ぼくときみでつくるヒーロー   作:やんごとなき事情

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x^3-15x^2+75x-125=0 話 幽霊にテスラコイルを

 

 

『鋼のムーンサルト!ラビットタンク!!YEAHHHHHHHHH!!!』

 

うさぎと戦車のハーフボディを再構築。青と赤のコントラストが新車のような輝きを放つ。ハーフボディ同士の隙間から粒化ソリッドと蒸気が吹き出す。

 

メットに投影されるステータスウインドウに表示される活動限界タイマーが更に早まる。

 

後頭部にへばりつく激痛を無視する。ビルドシステムは搭載したRAMと俺の脳髄を神経接続することで俺の思考と暗算をそのまま制御ドライバに反映する仕組みだ。そのため展開中は常に脳髄に負担がかかり続ける。

 

ラビットタンクフォームは全ての組み合わせの中でもそもそも俺との親和性が高く、脳への負担を極限まで減らすために他のハーフボディと較べ極端に装備を廃したいわゆる物理的及び電子的軽量化モデル。それがラビットタンクがビルドの基本フォーマットである事の所以とする所。

 

クラウチングスタートの体制を取りラビットスプリンガーを弾く。弾丸のように飛び出し飯田の土手っ腹目掛けてプロレスじみた組技を仕掛ける。

 

「このッ……!!ブースト!!」

 

「科学者に二番煎じは通じねぇんだよオラァッ!!」

 

飯田のふくらはぎから生えるマフラーからバックファイヤーが踊る。わざとギアを落として回転数を犠牲にしトルクで仕掛けてきやがった。

 

押し負けてたまるかと俺もタンクローラーシューズに動力を回し無限軌道ユニットが赤色に発光するほど地面に噛みつかせたキャタピラを回す。

 

飯田の意識は完全にパワー比べに移った。それと同タイミングで踏み込んでいたラビットスプリンガーのパワーを踵に乗せて床面を蹴り飛ばす。

 

すると力のベクトルが真逆のキャタピラの進行方向とスプリンガーの跳躍する方向によって俺の体がその場でターンする。飯田の腕の中でぐるっとタンクローラーシューズを軸足に180度ターンし、ラビットフットシューズとクイックラッシュレッグによる反発キックで飯田を吹き飛ばす。

 

飯田は即座に空中でマニホルドを吹かし体制を整え核兵器の傍に降り立つ。俺の蹴りの衝撃でメットが吹き飛び眼鏡をかけていない角張った顔が顕になる。

 

ハーフボディ接続部から排熱する。駆動部の多い脚部からジリジリと熱が這い上がってきてスーツ内部がサウナ状態になる。

 

「活動限界まであと2分ってとこか……キッツ……」

 

ガス許容基準値が近くなる。タスクマネージャを起動しネビュラガス投与量を減らす。体への負担を軽減する。多少スペックが落ちるが最後の実験まで間を保つためのコラテラルダメージと言い聞かせて調整を掛ける。

 

スーツ内部に充填された流体ナノマシン郡「ヴァリアブルソリッド」が体内飽和ガス容量の低下を感知しパワーアシストレベルを下げる。外装の硬化トランジェムソリッドの成分濃度を下げ、ガス量の少ない体に適応したパワーバランスを再構築する。

 

全ての工程が済むと再びハーフボディ同士の隙間から蒸気と粒化トランジェムソリッドが噴出する。頬の内側を奥歯で噛み、切れそうになる集中力にムチを打つ。

 

「(さて……)」

 

右手でライトアイタンクの砲塔部分を弄る。俺が普段集中する時、何度直しても飛び出す自慢のアホ毛を弄る癖によるものだ。瞼を閉じ、脳の容量を全てビルドの制御ドライバとの精神接続に回し、サーバーに脳から直接今までかき集めた数字を叩き込み勝利の法則を導き出す。

 

