強化人間物語 -Boosted Man Story-   作:雑草弁士

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再編成と勝負

 第3話・再編成と勝負

 

 

 

 レビル将軍の直属部隊に配属された私は、これから同僚となる先達に引き合わされた。以下にその面々を列挙する。

 

◆ヨハン・イブラヒム・レビル大将

 言わずと知れたレビル将軍だ。本来であればMSに乗って最前線で戦うなど、許される立場では無いのだが。しかし彼が示した異様なまでのMS操縦適性および実際の操縦の腕前、そして彼が最前線で奮闘する事による宣伝効果の大きさが、将軍と言う立場を凌駕して、プロトガンダムのコクピットを彼の執務机にしている。

 レビル将軍は現在、直属部隊として2個小隊のMS部隊を率いている。無論彼が第1小隊の小隊長を務めているのだが、信じ難い事に将軍は個人戦闘と部隊指揮、そして連邦地上軍アフリカ方面軍全体指揮を、事もなげにこなしている。MSパイロットとして天才かどうかは意見が分かれるところだが、軍人として天才ではあるだろう。

 

◆フェデリコ・ツァリアーノ中佐

 レビル小隊の副隊長にして、レビル将軍の副官役も務めている極めて有能な士官。正史では鹵獲ザクⅡ6機を用い、北米のジオン軍物資集積所にだまし討ち作戦を行って、ヒルドルブと相打ちになった……んだったかな?確かそうだ。この時期に生きているって事は、だまし討ち作戦はやらなかったんだろう。

 この人は、ジオンを深く憎んでいる。その感情に足をすくわれなければ良いけれどな……。ジオンに対する憎悪を植え付けられてる、強化人間の私が言えた事じゃないか。

 

◆ラバン・カークス少尉

 レビル小隊の3番機を預かっているのが、彼だ。元々は0083のデラーズ紛争で、ガンダム試作2号機強奪時に鹵獲ザクで出撃して撃破されて死ぬんだよな……。ゲームだと生き残るんだけど。今現在、アニメに比して、ちょっと陰がある様に見えるのは、アレだな。1年戦争で肉親ほとんど全部亡くしたって話だし。その心の傷が、ほとんど癒えていないんだろう。

 

◆ディック・アレン中尉

 第2小隊の小隊長を務めているのが、彼だ。彼もデラーズ紛争で、パワード・ジムで出撃して撃墜されて死ぬんだよなあ……。ラバン・カークス少尉共々『アクシズの脅威V』で生き残るってのは、あれかな。バタフライ効果で、別な所に配属されて、アナベル・ガトーたちとは戦わなかったって事なんだろうな。プライドは高くて若干高慢だけど、気のいい男だ。死なれたくは無いなあ。

 

◆デリス・ハノーバー少尉

 第2小隊の副長を務めている。後述のロン・コウ少尉と階級は同じなんだが、若干だけ先任将校であるらしい。彼については、アニメやゲーム媒体での前情報はあんまり知らない。たしか連邦軍エースパイロットの1人だったと思うが……。

 

◆ロン・コウ少尉

 彼についても、前述のデリス・ハノーバー少尉と同じく、だ。エースパイロットの1人だった事はかろうじて覚えてるんだが、そこまでだ。

 

 以上の面々が、レビル将軍麾下の直卒部隊だ。RX-78-1・プロトガンダムに乗っているレビル将軍以外は、RGM-79(G)・ジム陸戦用先行量産型、通称陸戦型ジムに搭乗していた。

 ここに私、ゼロ・ムラサメ少尉が加わるわけなのだが、どういう編制になるのだろうか。第1小隊を増強小隊にして、そこに加える?それとも第2小隊を増強小隊に?まさか特別扱いでレビル将軍直下に置かれたりするわけは、無いと思うんだが。それじゃあ半ば、員数外だし。

 

 

 

