「おーーす!未来のチャンピオン!このジムに挑戦か?」
ジムに入ると、黒い眼鏡というかサングラスをかけたおっさんが話しかけてきた。もちろん挑戦するためにきたのでそうだと返答をした。
「ここのジムリーダーヒョウタはシンオウ屈指の岩使い!やわなポケモンだとなかなか突破は厳しいが、水や草技で攻めるといいぞ!」
「ご忠告ありがとう。」
正直言えばそんなことは言わなくてもわかってる。しかし・・ヒコザルが進化してないのはいささか不安か。いくら技マシンと化したいわくだきを覚えさせたとはいえまだまだダメージ量は期待できないし。
ジムトレーナーはヒンバスでほぼ一掃できたので、あっとういうまにヒョウタのところまできた。
「昨日炭鉱で会った子だね。改めて紹介しよう!ボクはクロガネシティのジムリーダーヒョウタ!岩タイプの使い手さ。さぁ、バトルスタートといこう。いけイシツブテ!」
相手はイシツブテ。もちろんこちらはヒンバスだ。
「相性通りだね。・・まぁいい。イシツブテステルスロック!」
ステルスロックか・・。厄介すぎるだが・・
「ヒンバス水の波動だ。」
ヒンバスの水の波動がヒットし、いくらイシツブテでもこれには耐えられない。いわ地面の四倍はさすがにな。
続くヒョウタはイワークを繰り出した。
「・・イワーク砂嵐!」
イワークの砂嵐でフィールドが辺り一面悪くなる。しかし・・・
「天候をとれば有利になると思ったか?ヒンバス雨ごいだ。」
そう。こちらは有利に天候を変えることができる技雨ごいがある。そして、これにより特性すいすいで先手で攻撃することが可能。さらに水技の威力が上がる。
「ヒンバス水の波動。」
イワークも必死にダメージはもらわないように回避するものの、イワーク自体すばやさが速いわけでもないので、直撃した。イワークは固いイメージがあるが、特殊耐久の面では思ったほど固くない。これでダウン。
「・・やれやれ。昨日の金髪の子といい、君といい強い挑戦者が立て続けに来るとは思っていなかったよ。」
金髪の子・・・ジュンか。
「このポケモンはボクの切り札さ。・・倒せるかな?いけズガイドス!」
ず、ズガイドス・・・だと!?まさかこんなポケモンを使うとは。だが・・雨天中はこちらの方が速い!すかさず水の波動と命じるが・・
「ズガイドスずつきだ。」
ズガイドスの方が何倍も速く、強烈なずつきがヒットする。クリーンヒットのために大ダメージはおろか、ひるんでしまい行動が不能となった。これはまずいな。なんとかして、せめてヒコザルで相手ができるようにしなくては。
「ふむ。これを耐えたか。ならばもう一度ずつきだ!」
ズガイドスのずつきが襲いかかる。ヒンバスは瀕死寸前だが、まだ動ける。
「仕事はできるなヒンバス。ズガイドスの足元にこごえる風だ!」
ヒンバスのこごえる風が突っ込んできたズガイドスの足元にヒットする。その瞬間ほんの僅かだが、勢いが止まった。しかし、ズガイドスのずつきがヒンバスにヒットし、これでK.O.
だが、ヒンバスは十二分に仕事をしてくれた。
「・・・どくどくをやられ際に放つなんてとんでもないポケモンだね。・・だけど、ボクのズガイドスのパワーでは短期決戦になるよ。」
「短期決戦ねぇ?もしかしてどくどくを使ったから長期戦になると思ってるのかい?・・・ヒコザル任せた。」
ヒコザルを繰り出すと、ステルスロックが反応しヒコザルにダメージを負わす。これにより、おそらく一度でもダメージもらうと負けるな。
「じゃあ一気に決めようか。ズガイドスいわなだれ!」
いわなだれなんて覚えていたのか・・。だが、命中不安定の技が俊敏なヒコザルには当たらない。
「そのまま突っ込んでいわくだきだ!」
「ずつきで迎え撃て!」
いわくだきとずつきがぶつかりあう。お互い互角だが、やはりズガイドスの方がうえか。同じ攻防でもパワーが桁外れなうえに、耐久力がすさまじい。しかし、いわくだきの攻撃を受けたのならまだ勝機はある。
「もう一度いわくだきだ!」
いわくだきをズガイドスに命中させるが・・
「ズガイドスそのまま捕まえろ!!・・・捕まえてしまったらこっちのものだ。ズガイドス・・岩石封じだ。」
まずい・・と思ったときには遅かった。ズガイドスの岩石封じが完璧に当たってしまった。・・・さすがにこれは無理だろう。やはりヒコザルでは厳しかったか。
「ふふふ。これで決まったかな。見たところ君は二匹しかいないと思うけど?」
二匹しかいないのは間違いだ。だが、こいつをここで使うのも・・・。それに、こいつを使って勝っても何の意味もない。仕方ない。また日を改めようとしたその時