処理を済ませたコンピュータから立体映像が脳に直接アップロードされる。これから起こるであろうこと、そしてそれに対しこちらの仕掛けるアプローチで相手をどう動かすかの思考実験。それの全パターンを閲覧し、最適と思われるフローチャートの内容を把握しタスクを閉じる。

 

この間、約5秒。

 

「何故だ!」

 

「主語!!」

 

「何故捕獲テープを使わない!あの間合いに入ったタイミングなら間違いなく俺を捕獲できていたはずだろう!」

 

そりゃお前もだ

 

「何度も言わせんなよ、これは実験だ。中学で科学の授業受けただろ?先生に言われたままの結果だけじゃB評定止まりだ、つまるところ俺が目指してるのはその先の結果ってワケだ。最善の最善、Plus ultraなんだろ?」

 

「過ぎたるは及ばざるが如し、という言葉もあるぞ。まさか気付いていないとは思わないが、もうじき制限時間だぞ」

 

「まさか気付いていないとは思わないが、俺が天ッ才物理学者って事、覚えてるだろ?」

 

「何が言いたいんだ!」

 

 

 

「分かんねぇかなぁ……お前らは最高のモルモットだ。この演習は全て、この俺の手のひらの上で転がされてるんだよ」

 

 

 

「テメェコラクソナード俺に散々講釈垂れといて逃げんじゃねぇコラ死ねェ!!!!!!」

 

「うわぁあ!!」

 

俺達のいるフロアの唯一の入口から爆発が吹き出る。飛び出した2つの影が部屋の真ん中まで転がり込んでくる。

 

緑の影……緑谷が前転の要領で俺達の元へ転がりこんでくる。その後ろから爆破の勢いで塵煙の中から飛び出してきた赤い影……爆豪が首をゴキリと鳴らして立ち塞がる。

 

「ゲホッゲホッ……きっ、桐生くん!来たよ!ってうわああああ!!!なにそれ!!!!!!!」

 

ひっくり返ったまんまの緑谷がビルドの俺を見て目玉を飛び出させる。

 

「うわあああああ!!!それが桐生くんのコスチュームなんだね!!!かっっっこいい!!!!!!!!!」

 

「少しはモダンな芸術がわかる奴がいて安心だ。驚いたか?驚いたよな?説明は後だ。さて、仕上げだな。」

 

「んだァ……?テメェあのクソ車椅子か……?へぇぇ……随分な格好じゃねえかブッ殺したくなってきたぜ……」

 

「キカイダーみたいだ……」とブツブツいいながら俺のビルドをまじまじと観察する緑谷とは対照的に、右の掌に爆破を抱えた爆豪がこちらを獰猛な目付きで睨みつける。ド派手な個性だ。きっとやりようによっちゃできることも多い。

 

そのせいか乗り手もブッ飛んでやがる。頭がね。二重の意味で。

 

「是非ともそうしてくれ。そうだ。お前の今日イチをぶつけて来いよ。試してやる。」

 

「言われなくても殺してやるわボケ!!!」

 

「待て爆豪くんッ!!計画無しに彼と戦うのは迂闊だ!!」

 

後方に爆撃。その反動で突撃してくる爆発頭。

 

その爆風で止めに入ろうとした飯田が吹き飛ばされる。緑谷と麗日がそれぞれ迎撃の体勢を取るがそれを遮りドライバーのエントリースロットに装填されているうさぎと戦車のボトルを引き抜く。

 

インベントリを操作する。後ろに構えた左手には新しい2本のボトル。青とターコイズブルーのボトルだ。活性化させドライバーに装填。

 

『幽霊!』

 

「死ィねェェェエエ工アアアアアアアア!!!!!!!!!」

 

『磁石!』

 

「桐生くんっ!!」

 

『『BEST MATCH!!!』』

 

 

上段から袈裟払う右の大振り。ハンドルに手をかけた俺に着弾する瞬間に今日イチの爆風と衝撃が襲い大気が震える。

 

 

ボォゴオォォォォッ!!!!!