 正直、おやおや、あらあら、と言う気分だ。レビル将軍は私を迎え入れるため、直卒部隊に第3小隊を新設、そこに私を押し込んだのだ。ちなみに第3小隊の隊長は私。小隊員は現状私1人。一応階級は少尉なのだが、第2小隊小隊長アレン中尉と形式上はほぼ同等の権利を認められている。つまり私は上にはレビル将軍しかおらず、彼の指示した範囲であればある程度の独自行動を認められるのだ。

 ……お願いですから、第3小隊に部下を配したりしないでくださいね、将軍閣下。自分1人の面倒を見るので、いっぱいいっぱいです。いや私を平隊員に格下げして、有能な隊長を配してくれるなら大歓迎ですが。

 そして私が加わったのを機に、部隊のMS編制にも手が加わった。いや、前回に部隊が敵の罠に引っ掛かった事で、各機ともけっこう痛めつけられたので、何機かが機体交換と相成ったのである。今までも全機陸戦型ジムという豪勢な隊だったのだが、やはりレビル将軍の直卒なのでプロパガンダ的側面が大きいのだろう、装備的にも万全である所を見せねばならない。

 まずレビル将軍のプロトガンダムだが、1週間の改装工事が行われた。カラーリングは今まで通りの黒と銀であるが、中身は私の機体と同じG-3ガンダム仕様だ。ただしプロトガンダムの名前が売れているので、機体呼称はコードネームとして、プロトガンダムのままになる。……G-3ガンダム仕様って、マグネット・コーティングされてるんだが。反応速度が並のパイロットには速過ぎるあの機体を自在に扱ってるあの爺さん、何者だ。

 第1小隊副隊長兼レビル将軍の副官であるツァリアーノ中佐と、第2小隊小隊長アレン中尉には、陸戦型ジムに代わりRX-79(G)・ガンダム陸戦用量産型、通称陸戦型ガンダムが配備された。ちなみにツァリアーノ中佐機は副官でもあるため、頭部が改修されて通信機能が強化されている。

 ……陸戦型ガンダムって少数生産機で、交換用の頭部部品が無くてジム頭になったり、大破機を修復しようとしたら現地改修機になっちゃってEz-8になっちゃうぐらい、数が少なかったんじゃ?そう思ってマコーマック博士に訊いた。そしたら、大元のRX-78ガンダム自体がレビル将軍の活躍で、各地から配備要求が相次いだんだそうだ。

 で、その声を無視できなくてプロトガンダム、ガンダム、G-3ガンダムの1stロット3機、ガンダム4号機~8号機の2ndロット5機の他、9号機以降の3rdロットを追加生産中。それにより、RX-78ガンダムの規格落ち部品も更に数多く作られてしまい、それを流用した陸戦型ガンダムもまた、数が多くなったらしい。ガンダム量産……。『ギレンの野望』、だなあ。

 残りの面々についても、機体そのものは従来の陸戦型ジムだが、電子機器や各部の制御コンピューター等を更新して反応性が強化された様である。これが陸戦型ジムではなく、本来の量産型……RGM-79・ジムであったなら、アムロのデータを移殖する事で劇的なパワーアップが見込めるんだが……。いや、最終的な性能は陸戦型ジムの方が上だけれど、整備性や量産性、稼働率や運用の安定性などは通常型ジムの方が圧倒的なんだよなあ。陸戦型ガンダムや陸戦型ジムを維持してる金や資源を他に回したら、どれだけ戦力が浮くか……。

 後で上申書を書こう。『この部隊は、連邦軍の広告塔としての働きも期待されていると存じます。それ故、いかに性能が高い機材とは言えど、初期に生産された陸戦型ガンダムや陸戦型ジムではなく、可能な限りの最新型を配備すべきです。同時にそれら最新型機材の実戦テストも兼ねれば、無駄にはならないかと。』表向き、上申の骨子はこれでいいだろな。陸戦型ガンダム、陸戦型ジムよりかは、最新型でも本物のジム系列の方が、補給や整備の面からはずっと安定して楽になるはず。

 

