オルディーネに吹き飛ばされたヴァリマールだったが、すぐに体勢を立て直して蒼をメインモニタに映し出す。
顔の右側に鈍痛が走る。
蒼の奇襲によって受けた一撃は行動不能になるほど重いものではないが、無視出来るものでもない。
それでも蒼……クロウが目の前に現れたのなら、リィンには言わなくてはならないことがあった。
「クロウ先――」
だが、言葉が言い切られることはない。
眼前にまで迫った蒼の拳が、リィンの台詞を強引に断ち切ったのだ。
「っつぅ――……!」
痛みを無視してその豪腕をさばく。
オルディーネは武器を使っていないようだったが、頭部を破損させたヴァリマールを考えればゼムリアストーンを砕く威力を持っていることは想像に難くない。
「ルゥゥゥゥゥオオオオオオオオオ!!」
オルディーネから……いや、クロウの口から放たれる獣のような唸り声。
かつてリィンが鬼の力の深淵を覗いた時に漏れたような、猿叫のように人らしからぬモノが紡ぐ咆哮。
指向性の霊力を帯びたそれは、リィンだけでなく周囲に居る面々に慄きと恐怖を煽るには十分なものであった。
「ちいっ!」
援軍として駆けつけた親娘が一瞬で沈黙する様を見やり、ルトガーは即座にテオとエリゼの傍に走り寄る。
ゼクトールは……呼べない。
ヴィータが紡ぎ上げた騎神召喚を無効化する術式は、即興と言いながら呪いのようにルトガーに留まっている。
一時のことかもしれないが、この状況では自分が窮地に陥るよりもまずい。
「《深淵》、さっさと――」
ルトガーがヴィータへ呼びかけようとした時、オルディーネの蹴りによって生まれた突発的な雪崩が自分に向かってきていた。
咄嗟に導力エネルギーを発生させた大槍を旋回させて動けないテオとエリゼを守るが、重い。
なんとか雪崩をしのぎきったものの、騎神の攻撃は余波といえそう何度も防げるものではなかった。
「父さん、エリゼ! この――」
その様子を見たリィンが怒号を上げてオルディーネに迫る。
リィン用のゼムリアストーンの太刀は塩となってしまったが、幸いシュミットとエリンの魔女達が共同開発した騎神用の武装は未だに健在だ。
マクバーンの劫炎によって溶かされなかったのは不幸中の幸いと言える。
武装を変化させたヴァリマールの太刀がオルディーネに迫る。
もはや隠す意味もなく、八葉一刀流を解禁したリィンの疾風が蒼に迫るが、オルディーネはその太刀を拳で弾いた。
そこに技はなく、ただただ力に任せた強引な弾き。
それでもリィンは接地した瞬間に折られると判断する。
リィンの技を、クロウの力が大幅に上回っているのだ。
咄嗟に刀を返すことで武器破壊は免れたが、騎神越しに伝わる痺れ、何よりその拳から溢れる力にリィンは目を剥いた。
「この力……!」
「フフフ、息子よ。こうして敵対してみれば、いかに鬼の力が強力かよくわかるものだな」
久しぶりに直接聞くオズぼんの声に、リィンは少しだけ冷静さを取り戻す。
覚醒から先日まで、常にリィンと共にあり助けとなった鬼の力が牙を剥く現状に、リィンは歯噛みする。
エリンでは気軽にこの鬼の力を超えて奥伝に至る、と言い放ったがそれがどれだけ困難な道のりかを物理的に理解させられていた。
「カッ!」
獣の唸り声と共にクロウが疾駆する。
ただでさえ性能が落ちているヴァリマール、そして鬼の力がないリィンは格上の騎神相手に防戦一方になる他なかった。
幸いなのは、会話すらまともに行えないクロウの攻撃に技はなく、ただ手足を振り回しているだけだ。
だが、その速さが一線を画する。
残月によって反らした拳が雪原を穿つたびに渓谷道が震え、すわ雪崩が起きてユミルを飲み込むのではないかという不安がリィンを支配する。
