リィンとミリアムが騎神で《クーフリン号》に頭から突っ込む少し前。
アガートラムによって魔改造された導力バイクでザクセン鉄鋼山へ到着したリィン達を待っていたのは、動くアイゼングラーフ号、そしてヴァリマールを囲んで攻撃を仕掛けている機甲兵と《ニーズヘッグ》の部隊であった。
それを見たリィンの行動は早かった。
「ガーちゃん、合わせてくれ!」
アクセルを吹かし、ここまで来た速度をさらに上げる。
アイゼングラーフ号も気になるが、リィンにとってヴァリマールに危害を加える時点で敵以外の何者でもないからだ。
当然、周囲を探索していた猟兵達がそれに気づき導力銃を構えるが、その速度を捉えるのは難しい。
仮に捉えられたとしても、ただの導力銃ではアガートラムの守りを突破することは不可能。
さらに《アイゼングラーフ号》を超える速度で迫る鉄塊は歴戦の猟兵と言えど逃げの一手を取る他なかった。
しかし、大陸最高峰ではないといえそこは流石の《ニーズヘッグ》。
配置された狙撃手の導力ライフルによって、アガートラムの障壁に守られていない部分――導力バイクのタイヤが貫かれる。
大きな出っ張りにでも引っかかったように、勢いよく跳ね上がる導力バイク。
自然の流れに従い、スピンからの転倒は不可避と思われたがリィン・シュバルツァーはただでも転ばない男だった。
「ミリアム!」
「りょーかい!」
「八葉空輪……」
導力バイクのタイヤが車体の中に収納される。
一瞬の浮力から発生する導力のホバリング。
そこから生まれる急加速は、さながら鬼の力によって昇華した八葉の技の如く。
アガートラムの合力で生まれた導力ホバーバイクから生み出される推進力を存分に活かし、リィンはそれを空中で縦横無尽に走らせる。
「裏疾風!」
弐ノ型を履修するように、リィンは周囲を囲っていた猟兵達に導力バイクでひき逃げしていき、最後にアガートラムの導力レーザーでトドメをさすおまけぶり。
いかにアーマーを着込んでいるといえ、そんな一撃を受けてしまば猟兵達は沈黙するのみである。
「な、なんだぁ!?」
「う、狼狽えるな!」
ヴァリマールに攻撃していた貴族連合の兵士も、突然の襲撃により一瞬で猟兵達を沈黙させた嵐を前にようやく事態を把握する。
だが現れたのが騎神や機甲兵でなく、導力バイクに乗った人間だと認めたことで動きに落ち着きが戻っている。
機甲兵は流石に厳しいか、とリィンが体勢を立て直していると、ハンドルを動かしていないのに勝手に導力バイクが動き出した。
「ミリアム!?」
「違う、ボクじゃない」
背後のミリアムへ語りかけても、ミリアムが動かしたわけではないようだ。
ならば答えは一つ。
この場にいるもう一つの意志ある存在――アガートラムが行動しているのだとリィンは察した。
「突っ込めってこと……? そうか!」
アガートラムの意志を理解した瞬間、リィンの体が転移の光に包まれる。
騎神への搭乗は別にリィンが止まっていなくても問題ない。
それを証明するように、人間相手に機甲兵ブレードを振るうドラッケンの一撃はリィン達にも導力バイクにも当たることなく空振った。
リィンはヴァリマールの中へ転移すると、視界の先で自立するアガートラムが機甲兵を翻弄している。
「わわっ、ボクも?」
「ついでだ、一緒に来てくれ」
背中にしがみついていたミリアムもまた、ヴァリマールの中へと転移する。
すぐに自分が邪魔になると判断し、常ならばセリーヌが座っていたポジションへ移動するミリアム。
画面の向こうでは、操縦者が乗っていないのに動く導力バイクを不気味に思う貴族連合達は、灰の騎神の中に起動者が入り込んでしまったことにようやく気づいた。
「親父、状況は?」
「アイゼングラーフ号にトワ嬢とアンゼリカ嬢が居たが、今は彼らが所有する飛空艇によって空にいる。機体のほうはそれなりに攻撃を受けたため、さらに性能が落ちていると思ったほうがいい。
フフフ、ゼムリアストーンの体でなければ即死だった」
「……具体的には?」
「現状、動けるだけだ」
ゼムリアストーンの太刀を起動させるも、ガクン、と右腕が垂れ下がる。
動くことは出来る。
武器も持てる。
しかし、それだけだ。
機甲兵を相手にするのは不可能だと、遠回しにオズぼんは言う。
「っ……そうだ、あの変身は? 人馬になったやつ」
「それには、
「アリサが必要ってことか。そしてアリサは空の上……」
「そうなの?」
「親父がそう言うってことは、そういうことだと思う」
理由は聞かなかった。
