俺のリアルFGO   作:砂嵐に潜む昆虫

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俺のリアルなFGO

 やぁ、これを見ている皆さん初めまして、俺の名前はマサキ。この人理継続保障機関フィニス・カルデアの最後のマスターとして、日夜人理修復活動に勤しんでおります。

 さて、何故唐突に皆さんにお話しているかと言うと、これから始まるこのお話の注意事項についてです。この作品は、作者のリアルな鯖事情を元にした日常系小説だと言うのと、作者が他に執筆途中の息抜きと、後は基本的にメ「ワフッ!」

 

 「ーーっておおいちょっとぉ!誰ロボから目離したの!押し倒されてモフモフ毛皮に覆い被さられるのは嬉しいんだけど全体重かけられて滅茶苦茶重いんだけどぉ!!ってちょっと待て、その状態で甘噛み&舐めるだけは勘弁してぇ!髪の毛抜けたるし頭洗った後に中途半端に乾かしたみたいになるからぁ!」

 

 「先輩すいません!ロボさんを見張っていたヘシアンさんが少しの間カーミラさんに監視を変わってもらっていたみたいで」

 

 「………!」

 

 「何よ、私だって読書していたいのだもの。犬一匹ずっと見張ってるなんて無理よ」

 

 すると、ロボに続いて扉から姿を現したのは、我がカルデアの数少ない癒し要員であるマシュマロシールダーことマシュ・キリエライトとロボに乗っている相棒(?)のヘシアンに、本片手に凄く嫌そうな顔でヘシアンに連れてこられたカーミラさんである。

 マシュは申し訳なさそうに、ヘシアンは両手を合わせてごめんのジェスチャーで謝罪してくる。カーミラさんはそっぽ向いてるけど、せめて形だけでもごめん位は言ってよ…

 

 「あぁなるほどそういうことか。しかしヘシアンよ……ロボの監視にカーミラさんをチョイスするのは間違ってんだろぉ。それよりもマシュ、ヘシアンカーミラお願い助けて重い潰れる!!」

 

 「あぁ!先輩が徐々にロボさんの下で青ざめていく、ヘシアンさん、カーミラさんご助力を!」

 

 「!!」

 

 「全く面倒なマスターね」

 

 そんなこんなでやっとロボの下から解放された俺、5分だけと短い間だったのにどういう訳か意識の隅に三途の川のようなものを幻視してしまうほどには苦しかった。

 

「ってかなんでロボは俺のいるとこ分かったん?ここからロボのいた場所だいぶ離れてたと思うんだけど」

 

 「恐らくは、先輩の僅かに残った匂いを嗅ぎとってここまで来たのかと。これも狼の鋭い嗅覚からなのでしょうか、そう考えるととてもすごいと思います」

 

 「それそれれで凄いけど、俺この部屋入る前にロボ対策に防臭剤全身にかけたんだぜ?それなのにロボ分かったん?」

 

 「恐らく、このカルデアではあまり嗅がないその防臭剤が逆に先輩の居場所を教えてしまったのかもしれませんね」

 

 「ワフッ」

 

 マシュの考えにロボもそれが正しいのか一鳴きしてからお座りの状態から俺に頭に右前足を置いてくる。なんだその『ドンマイ!』とか思ってそうな右前足は…今お前のせいで死にかけたんやろがぁ!とか言ってやりたいが、相手は英霊でアヴェンジャー。下手な発言は身を滅ぼしかねないのでここは口を閉じる。

 

 「それで、面倒事は終わったのかしら?私はいい加減自分の部屋に戻るわよ…早くこの本の続き見たいし」

 

 「はい、お騒がせして申し訳ありませんでした」

 

 「……」

 

 「ワフッ」

 

 カーミラさんは、さっさと部屋を後にし、続けてヘシアンがロボを連れて部屋から出ていく。その間にロボが「クゥ~ン」とか甘えた声を出したもんだからあまりの可愛いさに俺とマシュは口を押さえて必死に声が出るのを耐えましたよ。でも最終的に俺が根負けしてめっちゃロボのこと撫で回しました…結果は顔面が涎だらけになりました。