だからといって受け流そうにも、最初の奇襲によって受けた頭へのダメージのせいで、思考が上手くまとまらないのだ。
「おや……じ!」
「フフフ、任せよ」
そんなリィンが判断したのは、残月の発展系として編み出した独自の伍の型・友月。
オズぼんがクロウの攻撃を詳細に明かし、リィンに伝え、その判断をリィンが全面的に信頼し受け流しに全神経を集中させた絆の太刀。
これを以てようやく、リィンはオルディーネの攻撃を受け流すことが可能となった。
が――
「オオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
その均衡を、クロウは許さない。
地面に手を突き刺したかと思えば、周囲一面の地盤を引っこ抜くように持ち上げていく。
リィンはすぐに友月を解いて空へ飛び上がろうとした。
その判断が間違っているとわかったのは、飛翔しようとしたヴァリマールに差した影――オルディーネが上空へ飛び上がっていたのだ。
理性を失っているはずなのに、敵を打倒するという唯一において知性が働いているのか、友月への適切な処理を行っていた。
「速――」
オルディーネは元より空戦が得意な騎神。
そこに鬼の力が加わったスペックは、灰をあらゆる面で上回る。
ヴァリマールが飛び上がっていたオルディーネを見上げようとする頃には、蒼の手は灰の頭を掴み――その高速飛翔による落下でヴァリマールを地面に叩きつける。
だが、地上に落ちる一瞬の間にリィンもカウンターでゼムリアストーンの太刀の柄と左膝による連打をオルディーネに叩き込んでいた。
その衝撃で頭を掴んでいたオルディーネの手が離れるが、勢いは殺せず地面への衝突は免れない。
下が積雪だったことで頭部の破壊は免れたが、それだけだ。
相応の衝撃によるフィードバックを受けたリィンのダメージは、うかがい知るものだ。
「リィン! おい、起きてるか!」
ヴァリマールに届けられる声。
ルトガーが通信機片手に声を張ってリィンへ呼びかけているが、返事はない。
今の一撃で意識を飛ばしていることは明らか。
オルディーネもカウンターを受けて距離を取ったものの、すぐに体勢を立て直してヴァリマールへその拳を振り上げ――横合いから放たれた導力ライフルによる光線が引き絞ろうとした蒼の右腕へ着弾した。
「おらぁ!」
直後、導力エネルギーを迸らせた大槍による振り下ろしがオルディーネの右腕に叩きつけられる。
S・ウェポンの武器の性能は高いと言っても、鬼の力を宿した騎神相手にその攻撃は豆鉄砲にしかならない。
騎神には騎神を使うしかないが、ゼクトールへの呼びかけは封じられている。
だが――立ち回るのは猟兵王。
乱入したルトガーの攻撃に、右腕を一瞬だけ止めたオルディーネ。
その一瞬があれば、十分だった。
ルトガーはその隙にあるものを仕掛ける。
妨害の攻撃を気に留める素振りもなく、灰にトドメを刺すために再びオルディーネの拳が動こうとした瞬間、大槍の攻撃と共に貼り付けた導力爆弾が炸裂する。
黒の工房手製の、携帯型でありながら従来の爆弾を大きく上回る性能を誇るそれは、ライフル、大槍、爆弾を
だが、リィンはまだ目覚めない。
ルトガーの勘ではもう十秒もあれば、と思うがその半分未満でオルディーネは起き上がりヴァリマールを穿つことが出来る。
逡巡は一瞬。
だがルトガーはリィンの鬼の力によって暴走しているなら、と瞬時に首を巡らせて判断を下した。
大槍を上空に構える。
照準先は、ヴァリマールが吹き飛ばされた時に転位していたヴィータ。
彼女は空に浮かびながら、クロウがこの場に現れた理由を推測しているのか眉間にシワを寄せて成り行きを見守っている。
だが、動かないなら好都合。
「あらよっとぉ!」
大槍に仕込まれたライフルによる狙撃。