そういうものなのだ、とどこか直感で理解していたのかもしれない。
だが、その前に問題を片付ける必要もあった。
「ちっ、騎神が動くか……だがもはやスクラップ寸前だ」
「壊れかけの機体に今更乗ったところで無駄な足掻きよ」
ドラッケン二体を、どうにかしなけらばならないのだから。
しかし、その問題を前にリィンは冷静だった。
「ミリアム」
「はーい!」
戦術リンクを駆使せずとも、ミリアムはリィンの意図を汲んだ。
そして同時に叫ぶ。
『ガーちゃん!』
呼応するように、導力バイクからパージされるアガートラム。
リィンは右手に持っていたゼムリアストーンの太刀を、左手へ軽く放る。
飛来する先にあるヴァリマールへ近づき、その体を作り変え――失われた隻腕を補填するように、白銀の腕へ変化した。
「なっ!?」
それが、二体の機甲兵とそれに搭乗する貴族連合が残した言葉だった。
ヴァリマールは体を旋回。
放られた太刀を受け止めた銀の腕から繰り出された切り上げは機甲兵の体を両断し、吹かしたバーニアによる推進力で横にいたドラッケンも同じ末路に終わる。
「――破甲拳」
本来とは反対の手、左手で繰り出された破甲拳が機甲兵二体をまとめて吹き飛ばす。
利き手でしか使えない型に意味はなく、リィンは左右どちらでも武器や拳を使えるよう鍛えていた。
沈黙するドラッケン達を前に、リィンは左腕の感触を確かめる。
機体性能が落ちていた今までと違い、アガートラムによる銀の腕で繰り出されたそれは、かつての性能を取り戻したように感じる。
「フフフ、息子よ。調子が戻ったようだぞ。左腕だけだがな」
「片腕の戦いは慣れてるから平気だよ」
生身でもね、と返しながらリィンは一度鉄道の線路を伝って外へ出る。
ヴァリマールによれば、トワやアリサ達は空の上だと言う。
ここへ到着する時間や戦闘の時間を考えて、追いつくのは少々難しいように思えた。
「ん、ガーちゃん!」
だが、そこは万能兵装アガートラム。
左腕からさらに変化したと思えば、ヴァリマールを包み込むほどの巨大な射出機へとその身を変える。
これで追いつけると二人は喜ぶが、仮にリィンとミリアム以外の人物が居たならば盛大に不安を抱いたであろう。
なぜなら射出機とは、巨大なゴムパッキンを模しているのだから。
弓やら銃やら、もっとらしい飛ばし方があるだろうという正論は、二人の遊び心によって砕かれていた。
そうして飛んだ結果――《クーフリン号》へ頭から勢いよくぶつかったというわけだ。
「いつつ……みんな無事か!」
床から生えたヴァリマールの頭部から聞こえる阿呆の声に、Ⅶ組は相変わらずすぎると思いながらも無事の返事をした。
それを受け取り、周囲をぐるりと見渡したリィンはスカーレットと対峙する現状を理解、すぐさま行動に移った。
「みんな、何かに掴まっててくれ! まずはこの飛空艇を落とす」
「えっ、ちょ――」
リィンの言葉に、実家とも言える《クーフリン号》に危機感を覚えたフィーが戸惑いを発するも、すでにリィンは動いていた。
めりこんだ頭部を起点に、両腕でさらに外壁を抜き手で貫き固定。機体をハンマーのように振り回し《クーフリン号》の動きを阻害する。
いわばヴァリマールと《クーフリン号》による綱引きと言えた。
大きな揺れがⅦ組を襲う。
頭だけでなく騎神の指にまでめりまれたデッキの床はメキメキと危ない音がする。
このままでは落ちる――そう理解したスカーレットは即座に転身、施錠した扉を開き中へ走っていった。
その後ろ姿を追いかける余裕はなく、自分達に出来ることは揺れに対して落ちないようにするだけだった。
「っ、このまま引っ張り合いじゃ互角……あと一押しほしいか」
「さっきアリサがいればって言ってなかった?」
「そっか、親父。アリサと交代すればなんとかなるってことでいいのか?」
「今のアリサ嬢は鬼の力を宿した状態だ。その力をマナへ変換し、新たな力としてすることも出来るやもしれん」
「なるほど。……少しの間なら拮抗状態ってことでいいのか?」
「うむ」
「わかった。ミリアム、一度俺達は降りよう。交代だ」
「りょー」
オズぼんの言葉を信じ、リィンとミリアムは一度ヴァリマールから降りる。
そのまま降りては空の上に放り出されることと同意のため、リィンはヴァリマールの頭部へ降下場所を変更する。
そして頭の上に光が集い、そこから現れたリィンは画面越しでなく肉眼で全員を認め、最後の合流者であるフィーの元へ飛び降りようとして――突然発砲された。
「うえっ!?」
まさかの挨拶に、飛び降りようとしていた体勢が崩れて転倒してしまう。
