彼は月迅竜である。   作:一般的な犬

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なんか過去作(プロットもない状態で書いたせいで続きを思いつけずに断念した作品 この作品の原型)みたら割と今よりも良い文章書いてね?って思いました。(自画自賛)

1673字 少しづつ慣れてきてる?

ちなみに:古代の妖怪は現代の妖怪よりすごく強い設定。

Q,人間が少なく、畏れも少ないってことは妖怪が弱いんじゃね?

A,畏れはいわば妖怪の糧 少ないということは他の妖怪の畏れを奪って生存競争に生き残ろうとみんな必死に強くなる

10/15 誤字修正 めっちゃガバってた


人妖大戦

都市 それは現代日本よりも近未来的で、霊力という幻想的な手段も交えて発展した、もはや国とでも言えるものである。

 

その中でも武を司る部門 通称軍部

 

軍部の主な主力は自律式の近代兵器 または霊力を扱い、個人火器を取り回す人間の部隊である。

 

ここで問題なのがその数だ。

 

そもそも都市の規模は国と言うには小さく、人口は現代日本に比べるとやはり少ない。さらに都市の人間の部隊の役割とは防衛戦力よりも治安維持の面が強い。(もちろん一部の私兵や遠征に抜擢されるような兵士は違うが)

 

ならば攻めてきた妖怪をどうするのか。都市を取り囲む壁上の霊力式自動迎撃装置(オートタレット)がほとんどの妖怪を霊力弾で蹴散らす。さらにこれを潜り抜けようとも、自律兵器による数の暴力で押し潰す。

 

 

 

これだけあれば安心であろうか?

 

いやいや、そんなことはない。

 

大妖怪とは規格外の存在である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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距離測定に拡大縮小、熱源感知にナイトスコープが着いた多機能双眼鏡 こちら今ならXXXX程のお値段であなたのおてもとに!

 

南門の壁上に伏せながら、そんな通販じみたキャッチフレーズを思い出した。手元の双眼鏡を覗き込み、眼前に広がる光景を眺める。

 

 

南門付近は火の手が上がり、瓦礫と鉄クズ(壊れたロボット)が至る所に転がる。

 

よく見ればそこには人間の死体も転がり、妖怪が群がっているのも見えた。

 

無数の妖怪達のほとんどは辺りを破壊しながらあちら……ロケットの発射場へ向かっている。 まあさっきから何本か飛んでいたため、目立つことこの上ないのだが。

 

 

 

あちらに向かっている中で特に目立つのは二人の妖怪。

 

一人は赤い肌に額に一本角、一人は青い肌に二本角。

 

典型的な赤鬼青鬼だが、赤鬼は全身から火を噴き出させ、青鬼は稲妻を身体に帯電させている。

赤鬼がいるだけで周りの建物は火事になり、青鬼はロボットだろうが人だろうが感電させ使い物にならなくさせて行く。

 

それ以外の妖怪だけなら壁の上のタレットで殲滅できただろう。

どちらか片方だけなら多大な犠牲を払って仕留めることができただろう。

 

しかしIFの話には意味がない。重要なのは、奴らがあちら……永琳のいる方向へ向かっているのが問題だ。このまま放っておけば、直ぐにでも辿り着いてしまう。

 

[緊急プロトコルが発動しました ロケットは設定時間経過で 残りのロケットが 全て同時に発射されます 民間人の皆様 及び軍部の皆様は 至急ロケットに搭乗してください また 最終便が 発射するまで あと 00:29:49 です]

 

「……行くか」

 

奴らに勝てなくてもいい。この身は妖怪で、寿命が人間よりもずっと長く、核爆弾でも喰らわない限りそう簡単には死なないし、死んでやるつもりもない。月迅竜の速きこと疾風の如し、足止めすればいいんだ。

 

 

 

俺はそう考え、壁上で人化を解き宙を滑空する。

 

あぁ、今日は満月か。

 

 

 

 

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「緊急プロトコルってどういうことですか!」

 

私は怒気を顕にし、その男……モブ山とやらを糾弾する。

 

「ヒッ! さ、緊急プロトコルは、このような事態をそ、想定し、私、あ いや、部下が組んだものです」

 

緊急プロトコル、目の前の男が我が身可愛さに発動し、現場だけでなく前線の軍部にすら混乱に貶めた。

 

民間人は我先にとロケットに乗り込み、戦場からも兵士が逃亡してくる始末。

 

プロトコルはキャンセル出来ず、防衛線は崩壊、士気はガタ落ち。このままでは全員共倒れだ。

 

そんな所に偵察隊からの情報が入る。

 

「報告!突然南門の壁上から全身月白色の妖怪が現れ、前線に飛んできました!奴は仮称赤鬼及び青鬼と交戦を開始!」

 

その報告を聞いた時、私は思わず問い返した。

月白色の妖怪なんて一人しか知らない。

 

「その妖怪の情報をもう少し詳しくお願い」

 

「ハッ!四足歩行で長い尻尾があり、目が赤く光っています!」

 

……無茶だ。大妖怪が二体に無数の妖怪。勝てるわけがない。

 

私が顔を青くしていると、ツクヨミ様が肩に手を置いた。

 

「彼は曲がりなりにも僕を退けた奴だ。きっと戻ってくるさ」

 

今はその言葉を信じるしかなかった

 

 

 

 

 




Q.つまりどういうことだってばよ?
A.あと30分でロケット全部打ち上げられちゃうよ!でも妖怪はもうすぐで着いちゃうから間に合わないよ!
朧「せや!足止めしたろ!」



今作挫折するか幻想郷までいったら息抜きしよ
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