寸分の狂いもなく、それはヴィータに向けて放たれた。
彼女は当然自分に向けて迫る導力ライフルのエネルギー弾を前に障壁を張ろうとしたが――それよりも早く彼女を守った存在がいた。
「オアアアアアアアアアア!」
爪のように鋭い四枚羽を翻し、オルディーネが放たれた弾丸を叩き落とす。
目を剥くヴィータ。
それはそうだろう。
誰がどう見ても暴走していたオルディーネが、彼女を庇うという理知的な行為を行ったのだから。
だが、ルトガーはオルディーネがそうすると思っていた。
理由は単純明快、クロウはリィンが使っていた鬼の力を宿しているからだ。
(あいつが鬼の力を使う時は、いつだって強敵の時だったはずだ)
ルトガーはそう思っているが、変装に遊びに割と気軽に使っていたのはひとまず置いておく。
ともかく、基本的に鬼気解放など鬼の力を行使するのはいつだって他人のためだ。
フィーにルトガーを会わせようとした時のように、他者のために使う切り札が鬼の力だったはずだ。
そしてリィン・シュバルツァーという少年は何よりも家族や友を大事にする男。
ならば、己の魔女であるヴィータに危害が加わるようなことがあれば、クロウはともかくリィンの鬼の力は彼女を守るべく動くはずという判断。
それが正解だったことに、ルトガーは累計すれば十日も共に過ごしていない少年のことを、随分と信頼したものだと呆れるような笑いを漏らした。
そしてルトガーの推測は、一拍遅れてヴィータも理解する。
彼女もまた、リィンの鬼の力をよく知るが故に。
だが、ヴィータを庇うということは彼女を狙う敵対者……ルトガーにオルディーネの狙いが切り替わったことを意味する。
空で体勢を整え、一秒後には自分の元へ殺到するであろうルトガーはしかし、余裕の笑みを崩さない。
「アアアアアアアアアアアァァァァァァアア!」
予測通りオルディーネの機体が眼前に迫り――
「
復帰したヴァリマールの太刀が、オルディーネを横合いから斬り飛ばす。
意識を飛ばしていたリィンだったが、その覚醒時間をルトガーが稼ぐことによって復活していた。
そしてここ数日だけといえ、師弟関係であったリィンは目覚めて早々にオズぼんから状況を教えられ、ルトガーの思惑を察して動いたのだ。
「ったく、世話かけさせやがる」
「あ……ありがとう、ございます。ルトガーさん。それに、さっきも父さん達を守ってくれて」
「礼を言うのは早い気がするがな。なあ、深淵?」
言いながら、ルトガーは距離を取ってエリゼとテオの傍に戻り隣へ目を向ける。
応じるように、そこへ転位してくるヴィータ。
騎神の咆哮からようやく体の自由を取り戻したエリゼ達が、転位したヴィータに驚いていた。
「クク、随分愛されてるじゃないか。遠く離れたユミルにまで危険を嗅ぎつけて守ってくれるなんて、騎士の鑑だぜあいつ」
「……まあ鬼の力の影響が強いのでしょうけど」
照れているのか、少し間を開けながらも答えるヴィータ。
彼女からしても想像の埒外のことだ。
発症から今まで、クロウの暴走を鎮めるために色々手を尽くしてきたことに違いはないが、元々の知り合いに加えてそんな親身になった存在を覚えた、ということかもしれない。
「で、どーすんだい? このままじゃ灰が押されて終わるぜ?」
ルトガーの言葉にヴィータは思案する。
ここで術を解いてゼクトールを召喚させたとしても、また自分を捕らえるために動く可能性は高い。
もっとも、今しがた見せられた行為を思えば、おそらくゼクトールは呼んだ瞬間にオルディーネに狙われる。
そういう意味では術を解いても良いが、仮にゼクトールを参戦させてオルディーネを抑えるために動かしたとして、その後が問題だ。
ある意味、オルディーネはヴィータの生命線。