フィーとしては実家に穴を開けられてご立腹の報復であり、リィンなら避けてくれるという信頼もあったことでまさかの展開に慌てて彼に駆け寄った。
リィンもリィンで、転倒はしながらも途中で頭部を足場に強引に体勢を整えたところにフィーが突っ込んで来ていた。
そこから導き出される展開は、ダイナミック押し倒しであった。
「……………」
「……………」
咄嗟の行動といえ、傍目から見れば空から飛び降りてフィーを押し倒したようにしか見えない光景に一瞬の沈黙が生まれた。
互いに目が合い、緑色の瞳の中にリィンの姿が映しだされる。
鏡を見るように自分の顔が映ったフィーの瞳に、咄嗟にリィンの口が動いた。
「えっと……久しぶり」
「…………………うん」
「あー……エリゼと殿下の護衛をして、ユミルまで案内してくれたんだっけ。助かった」
「う、ううん。途中までだし……私もドジ踏んで捕まったわけだし」
「………………無事で良かった」
「………そだね。うん、そだね」
話すべきことはそうではないかもしれないが、フィーも同じように思っていたのか意思疎通は可能だった。
ここにきてようやく頭に冷静さが戻りかける。他に何か言うよりも早く背後から声が生まれた。
「あっー! リィンがフィーを襲ってるー!」
同じく転移して《クーフリン号》に降りたミリアムの声に、二人は同時に我に返った。
ボクもー、とミリアムもぴょーんと飛び上がり、近くにいたユーシスへダイブを敢行していた。
「ミリ……アム……ッ、こういう真似はするなと何度も言っているだろう!」
ユーシスはユーシスでミリアムが元の様子に戻っていることに安堵し、いつも通り彼女への説教が始まっていた。
ミリアムの発言にフィーも今の自分を理解して、頬が瞬時に真っ赤に染まる。その様子にリィンもフィーの上から退こうとして――かつてない殺気が横合いから殴り込んできた。
「………………」
一体いつの間に現れたのか。
その体格から予想も出来ず、音もなく現れたレオニダスのマシンガントレットがリィンを襲う。
無言の殺意が叩きつけられたリィンは、咄嗟に抜刀した太刀を間に割り込ませて防御を試みたが、レオニダスの力のほうが上だった。
不意打ちに加え、かつてなく洗練された動きと文明の力が混ざった一撃は八葉の技を超える。
バキィン、という音が部屋に木霊する。
それは、リィンの太刀がへし折れる音であった。
勢いは止まらない。
レオニダスの拳は刀を折ったにも関わらず、減衰しない威力がリィンに突き刺さる。
吹き飛ばされたリィンは床を転がり、レオニダスの追撃が迫った。
その巨体から繰り出される速さは、アイゼングラーフ号で戦った時よりも上がっている。
途中、アルティナが援護攻撃を仕掛けてもその巨大なガントレットで振り払い、不利だったはずのアリサの導力弓、それもゼムリアストーンの武装で強化されている一撃すら謎の気迫で押し返していた。
「嘘ぉ!?」
スカーレットのように、鬼の力で強化されている様子はない。
黒いウォークライは発せど、そこに悪意持つ呪いの力はない。
ただ己の力……そして昂ぶりきった感情がレオニダスの力を底上げしていた。
だがそれでもアリサの導力弓は一瞬の拮抗を生む。
その僅かな時間でリィンは立ち上がり、レオニダスの拳を寸でのところで回避する。
床を穿つパイルバンカーの痕跡が、レオニダスの本気度合いを示していた。
「レオ、待って!」
そこにフィーが割り込むが、レオニダスは意に介さない。
マシンガントレットは容赦なく家族を薙ぎ払い、リィンへその牙を向ける。
(無手じゃ厳し……)
持ち前の俊敏さでどうにか致命傷は避けるリィンだが、レオニダスの持つマシンガントレットはその余波だけで足を削っていく。
強襲から我に返った他の面々もリィンを援護しようとするが、《破壊獣》と称されるレオニダスを前には岩を小枝で叩くかのような無意味さであった。
「クソがぁ!」
怒り任せに放たれたアッシュの仕込み戦斧も、軽くいなされて床を転がった。
焦燥に包まれる空気の中、リィンは手を打ち合わせて大きな音を鳴らす。
何かを狙っているのかと伺うレオニダスも思わず足を止めた。
《破壊獣》が止まったことで、戦場に一変の沈黙を生まれ、強制的にリィンへ視線が収集する。
その隙を、復活したアンゼリカが縫った。
「ぬっ!?」
えぐりこむようなねじりを秘めた拳がレオニダスの筋肉の鎧に突き刺さる。
完全な不意打ちであったが、レオニダスはその威力の全てを己の体内で殺した。