 

 

あまりの衝撃に東側の壁がきれいさっぱり吹き飛び風通しが良くなる。壁の割れ目からひしゃげた鉄筋が顔を出し、ボロボロとコンクリと石膏とスタイロの欠片が舞う。

 

爆風と砂塵によって遮られた視界がだんだんと晴れてくる。その時、その場に居合わせた4人は、空いた口を塞ぐのにしばらく時間を要した。

 

 

「………………」

 

「悪いな。俺の実験は既に…最ッ終段階だ。」

 

 

顔を蒼白に染める爆豪の背後で立ち尽くす青と白のフルスキン。その姿はまるで蜃気楼のように向こう側の景色を映し足元から腰に至るまでが少し揺らいでいる。

 

左腕に取り付けられた超電磁フィールド制御モジュール「レイルマグネッター」は全身から迸る磁場を操り、周囲の金属を操り、電子機器を狂わせる。

 

白い半身が司るのは怨念と怨恨。どこまでも逃がさないという強い感情が俺の姿を曖昧にする。

 

 

 

どこに逃げてもどこに隠れても、目標に這いより引き寄せ逃がさない。幽霊と磁石の「追跡者のベストマッチ」。

 

 

 

 

『彷徨える超引力!マグゴースト!!Yeah!!!』

 

 

 

 

マグゴーストフォーム。幽霊の成分はよくわかんないけど遊園地のお化け屋敷で抽出できた。なんで?本物???

 

「手応えが……まるでなかった……テメェ……何をした……!?」

 

「幽霊ハーフボディ。一定時間自身に対する物理効果及びニュートン力学を無効化できる。」

 

幽霊ハーフボディはトライアル時にはほとんど何も効果を発しないが、お互いの性質を高め合うベストマッチ時にのみ、外部からの物理現象及びニュートン力学を無効にするというぶっ壊れ性能を発揮する。その他にも同じく外部からの物理現象及びニュートン力学の効かない幽霊型立体投影式遠隔操作自立機動攻撃兵装「スペクトルファンクション」を数個放ちオールレンジ攻撃を仕掛けることができる。

 

「『詰み』だ。」

 

爆破によって吹き飛んだ風穴に向かって走る。踏み込む直前、壁から生える鉄筋を定着させているスチール製の番線を何本か引き抜く。ガッ、と床を蹴り上げると幽霊ハーフボディの物理現象無効化によってふわりと宙に浮かぶ。そのまま外に飛び出した俺は比重の大きい左腕のエレクトルマグアームを振り慣性でターンすると左腕のレイルマグネッターから赤と青の光弾をそれぞれ二個ずつ発射する。

 

赤の光弾は床に突き刺さるドリルクラッシャーと飯田の守る核兵器に、青の光弾は飯田と爆豪に着弾する。

 

『Ready GO!!!』

 

活動限界が迫る中、急ぐようにハンドルを回す。スーツがボルテック状態になるとレイルマグネッターが赤く発光し、射出口から赤い雷を撒き散らす。

 

「うおっ!?」

 

「があっ!?」

 

グンッ!と飯田と爆豪が見えない何かに引き摺られるように自分の意思以外のなにかで前へ進む、風穴に近づくほどその力はまし、そのまま2人はレイルマグネッターに向かって浮遊し高速で接近してきた。

 

『VOLTEC FINISH!!! YEAHHHHHHHHH!!!!!』

 

今一度レイルマグネッターを前に突き出すと赤い雷はさらに勢いの強い青い雷に代わり、再び2人に浴びせかかる。

 

「「ギッ!!?」」

 

するとどてっぱらをぶん殴られたようにくの字に曲がり、眼前に迫っていた2人は建物の外壁に向かって高速で突進し激突する。

 

