彼は月迅竜である。   作:一般的な犬

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遂に☆1がつきしたね……
悲しいしbo4が発売されたので暫く更新速度を0.5倍にします……

というかなんで☆1……やっぱり文がダメなのか

1500字


パーティー

前回の件から早一日。

私はというと一人でパーティーに出席していた。

 

……既に一人で出席した事を後悔しているが。

 

というのも、このパーティーには様々な立場の人々が参加する。

 

つまりは

 

「モブ山サンシタと申します。今回は主にロケットの制御システムに関わらせていただきました。前々から八意様とはお話したかったのですが、今回遂に機会を得られまして」

 

と全身を舐め回すような視線を向けて話しかけてくる若い男や、

 

「聞けば八意殿は未だに独身でいらっしゃる。そこで私の自慢の息子はどうですかな? 将来性もあり顔も良い。今でこそ開発局の一職員ですが、いずれは私のように局長の席に座るでしょう」

 

と縁談を持ちかけてくる中年男性など、

 

ほとんどが打算や下心をもって話しかけてくる。おちおち料理も食べれやしない。

 

結局彼は出席しせず家にいる。私が家を出る前に何やらコソコソとしていたが、聞いても「帰ってきてからのお楽しみだ」と返された。

 

 

「やあ永琳!」

 

とようやく人が途切れたと思ったらツクヨミ様が実に腹が立つ笑顔こちらに近づいてきた。

 

「ツクヨミ様ですか……私は少々気分が悪いので医務室に行かせてもらいます」

 

あの笑顔の時はこちらを揶揄う時の笑顔だ。さっさと逃げるに限る。

 

「そなんこと言わずにさ、おはなししようよ!」

 

バ神は無視しよう。

 

「流石にバ神は酷くないかい……?」

 

おっと、声に出ていたようだ。

それにしてもしつこいなこの神は。

 

「そ、そう言えばさ、会場に入る前は幸せそうな顔してたよね?なんかあったの?」

「…………別に何もありませんでしたよ」

 

思わず私は顔を顰め、彼は口角を上げる。

 

「ほんとかい? もしかしたら彼となにかあったとか?」

 

恐らくこのやり取りを聞いていたであろう周りの人々はにわかにザワつく。

私は原因のツクヨミ…様を引き寄せ小声で問いただす。

 

(ツクヨミ……様、時と場所を弁えてください) 

 

(今呼び捨てにしようとしたよね。まあいいけどさ 今回のは牽制だよ。君の恋も実ったんだろ?)

 

(っ! どこから仕入れたんですかその情報!)

 

(あれ?ほんとに実っちゃったんだ! ねえねえ挙式はいつ挙げるの? ぜひ呼んでね!)

 

こ、この神は……!

 

しかしここは大衆の前なので何も出来ない。それにいつものからかいではなく、私の事も考えてのことだろう……半分ぐらいは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなやり取りをしていると突然、アラームが鳴り響いく。

 

 

 

 

[緊急事態発生 緊急事態発生 都市の南門にて大規模な襲撃があり 門が突破されました これより民間人の皆様はマニュアルに従って迅速にロケットに搭乗してください 軍部の皆様は至急本部に集合してください]

 

 

無機質な音声が会場に響き渡り、会場にいた人々はパニックになる。我先にと出入口へ向かうもの、身内と連絡を取ろうとするもの。

 

 

パァン!

 

 

と、そこに大きな音が響く。

その音を聞いた人々はまず驚き、そしてその音の発生源へと目を向ける。

 

そこには先程までの笑顔の面影もない、神であるツクヨミ様がいた。

 

 

「皆の者、落ち着くのだ。南門が突破されたとはいえ、ここにたどり着くには時間がかかるであろう。 冷静になって行動し、民全てを月へと送るのだ」

 

 

神であるツクヨミ様を目にしてか、その言葉が真実であると納得してか、皆それぞれの役割を全うすべく行動する。

 

「……ロケットの最終調整をしてきます」

 

私は私で行動を起こす。

 

「あいわかった。……終われば朧君の様子を見に行くのだろう? 彼は曲がりなりにも神を退ける力を持つのだ。たとえ心配でもあまりロケットの周辺から離れぬように」

 

「…………わかりました」

 

渋々といった様子で頷く私を苦笑してこちらを見るツクヨミ様。もうそこにはいつものツクヨミ様がいた。

 

 

 

 

 

 




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