ハイスクール・イレギュラー禁書目録   作:オイスター牡蠣愛好家

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いざ北欧へ‼

あのあと、俺は北欧まで行った。

そしてそこでオーディンとお話をした。

 

「おーいオーディン、いるかい?」

「なっ、貴様は何者だ‼

 オーディン様を呼び捨てになど‼

 しかも人間ではないか!

 

またこの反応か・・・。

訂正は面倒くさいから、記憶を直接流し込もう‼

 

『第3章125節 記憶を形作るもの より生命の声』

 

これはとあるの魔術。

相手に記憶を共有する魔術だよ。

原作でインデックスは上条さんに使ってあげられなかったけどね。

これがあれば歴史は違ったかもしれない。

 

と、しばらく回想をしているとヴァルキリーから煙が上がっていた!

 

「すまぬな、量が膨大すぎてお前の頭がパンクするところだった。

 こちとて、悪気があったわけではない。

 許してくれ。」

 

(いつの間に表に出てきたんだよ、アポ。)

(すまぬな、時々こうして表に出てこないと

 力が暴発してしまうからな。)

(なんだ、そういうことか。

 ならいいや。)

 

「はっ、貴方様はルオージャ様だったのですね!

 まさかお会いになれるとは‼」

 

そう言って男はオーディンのもとへと向かっていく。

 

(待ってる間暇だね?)

(そうだな、俺としりとりでもするか?)

(いいねそれ、じゃあ始めるか!)

(シヴァだ。)

(ア、か・・・。

 アレース。)

(スフィンクスでどうだ?)

(またすの・・・。

 すさのお。)

(オルフェウスでどうだ?)

(そういえば昔いたねそんな人。

 たしか今は星座になってるはずだよ?

 え、また『す』なの!?

 スキュラ‼)

(あいつはなかなか可哀想な奴だったな。

 怪物にされた奴だろ?

 ラードーン‼)

(ラードーンってあの龍のこと?

 あれは気持ち悪かったな・・・。

 ん?)

(しまった、俺としたことが負けてしまった!)

(しかたないよ、ほらこうしてるうちに

 オーディンも来たみたいだし。

 今度は僕が表に出るよ!)

 

「オーディン、久しぶりだね!」

「父上様、お久しぶりじゃの!

 ほら、ロスヴァイセ挨拶せんか。」

「こんにちは、ルオージャ様‼(相変わらずイケメンだな・・・)」

 

ロセから何か聞こえてきたのは気のせいだろう。

 

「ロセは早く彼氏作りなよ?」

「そうじゃぞ?」

「わかってます、そんなこと!」

 

ふーん、わかってるのかな。

 

(そろそろ仕事モードに入るよ!)

(おう、分かった。俺の出番だな。)

 

「さて、オーディン。

 お前は今の現状をどう思う?」

 

「それはまた、突然じゃのお父様。

 そうじゃの、はっきりいってなめられておる。」

 

「だろ?

 近頃の三大勢力の動向は怪しくないか?

 同盟を組んだみたいだが…。

 表向きには和平でも、裏はどうだ?

 他勢力への侵略を目標としているようではないか。

 特に悪魔だな。

 あの種族はたちが悪い。

 俺が作っといてなんだが、やつらは手段を選ばない。

 日本神話はどうだ?

 奴等に虐げられた挙げ句、奴隷のような扱いだ。」

 

「その通りじゃな。

 実は奴等に同盟を申し込まれての・・・。」

 

「じゃあ、表向きでは組んでおけ。

 だが他勢力が攻めこまれたらそれを破れ。

 あと、資金面では渦の団を援助しておけ。

 いや、ヴァーリーとやらがいる部隊だけだ。

 他の部隊は自分達のことしか考えてないからな。」

 

「そうじゃな。

 この事は次の神話会談で挙げておこう。」

 

「それじゃあ、俺はいくぞ?」

 

「しばし待ってもらえるかの?

 最近ロキの動向が怪しいんじゃ…。」

「あの悪神か…。

 放っておけ、奴は理解してないからな。

 人間の強みを。」

「わかった。」

「ありがとうございました、ルオージャ様‼」

 

こうして俺は、北欧を後にした。

 

時間軸は…。

小説版の『放課後のラグナロク』の直前だろう。

 

すこしお邪魔してきますか~‼

 

 

 

 

 

 

 


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