それとすれ違う形でこちらに向かってくるのは核兵器とドリルクラッシャー。核兵器より後方に位置し、さらに比重の小さいドリルクラッシャーはこちらに接近する過程で核兵器に激突。すると核兵器が瞬時にその外装にブ厚い氷の膜を貼る。それと同時にレイルマグネッターにくっつく。回収成功だ。

 

「それと、お前らもな」

 

砂塵が晴れる。するとそこには「捕獲テープが絡まった番線にぐるぐる巻きにされ壁に磔にされた飯田と爆豪」がいた。

 

レイルマグネッターは一定時間だけ対象に磁石の特性を付与できる。それも強力なそれだ。反発力ではじき飛ばした瞬間、捕獲テープを絡ませた番線を適当に宙にばらまけばあとは勝手に巻きついてくれる。ビシッとな。

 

無論今回俺が目指したのは「実践における作戦完了」だ。

 

今回の実習の完了条件、ヒーロー側はあまりにも甘すぎる。まあ触りってのもあるけど。そこが気に入らなくて今回、独断で可能な限り実践的な状況を考慮した解決策に踏み込んだわけだ。単独プレーが目立ったのは申し訳なく思うけど。

 

『ヒーローチームWIIIIIIIIIIIIIIIIN!!!!!!! それじゃあ講評をするから地下モニター室に戻っといで!!!!!!!!!』

 

バカでかい声に呼ばれると同時に活動限界を迎え、アシストシステムが停止しスーツの目地から粒化したクォンタムソリッドが蒸気とともに吹き出す。グンッ、と急に体にとてつもない重さを感じた俺はボトルを引き抜いてドライバーのプラグの電源を切る。

 

すると内部機関が停止、制御ドライバもシャットダウンし残留圧力によりトランジェムソリッド分解剤がソリッドセル内をかけめぐり、分解されたスーツが気化することで変身が解除される。

 

「あ」

 

解除された瞬間、ガクンッ、と足から力が抜け、膝から崩れ落ち、顔面を地面に叩きつける。

 

「あう あー、うあ」

 

頭が痛い。割れるように痛い。制御ドライバとの神経ドリフト接続により脳が強制的に高速演算させられていた反動が一気に帰ってくる。思考がまとまらない。ことばがでてこない。からだのうごかしかたがわからない。ばわーあしすとでこくしされたかんせつがいたい。いたい。いたい。

 

「うあ……?」

 

「きっ……桐生くん!?どうしたの!?目の焦点あってないよ!?」

 

「み どり や べる と」

 

「ベルト……?あっ!」

 

俺から少し離れた場所に転がるビルドドライバー。緑谷はそれと廃人のようになった俺を抱えると地下モニター室に向かって歩みを進める。視界の片隅には磁力の解けた2人から番線を解いている麗日と常闇が見えた。

 

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 

「落ち着いたかい?桐生少年」

 

「すいません……」

 

朦朧とした意識がはっきりし始めると、いつの間にか車椅子に座らされていた。

 

ちらり、と横を見ると、各々別々の表情をしながらこちらを見ているのがわかる。まあ、あんなの見せちゃあなあ、

 

「その……なんだ、ベルト?を使うと、ああなってしまうのかい?」

 

「マテリアルの変更、演算の多用、活動限界まで使うなど、俺の脳に負担がかかることをし続けると、ああなります。だいたい15分くらいで落ち着きます。あと……」

 

待機状態になっているドライバーを、オールマイトに手渡す。

 

「これの名前は「ビルドギア」。ビルドを構成するガジェット郡を総じて俺はそう名付けました。そのベルトが、戦うための個性を持たず、足の言うことの聞かない俺が、ヒーローになるため、俺が『創った』、クォンタムソリッド高速成形管理機関及びメインエンジン、『BGS-01 ビルドドライバー』です。」

 

ざわっ……と続々と声が上がる。

 

「君が……作ったのか」

 

「はい」

 

「君は確か……」

 

「はい、コスチューム制作のライセンスを取得しています。中学を卒業してすぐコスチューム制作の職人として働く人もいるので、卒業後すぐ受験しました。」

 