転位して逃げれば問題ないが、オルディーネを置き去りにするわけにもいかない。
かといって今のままでは素直に転位させてくれるとも思えず、ある程度大人しくさせる必要がある。
そのためにはやはりゼクトールを呼ばせるべきか――
「ああいや、そうでもねえか? 諦めの悪さはゼムリア一かもな」
その声に、ヴィータは思考を打ち切る。
視線の先、ヴァリマールとオルディーネの戦いに変化があったのだ。
「……神気、合一」
リィンは、自らの力に加えて騎神の霊力を鬼の力の代わりに併用する。
己の内にある、元々の力を起爆剤にヴァリマールの霊力を太刀に送り込む。
同時に太刀以外にも、周囲へ霊力を広げていく。
鬼の力による霊視はもう行えない。
ならば、己の感覚を騎神でブーストした霊力ソナーを展開する。
「ほう。猟兵王の一撃は動きを止めるだけでなく、置き土産を残してくれたようだ」
オズぼんの言葉に、モニターにソナーの結果が表示される。
示されるのは、オルディーネの右腕。
集中攻撃した部分が、他と比べて若干覆われる霊力が脆くなっている。
ならば、狙うべきはそこだ。
劫炎撃を受けても平気で立ち上がる姿に笑いが漏れてしまうが、ならばと意識を切り替える。
想起するのは、老師との戦い。
最後の最後に、師と同じ高みに一瞬だけ上り詰めたあの感覚をリィンは思い出す。
「グルアアアアアアアアアァァァ!」
雄叫びを上げて迫るオルディーネ。
スペックに任せた速さはリィンでは捉えきれない。
だが、
「――伍の型・友月」
振るわれる斬閃がオルディーネの右腕に走る。
今のリィンに出来る最高の技量を以て放たれた斬撃は見事にオルディーネの右腕を斬り飛ばし――瞬時に元に戻った。
「なっ!?」
補填されるは、鬼の力による暴力的なまでの再生能力。
斬り離された右腕が吹き飛んだ瞬間、複数の霊力の糸が切断面から伸びて絡みつき、縫合を行うように治療されたのだ。
生身では出来ないが、騎神は霊力で体を修復する。
ならば、ダメージ以上の再生力を発揮する霊力が注がれれば、当然の帰結であった。
その一瞬の間に、オルディーネはその暴威を解き放つ。
まるで意趣返しを行うようにヴァリマールにオルディーネの腕が伸び――灰の左腕を、力ずくで引き千切ったのだ。
「う……ぐああああああああああああああ!!!」
遅れて、絶叫。
リィン自身の左腕は無事だ。
しかし、フィードバックによって腕を引き千切られる痛みはリィンの口から苦悶の咆哮を上げさせるには十分なものだった。
そしてヴィータは、決断した。
「ゼクトール!」
ゼムリアストーンの太刀を落とし、倒れ込もうとするヴァリマールにトドメの一撃を刺そうとするオルディーネ。
そこに紫の騎神が呼び出されるが、一手足りない。
ヴィータの躊躇の分だけ、リィンの救出が遅れたのだ。
一瞬後に起こる惨劇を予感し、誰もがリィンとヴァリマールの二度目の死を予感し――
「クラウ=ソラス。トランスフォーム」
不釣り合いなまでの幼い声音が、黒い刃と共に割り込んだ。
リィンはその声を遠くに感じながら、オズぼんによって強制的に転位される。
転位した先にあるのは視界一面に映る黒と、柔らかな肌の感触。
そして不埒を覚えるような戸惑いの声音を耳に残しながら、リィンはそこで意識を失った。
*
乱入したゼクトールの一撃がオルディーネを吹き飛ばす。
規格外の再生能力を見ていたルトガーは、そこで終わらせずに追撃する。
騎神用の大槍による一撃がオルディーネを穿ち、仕込まれたライフルによる連弾。
だが再生能力にものを言わせたオルディーネは、理解出来ない叫びを上げながらゼクトールに迫った。
「ハッ、バルデルの野郎との戦いを思い出すぜ」
しかし、ルトガーは巧みな防御でオルディーネの暴力をいなす。
