああ、ありがとう。ちょっと席を外させてもらうよ」
相澤君から手紙を受け取り、仮眠室へ移動する。
ああ、怖ぇよ。
いったいどんな内容が書かれているんだ…。
仮眠室のソファに腰を下ろし、戦々恐々としながら手紙を開くとそこには
『これ読んだら連絡よこせ』
たった一言だけ書かれていた。
…どうやら直接話を聞きたいようだ。
手紙を見なかったことにするという選択肢はない。
少なくとも数日中には飛風少女からグラントリノへ私に手紙を渡したということが伝わってしまうはずだ。
もし、それが伝わるまでに連絡をしなかったとしたら。
うぅっ、想像するだけで無いはずの胃が痛い…。
そのまま震える手で携帯を取り出し、数少ない登録されている電話帳の中からグラントリノの名前をコールする。
『おう!俺だ!』
「ご、ご無沙汰しております。オールマイトです」
『おお、俊典か!ってことはあいつは無事に手紙を届けれたんだな』
「え、ええ。まさかお孫さんだと知ったときは驚きましたよ」
『なんだ、気づいていなかったのか?』
「戦い方や個性で疑ってはいましたが、ご親族の方がいるとは聞いていなかったものですから」
『…あんな時代だ。身近な者からは意図的に離れてたんだよ。俺も志村もな』
「………」
…お師匠。
『まぁ、今はその話はいいだろう。本題はお前だ。雄英で教師をやるってことは空音から聞いた。ようやく後継者を決める気になったか?』
「い、いえ、その、あの…」
『なんだ歯切れが悪いな。まぁ、候補が見つかったなら俺にも教えろよ。あとナイトアイの小僧にもな』
ま、マズいっ!
実はもう後継を決めてワン・フォー・オールの譲渡まで済ませたとは、とてもじゃないが言える流れではないぞ…。
だが、言わなくてはっ!
「ぐ、グラントリノ!」
『ん?なんだ?』
「じ、実はですね。後継者なんですが、もう既に決めておりまして」
『はぁ!?もう決めてるだぁ!?』
電話から驚きと怒りの混じった大声が聞こえ、思わず身を固くする。
「は、はい。連絡なく、後継を決めたことは申し訳なく思っております」
『…はぁ、頑固なお前のことだ。もう何言っても変える気はないんだろ?』
「ええ。私は彼しか居ないと思っています」
『平和バカのお前が認めたんだ。人格や性質については問題ないだろうよ。そいつの名前は?』
「緑谷出久です」
『緑谷か。雄英生なんだろ、
「いえ、まだ完全に使いこなす程ではなく」
『…使いこなすだ?俊典、その言い草まさかお前』
「あ!?い、いえ、そのですね」
失言をしたと思い至ったときにはすでに遅く、電話からは冷え切ったグラントリノの声が聞こえてきた。
『俊典』
「は、ハイ!?」
『全部話せ』
「…はい」
そして私はすべて話した。
緑谷少年との出会い、見出した彼のヒーロー性、そして個性をすでに譲渡していることも。
『…無個性だった小僧か。俊典、まさかとは思うが自分と重ねて同情してる訳じゃねぇよな』
「…自分と重ねて見たことがない、と言ったら嘘になります。ですが、決して同情や憐れみから彼を後継と選んだわけではございません。彼ならば平和の象徴を継ぐに足ると思ったからです」
『…雄英は職場体験があったよな?』
「は、はぁ。体育祭の後にありますが」
急に変わった話題に戸惑いながらも返事をする。
『そこでその小僧を俺が指名する。体育祭も見ててやるから不甲斐ない結果だったらゲロ吐くまで扱いてやるからな。その小僧にも話を通しておけよ』
「み、認めていただけるのですか?」
『認めるも何も、そもそも後継を決めるのはお前だ。そのお前が決めたなら俺からはとやかく言わねぇよ』
「あ、ありがとうございます!」
『まぁ、一言相談ぐらいは欲しかったがな!』
「そ、それについては申し訳ございません…」
『ふん。まぁ、そういう事だ。職場体験まではしっかりお前が面倒見とけよ』
「はい、それはもちろん」
『分かってんなら良い。じゃあな』
そう言ってグラントリノとの電話は切れた。
「…ふぅううううう」
肺に溜まった空気をすべて出すように息を吐き、ソファに深くもたれかかる。
恩師との久しぶりの会話に柄にもなく緊張していたようだ。
だが、収穫は多々あった。
そして、彼を鍛えてもらえること。
緑谷少年本人の承諾を取っていないが、そこは大丈夫だろう。
問題があるとすれば、グラントリノの特訓を受けて無事でいられるかだ。
あの方の特訓は限界ギリギリの少し先を巧みに突いてくるからな。
何度私も吐かされたものか…。
ま、まぁ良い経験にはなるだろう!
私は湧き上がる懸念を無理やり抑え、慣れない事務仕事に精を出すため職員室に戻って行った。
本家的キャラ紹介!
飛風s髪:長い白髪を後ろで纏めている。髪型はちょくちょく変わるぞ!
飛風s腕:グラントリノに鍛えられ細いながらも筋肉質
飛風s身長:女性にしては長身(約169cm)
飛風s体重:ひ・み・つ
飛風s脚:個性の影響でちょい太め。本人的には少しコンプレックスだぞ!