胸のホルスターからカードクリップを取り出し広げる。その中から白いカードを取り出し提示する。第一種及び特殊コスチューム制作主任技術者の免許証だ。

これは通常、1年ほど専門学校か資格学校に通うのが受験のセオリーとされるが、もちろんそんな時間はないので卒業から入学までの短いスパンで独学で受験した。

 

実務経験不問の資格なので中学卒業資格のみ所持していれば誰でも受験できるが、筆記はともかく実技試験の求められる水準が高いので、難易度はかなり高めだ。だがこれを学生のうちに取得しておけば後々になってコスチュームの制作スタジオやデザイン事務所、製作所から引っ張りだこのヒーロー飽和社会において就活に強い理系の味方なのだ。

 

「細かい書類は相澤くんの管轄だからまだ目を通していなかったが、そうか、ビルドギアは既に登録済みって訳か。法務局と自治体と都道府県知事と警察署長への申請も自分でやったのか。いやはや、ここまで来ると恐ろしいな」

 

「全て、俺みたいなのがヒーローになるために必要な事だったので」

 

「よろしい!君へのレクチャーは他の生徒とはベクトルを少し変える必要があるようだ!その辺の話は今は置いといて、遅ればせながら講評と行こう!まあぶっちゃけ今回のコングラッチュレーションは飯田少年なんだけどね」

 

「な!?」

 

急に指名された飯田が背筋をピンと伸ばす。

 

「あの場において設定とそれに伴う立ち振る舞いを一番全うしていたのは君だったというわけさ。ナイスだぜエンジンボーイ!」

 

「くぅっ……!!!恐縮ですオールマイト先生!!!!!!!!!飯田天哉、これに慢心せず一意専心、学に励みます!!!!!!!!!」

 

「うん、まあ固すぎるのも玉に瑕だけどね」

 

オールマイトが引いている。

 

「それと、やっぱり君だな、桐生少年。君も飯田少年に負けず劣らずナイスだったぜ。ベストマッチマン。」

 

ずい、と顔を覗かせてくる。大きな顔だ。頭痛持ちにこの情報量はキツイ……

 

「なんでっすか先生ー!桐生もそこそこ派手に動いてたっすよー!」

 

手を挙げて発言しているのは……切島くんか。快活そうでいい子そうだなあ。

 

「ん~~~~~~~~~~~~~なんでだろうな~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!?!?!!?!?!??わかる人!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

「はい、オールマイト先生。」

 

次に発言したのはなかなかアブナイ格好をしている女子。八百万さんだ。

 

「ルール上、ではなく、実践を想定した解決方法を取ったからではないでしょうか。磁力を使った結束番線による拘束、それと核を外に持ち出すのと同時に冷却し爆破のリスクを軽減した核兵器の確保。どれも理にかなっています。」

 

全部言われた。

 

「Exactly!!!!!!!ちなみに桐生少年、なんであんとき核、凍ったの?」

 

「マグゴーストで核を引き寄せた時、同時にドリルクラッシャーも引き寄せました。核に較べて比重の小さいドリルクラッシャーは核よりも速く俺の元へ飛んできます。しかし核よりも後方にあったため途中で軌道上にある核に激突。すると予めセットしておいた冷蔵庫ボトルの効果によって核が瞬時に凍結された、という仕組みです。」

 

「最初からこの結末になるように誘導してたってのか。なるほどゲームメーカーだね!!!でも活動限界で行動不能になるのは痛いな。せっかく確保した核を最後まで警察の元まで届けないとな。お家に帰るまでがヒーローです!!!!!!!!!!」

 

「なるほど」

 

至極真っ当な意見だ。あんな講釈たれといて最後は設定に助けられたってわけだ。計算が足りなかったな……

 

「んじゃ続いて次の組み合わせだ!該当するチームメンバーは実習棟へGO!!!!!!!!!」




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