目を見開くアンゼリカへ反撃せんと、レオニダスはマシンガントレットを構え――彼女の背中に手を添えていたリィンの姿に猟兵としての勘が警報を慣らした。
「破甲拳――」
間もなく、衝撃が放たれた。
「幻葉!」
アンゼリカの背中に打ち込まれた破甲拳は、彼女に何の傷を追わせることはない。
彼女の体を中継点とし、再度叩き込まれた衝撃はさしものレオニダスの体を揺らがせる。
「フィー!」
その声と共に戦術リンクが駆動する。
リィンの叫びに応じて、フィーは懐の中へ手を突っ込むとそこからけむり玉で煙幕を張った。
埋め尽くされる視界の中、レオニダスは煙に紛れる光の糸を視認する。
(……煙に乗じて、などこちらには無意味。さて、どう来る)
リィンの姿が見えなくなったことで、幾分かレオニダスも冷静さを取り戻していた。
《クーフリン号》の細かな操縦はゼノに任せ、スカーレットが機甲兵を用意する時間を稼ぐために訪れたわけだが、
反省と言ってもリィン達への攻撃ではなく、あくまで自分達の船への配慮だ。
パイルバンカーによって開けられた穴を見ながら、レオニダスはそう思う。
そうしている間に戦術のリンクの光は縦横無尽に配置され、一斉攻撃を仕掛けてくることが予想出来る。
「ボンに嬢ちゃん達、集中しすぎても良いことないで」
しかし、その攻撃が訪れるより早く
それと共に消えていく戦術リンクの光。
煙の中でもわかるブレードライフルと、わずかに見える西風の旅団のジャケットから、己の相棒が待ちきれなくなって来たようだ。
あるいは、カメラでリィンがフィーを押し倒す光景を見てすっ飛んで来たのか。
どちらにしろ自動操縦に任せたのか、と思いながらレオニダスは強く残る気配――アリサへ集中する。
リィンとアンゼリカの連携には不意を打たれたが、この中で最も脅威なのは彼女の力なのである。
故に敵の最大戦力を警戒するのは、猟兵として当然のことだった。
――唐突だが。
発声とは声帯の振動が周りの空気にそれを伝えることで、最終的に声となる。
声帯の長さや息の当たる部分などの要素によって高音、低音の違いはあれど声の基本とは振動に他ならない。
ならば、その振動を
「堪忍なあ」
僅かなイントネーションの違い。
声が同じでも、長年コンビを組んできたレオニダスだからこそ気づいた差異。
だが、それを察した時にはすでにリィン達の準備は完了していた。
「レオ」
煙が晴れた先、その声帯の持ち主である相棒の言葉は、妹のような家族の口から発せられていた。
フィーの首につけられた、クラウ=ソラスが変化した首輪が少女の声を家族のものへと変化させていたのだ。
そしてリィンが持つ
「風巻く光よ、我が剣に集え!」
ブレードライフルの刀身に闘気が集う。
だがこの武器で八葉の技、それも奥義を使ったとしてもその完成度は下がってしまう、
しかし、
それぞれの脳裏に浮かぶリィンの斬撃。
それを真似るのは難しいが、高速の連撃を分割して同時に行う……戦術リンクは、それを可能としていた。
「風神烈破!」
大上段からのリィンの強襲。
フィーやユーシス、ロジーヌにアッシュといった近接武器による高速斬撃の代用。
トドメにアリサのジャジメントアローによる力の解放。
弐ノ型、その奥義はここに再現された。
レオニダスの体が《クーフリン号》のデッキに沈む。
「これぞ仲間太刀ってな」
台無しである。
「ただ親ばかの癇癪に巻き込まれただけな気がするのって私だけ?」
声には出さなかったが、無言の空気がそれを首肯と捉えていた。
「堪忍なぁ……」
その言葉を前に、フィーはぼそりとつぶやいて全員の視線から目をそむけるのであった。
Ⅱのリィンとフィーの再会のダイブ、逆パターンにすると意図はなくても不埒な構図ですね…
気づけば創の軌跡まで発売一週間を切りましたね。
体験版はすでにあるようですが、その辺は自衛してるのでもし事前の情報があっても感想での言及は控えていただけたらと思います。
発売までに次の騎神戦を書いてルーレ編のリザルトまで行きたいところですが…最近の投稿事情を考えるとリザルトも発売後になるかもしれませんのでご了承いただけたらと思います。
流石に発売されたらそちらを優先したいので。。
Ⅱ編は仲間との絆を書くーと言っておいて集団戦、というか戦闘描写がなんだかⅠ編に比べるとクオリティ低い気がしてます。
鬼の力を失ったことでバトルがデフレしてるのですかね…
描写的にタイマンのほうが楽ってのもありますが、全員を満遍なく活躍させるというのは難しいものですね。