岩の中から這い上がってきた一匹のポケモンが現れた。
「ヒコザル・・お前まだいけるのか・・。」
この状態でまだ戦えるというのか?しかし、岩石封じをもろにくらったじゃないか。なぜ耐えられる。
「すごいな君のポケモンたちは。一見考えさせるようなプレイングをしながらも、実際は自分がやられるギリギリのリスクを背負っているんだから。・・ズガイドスの攻撃力は岩タイプの中でもトップクラス。かつ、ステルスロックのダメージを負いながらだから普通は耐えない。だがヒンバスのどくどくのダメージや、こごえる風が足にヒットした影響で素早さだけではなく、踏ん張りきれなかったせいでダメージがいつもよりでてなかったわけだ。」
さすがはジムリーダーだ。自分ポケモンの状況判断ができてる。だからこそ、
「・・次ダメージをもらった方が本当に負けるね。ふふふ燃えてきたな。」
そう。ヒコザルも瀕死ぎりぎりというか、倒れてもおかしくない。対するズガイドスも、どくどく、こごえる風のダメージは受けながらさらに、いわくだきを受けてるわけだからそう長くはない。しかし・・岩石封じをもらっているから、素早さの有利対面がとれないから圧倒的に不利だ。ヒコザルに先制技でもあれば・・・
先制技?
いやしかし、あれはモウカザルに進化しないと無理だ。いくら仕込ませても現段階で成功する確率は厳しい。
俺はヒコザルを見て確認する。本気でやれるのかと。ヒコザルもこれをうたなきゃ負けるとそう覚悟を決めている。・・・・なら腹くくってかけるしかない。
「覚悟はできたかな。ズガイドスずつき!」
「ヒコザル・・マッハパンチ!!」
そう。マッハパンチ・・。格闘タイプの技においてあいてより速く攻撃だ。しかし、本来ならモウカザルにならないと体をうまく使えずに、打てない
しかし、ヒコザルはマッハパンチを放とうとし、ズガイドスより速く攻撃できたが・・
「・・どうやら付け焼刃だったのかな。残念だったな。」
あと一歩のところで体がついていくことができずにダウン。右腕が空回りしてしまった。
「・・・ヒコザル左腕を使え!!!!」
するとヒコザルは再びマッハパンチというべきか、ポクシングでいうフックなのか。そのこぶしで迎撃する。
ズガイドスは頭が固い。だが、それ以外は固くないから、うまく流せば・・・
ヒコザルのこぶしはズガイドスの顎にヒットした。そしてズガイドスは倒れこんだ。
「・・戦闘不能だ。まいったなぁ・・。」
苦笑いをするヒョウタ。そうなるのも当然だ。最後は技のようで技ではなかったからな。マッハパンチのようなスピードで振りぬいたパンチだったからな。マッハパンチは高速で移動しつつ、こぶしを鋭く速く突き上げて攻撃する技なのだが、ヒコザルはその前者も後者もできるのだが、同時にはできなかった。
「でも、このマッハパンチは進化させる前提だったのだろう。ごらん。君のヒコザルは進化しているよ。」
そういわれると、ヒコザルが光っているのが目に入った。そして・・
モウカザルに進化した。
「おめでとう。これでおそらくマッハパンチも使いこなせるようになるよ。」
そうヒョウタに言われた。ようやく進化してくれたか。と一安心だ。
「じゃあそんな君にポケモンリーグ公認のジムバッジコールバッジを差し上げよう!」
コールバッジ・・これで初めてのジムバッジを手に入れることができた。
「そしてこれは餞別だ。技マシンステルスロックをあげよう。」
技マシンまでもらえるとは・・。ありがたい。しかも今の時代は技マシンは使い捨てではなくなったからな。
「君はまだ一個か。シンオウ地方にはぼく以外にも強いトレーナーがいる。ここからだとそうだな・・ハクタイシティなんてどうだろう。」
ハクタイシティか・・確かあそこまでの道のり険しいような気はするがまぁなんとかなるだろう。そうなると一度コトブキシティに戻る必要があるな。
まぁジュンも同じルートだしちょうどいいだろう。
さて今回はバトル回でした。今回の補完内容としては技マシンについてです。
本稿では一話の前書きにゲームに沿って進行し、内容は第四世代に沿って進めると書いておきながら、技マシン無限化はおかしいだろと思いますが、技マシンが存在する以上使い捨てはなかなかもったいない気がするので、技マシンに関しては特別に第四世代以降追加された無限化を採用すました。しかしながら、技の内容は第四世代までとしていく方針です。
では次回もまたみていってください。