元より片腕だけでリィンとロア・ヴァリマールの連携を防いだルトガーだ。
速いだけの攻撃など、百戦錬磨の猟兵王に致命傷を負わせることは出来なかった。
勿論、ダメージの蓄積はある。
鬼の力によって超越的暴力を手に入れたオルディーネの力は、ルトガーといえ完全に相殺することは出来ない。
だが、再生能力は騎神ならばどの機体も持っている。
蒼が規格外というだけで、致命傷を避けて蓄積しているダメージだけならば、継戦能力の維持は問題ない。
ただし、それはお互いに決定打を欠いているということでもある。
どれだけ攻撃を当てようが、並外れた再生能力を有するオルディーネを打倒することが出来ないのだ。
(準備が足りねえな……)
オルディーネを倒すには、再生力を上回る圧倒的な破壊力で倒すしかない。
だが今のゼクトールはそれほどの攻撃力を持っていない。
準備時間があればその限りでもないが、少なくとも現状では千日手。
ルトガーはオルディーネの攻撃を捌きながら、ヴァリマールから降りたリィンを見やる。
彼は黒いスーツを着た幼い少女に抱えられて離脱している。
ヴァリマールも左腕をねじ切られて欠損しているが、行動に支障はないようで自力で戦場から脱出していた。
テオとエリゼもリィンを連れた少女と合流し、すぐにその場を離れている。
つまり、足手まといは誰もおらず、蒼と紫の一騎打ちの場が作られた。
が、ルトガーはこのまま闘う気はない。
元々ルトガーがこの内戦で受けた依頼は、オルディーネの動きを止めることにある。
ヴィータを狙ったのは蒼の動きを誘導するためであり、極論すれば彼女を取り押さえる必要はないのだ。
(蒼は単なる暴走状態でなく、奴の身内、あるいは親しい相手が居ればそちらを守ることを優先する……この情報だけでも、ユミルに来た甲斐はあったな)
ならば、ルトガーがするべきことはユミルに被害を出さず、蒼を退散させることだ。
目的だけを果たすならばユミルのことなど見捨てても構わないが、ルトガー自身ここに数日滞在したことで温泉郷の空気や住人を気に入っている。
故にその選択肢は極論取りたくない。
ならば――
「さーて、殴り合いを続けるかい?」
ルトガーが言葉を向けるのはオルディーネではなくヴィータ。
彼女は己の起動者に対して暴走を鎮める術を持っている。
ならばこの場でそれを使ってもらい、大人しく回収させるのが一番だ。
「…………」
思案しているであろうヴィータは無表情。
だからルトガーは、そう選択せざるを得ない言葉を放つ。
「俺は別に構わないぜ? 三日間戦い続けた経験を見せつけるだけだ。最も……
「……本当、いやらしい男」
「お褒めにお預かり光栄だ」
その後は語るまでもない。
ヴィータの術式により、あれだけ暴れていたオルディーネが嘘のように大人しくなり、彼女の転位と共に去っていく。
おそらくヴァリマールを大きく損傷させたことで、多少なりとも
聞く限り、リィンはクロウの行動を逐一妨害していた。
そんな彼を一方的に痛めつけたとあらば、暴走中でも爽快感を覚えているのかもしれない。
(……ま、その分何倍も跳ね返されるんだろうがな)
そう思いながらルトガーは一度周囲をぐるりを回っていく。
オルディーネとの戦いで雪崩が起きないか、念の為調べておく必要がある。
それが杞憂であると判断してからゼクトールから降りたルトガーは、やれやれと頭をかきながらユミルへ戻っていった。
なんとか連載一周年に投稿出来ました。
そして最後にヒロイン?登場です。
やっと彼女を出せたという安堵もありますが、この子とリィンがどう絡んでいくかはまたご期待ください。
改めて、閃の軌跡Ⅱ編に入ったはぐはぐオズぼんとの軌跡、今後ともよろしくおねがいします。