「何書いてるんだ?ゼロ少尉。」

「ああ、カークス少尉ですか。」

「ラバンでいいぜ。そっちは1人小隊とは言え、形式上小隊長だ。丁寧語もいらねーよ。」

「そうか。こっちも、ゼロでかまわない。」

「ほう?話せるな。」

 

 いつもの頭痛を堪えつつ、基地の共同スペースで上申書の内容を考えていた私に話しかけて来たのは、先ほど引き合わされたラバン・カークス少尉だった。私はまだ粗書き段階の上申書……と言うか、メモ書きを見せる。

 

「部隊の装備について、上申書を考えてた。僕……いや、俺は少し部隊の機材について、思うところがあってな。」

「ほう?」

「陸戦型ジムに陸戦型ガンダムは、強力なMSだ。だが実のところ、先行生産機が7月時点で既に配備開始されていた、古い機体でもある。実際、そろそろ新型機が続々と登場してるはずだ。

 古い機体も最新の機体も、どちらも整備で手間取るんなら、最新の機体の方がいいはずだろ?新型機は環境が整うにつれてどんどん補給や整備が楽になるが、古い機体は逆に……。」

「確かに……。確かにそうだな。」

「レビル将軍の機体は、ガンダムで構わないんだ。今のところ、連邦軍で一番高性能機つまりは一番護りが堅牢な機体だから。俺も自慢じゃ無いが、G-3ガンダムじゃないと能力が発揮し切れなくて困る。ただ、他の面々の機体は、何かあり次第最新型の機体に切り替えるべきじゃないか、とな。」

 

 ラバン少尉は眉を顰める。

 

「おお、言うねえ。その他は同感だが、お前さんG-3じゃないと能力が発揮し切れない?」

「……何か、癇に障ったか?」

「おう。俺とお前、そんなに技量に違いがあるのかね?俺がG-3に乗ってさえいれば、お前と同じぐらい働いてみせるぜ?まあ、窮地に助けに来てくれた事は、感謝するがな。けど、これとそれとは話が別だ。」

「それは俺も思ったな。」

「アレン中尉!?」

 

 ラバン少尉が驚く。そこに現れたのは、第2小隊小隊長のディック・アレン中尉だ。まあ、誰かがこちらの様子を窺っているのは、ニュータイプ感覚でわかっていたので私は驚かなかったが。人工的な物だとは言え、便利だ。これでこの頭痛が無ければなあ……。

 

「どうだ、これから演習場でG-3と陸戦型ガンダム、俺とお前の機体交換して交互に二勝負やってみるってのは。無論ペイント弾でな。で、俺とお前どっちがG-3を使いこなせるか……。

 勝った方がG-3貰うってので、どうだ。」

「それでは自分に利益がありませんね。」

「言うじゃねえか。お前が勝ったら第2小隊、お前の指示で動いてやるよ。無論、将軍の指揮権が優先だがな。……どうだ?」

 

 これは逃げられない……。ある意味では新人イビリだが、ある意味では歓迎会の様な物だろう。私はため息を吐いて、首肯した。ああ、頭の中で蛇がのたくっている、頭痛が痛い……。

 

 

 

 基地の演習場で、陸戦型ガンダムとG-3ガンダムが向かい合っている。最初はお互い慣れた機体で対戦する。と言っても、アレン中尉の方は陸戦型ガンダムへの機種転換訓練が終了したばかりだが。

 成り行きで審判を務める事になった、ラバン少尉の陸戦型ジムが、中央に立ち右手を高々と挙げる。

 

『お互い卑怯な行いはしないよーに。』

『卑怯な行いってのは、審判機を盾にするとかか?はははぁ!』

『ちょ、中尉!本気でやめてくれませんかね!?』

 

 アレン中尉の冗談に、ラバン少尉の引き攣った声が響く。

 

『で、では……。始めっ!』

 

 ラバン少尉機が、右手を振り下ろした。私もアレン中尉も、自機を最大出力で跳躍させる。これは定石だ。落下目標は、照準を合わせにくいと相場が決まっている。アレン中尉は、だが熟練の腕前でマシンガンからペイント弾を発射。それは正確にG-3の機体中央を狙っている。

 しかしそれは読めている。と言うより、演習だから殺意と言うまでの物は無いのだが、攻撃の気配と言う物が感じ取れる。ゼロ・ムラサメの人工的ニュータイプ感覚は、いつも通りに働いている。私は機体各部のスラスターを細かく噴射して、攻撃を全て避けた。そして……。

 

『やるじゃねえか!だがまだっ!』

「いえ、終わりです。」

 

 私は着地寸前、ランドセルのスラスターを噴かして地上すれすれを水平に飛び、高速で相手の向かって右側へと回り込む。慌てて左に機体を捻り、マシンガンを連射するアレン中尉機。だがそれは一発の命中弾も無く、G-3が撃った3発のペイント弾が陸戦型ガンダムのコックピット、頭部、マシンガンを撃ち抜いた。

 

 

 

 陸戦型ガンダムを簡易洗浄へと送り出して、アレン中尉は悔しそうに言葉を吐く。

 

「やるじゃねえか……。」

「流石にあそこまでの精密照準は、G-3じゃないと不可能ですけどね。」

「ほう?んじゃあ、機体交換してやる2ラウンド目にゃ、俺にも勝ち目あるって事かな?」

「どうでしょうね?」

 

 私はとりあえず事態を曖昧にするために、あえて不敵に微笑んだ。アレン中尉もにやりと笑顔を浮かべる。そこへラバン少尉が口を挟む。

 

「続き、やるんでしょ?機体が洗浄から帰ってきましたよ?」

「おう。んじゃ、とりあえず操縦の勘を掴むために演習場1周ランニングしてから始めるか!」

(……どうなっても、知らないぞ、っと。あ、畜生。いつもの頭痛が少し強くなってきた。)

 

 酷くなってきた頭痛に、私は顔を顰める。それを見て勘違いしたのか、アレン中尉とラバン少尉が口々に言った。

 

「む?ははあ、G-3に慣れてもらっちゃ困るってかあ?」

「だがそっちも陸戦型ガンダムに慣れる時間貰えるんだ。いいじゃないか。」

「いや、そう言うわけじゃ無いんですよ、中尉。ちょっと頭痛持ちでしてね。」

「ははあん。ま、そう言う事にしとこう。んじゃ、始めるぞ。」

(本当なのにな。)

 

 そして対戦の2ラウンド目が始まる。まずは前哨戦の、演習場1週のランニングだ。

 

『のわっ!?ふぬっ!?くそっ!?』

『あ、アレン中尉!?大丈夫ですか!?おい、ゼロ!お前もしかしてMSの操縦系、設定いじったりしたか!?』

「そんな卑怯な真似、するわけないでしょう。俺が操縦してたときのままですよ。」

『だったら何でアレン中尉が……。』

「マグネット・コーティング。」

『『なんだそりゃ?』って、はっと!?おっとと!?』

 

 マグネット・コーティング処置とは、主としてMSの間接の駆動系に磁気を擦り込み、間接の摩擦を0にする事で機体の反応速度を劇的に上げる技術である。だがパイロットの技量が極めて高いレベルに無いと、扱い切れる物では無い。その事を私は2人に説明してやった。

 

『なんだとぉ!?』

『くっ……。ムラサメ少尉、お前この機体を本気で扱ってたってのか……。』

「扱ってたところ、見ていたでしょうに。と言いますか、その反応性が無いと最初の対戦の様な真似は、無理ですよ。」

 

 アレン中尉もラバン少尉も、押し黙る。私は言葉を続けた。

 

「だけど、凄いですよアレン中尉。はじめてマグネット・コーティング機に乗ったのに、しかもわざと転倒して回避する事とか考慮して、オートバランサーほぼ無効になってる機体に乗って、1度も転んでないんですからね。」

『何っ!?ど、道理でスッ転びそうになるわけだ!……た、対戦中オートバランサー、有効にしていいか?』

「いいですけど……。でも、乗り心地はあんまり変わりませんよ?転ばなくなるだけで。いえ、転べなくなる分動きが制限されますから……。」

『……このまんまだと、勝負にならん。いや、最初から勝負になってなかったかもしれんが……。だがせめて一撃、乾坤一擲、相打ちになってでも男の意地を見せてやる。』

 

 そして機体を取り換えての対戦が始まった。

 

 

 

 そして対戦が終わった。私のG-3ガンダムは、私が操縦する陸戦型ガンダムのマシンガンが撃ったペイント弾にまみれて、真っピンクに染まっていた。……ごめんよ、G-3。やり過ぎた。

 

『ちょ、ゼロ!いくらなんでもやり過ぎだろ……。アレン中尉の面目が立たんだろうに。』

『ふ、ふふふ、くくくくく……。はあーっはっはっは。いや、ここまでやられればもう何も文句を言う気力もねえよ。負けだ、負け。はっはっはっは。』

「ふう……。ほっとしましたよ、アレン中尉。」

 

 本当にほっとした。と、アレン中尉が笑いながら言った。

 

『ははは。おう、そうだ、伝える事があったんだ。まだお前の歓迎パーティーやってなかったからな。PXで今晩やるぞ。

 まあ、さすがにレビル将軍とツァリアーノ中佐は不参加だがな。』

「え?」

『よーし、騒ぐぞー!第1小隊は将軍と中佐は雲の上の人だからなー。フツーの奴は俺だけなんだよな。』

「歓迎パーティー……。そっか……。あ、ありがとう。」

 

 なんと言うか、正直意外だった。これまでの彼らの態度から言って、敵対心みたいな物を抱かれている気がしていた。だが彼らの感情が、私の人工的ニュータイプ感覚を通じて把握できる。彼らの歓迎の気持ちは本物だ。先ほどまでの私に対する敵愾心と言うか、私にちょっとむかっ腹を立てていたのも本当なのだが、今はそれは綺麗に押し流されている。

 と、ここでちょっとしたアクシデントが起きた。

 

「歓迎会はいいんですがね、中尉に少尉たち……。」

「どうしてくれるんスか、こんなにペイントまみれにしちまって。」

「簡易洗浄だと完全に綺麗にはならないんです。誰がきちんと洗うと思ってるんですか。」

 

 整備の皆さんだった。私たち3人は彼らに平謝りし、後日自分達の俸給で彼らに一杯奢るという事で赦してもらえたのである。

 

 

 

 ちなみに歓迎会の席上で。

 

「けどよ。レビル将軍はプロトガンダムだよな?」

「G-3は3号機なんだよな?プロトは1号機って話だが……。」

「プロトは流石にマグネット・コーティング処置はされていないでしょう?」

「されているわけ無いでしょう。将軍は、普通に機体を扱ってますよ?」

「ああ、いや。それが……。部品の共有化とか整備の都合上とかで、今この部隊にあるRX-78はどちらもG-3仕様……。つまりマグネット・コーティング処置されてるんだよ。

 俺のG-3と違って、オートバランサーまでは無効化してるかどうかはわからないが……。演習場で見た限りでは、普通に乗り回してる。」

「「「「え゛。」」」」

「す、するってえと何か?オートバランサー入れたマグネット・コーティング機でまともに戦えなかった俺は……。レビル将軍よりも弱……い……?ま、守るべき対象よりも弱いってのか?」

「わー!アレン中尉!」

「あんたは充分強いです!向こうが規格外なだけ!」

「気をしっかり!」

 

 そう言えば、レビル将軍のニュータイプ覚醒はSランクまでレベル上げしてからだったな……。つまりあの将軍は、Sランクってわけで……。あーあ。




ほんとは全員『アクシズの脅威V』の登場キャラクターにしたかったんですが、流石にキャラ数が足りなかったので、一年戦争におけるエースパイロットから適当に少尉以下の階級の者を2人引っ張ってきました(苦笑)。

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