 

 「はぁ~、あそこであんな声出す普通。可愛い過ぎるわ」

 

 「可愛かったのはさておき先輩、話したい事があったのではありませんか?それとティッシュで顔を拭いて下さい」

 

 「ありがとうマシュ」

 

 俺はマシュからティッシュを受け取り顔を拭く。本当にこのマシュマロ系後輩は気が利くわぁ。嫁に欲しいよ…って言ったらどこかの誰かに殺されそうだから言わないよ俺。

 

 「さて…どこまで言ったっけ?あぁそうだこの作者の気まぐれ兼息抜き小説となっております。それと時々メタい内容も含まれるそうなのでお読みになる際はくれぐれもお気をつけ下さい」

 

 「?それは一体どういう事ですか」

 

 「分からん。朝起きたらこのメモ書きがあってな、これを見てたらよく分からないけど説明しなきゃいけないって思ったんだよ…なんで説明しなきゃって思ったんだろ?」

 

 「…もしかしたら修復してきた特異点の影響か何かかもしれません。先輩、くれぐれも気をつけて下さい」

 

 「分かってる分かってる。それに、今カルデアには心強いサーヴァントいっぱいいるし、それに俺以外の人間がいないこの状況だ流石に油断はしないよ。さて、腹も減ったしブーティカさんのご飯食いに行こーっと」

 

 「そうですね、因みに今日のブーティカさん献立はハンバーグだそうですよ」

 

 「マジか早く行こう!」

 

 俺はマシュと一緒に急いでブーティカのいる食堂に向かう。彼女の作るご飯はとても美味しく好評だが、数に限りがあるので基本的に早い者勝ちだ。それを逃すと昼飯が強制的におにぎりになる。今週は既に4日もおにぎりを食べてきた俺としては、いい加減昼食におにぎり以外を食べたかった。だからこそもっと早く動け俺の足!流星の如く流れるようにぃ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ごめんねマスター君、後5分早かったら最後の1個食べられたんだけど…あの騎士王様が凄まじい勢いで食べ進めるからもう無くなっちゃったの。本当にごめんね」

 

 「そ、そんな…馬鹿な…」

 

 だが時とは無常なのもので、俺が食堂に着く頃にはブーティカさん特製のデミグラスハンバーグは食欲旺盛なサーヴァント達(主に青い騎士王)の口の中に消えていってしまった後だった。また昼食にありつけなかった俺は、食堂の入口で膝から崩れ落ちた。その姿を見たブーティカさんはそっと俺に熱々のおにぎりを差し出してくれた。俺は、泣く泣く思いでそれにありつくことにした。

 

 「ちくしょうおにぎりの塩が口いっぱいに広がるぜぇ…あっでも中身の具が鮭の切り身だ…美味しいなぁ」

 

 ブーティカさんのせめてもの優しさか、おにぎりの中身の具が鮭と梅干しだったのがささくれた俺の心に少なからず癒しを与えてくれた。

 

 「せ、先輩…」

 

 「ほっときなさいよ。あいつ少ししたらすぐ元気になるんだから」

 

 「……」

 

 「ワフッ」

 

 「もきゅもきゅ……どうされたのですか皆さん、そんな哀れんだ目でマスターを見て」

 

 「貴女は気にしなくて良いわ。貴女は何も悪くないのもの」

 

 「?そうですか…」

 

 カーミラさんの声が凄まじい位俺の癒されていた心を抉ってきて思わず涙が出そうになるのをおにぎりを食べて必死に押さえました……その後おにぎり食べ終わった俺は、よく分からないテンションと共にストレス発散に何度もライダーの種火を周回したのであった。

 周回やりまくってたらカーミラさんに怒鳴られながら蹴り飛ばされたので俺は「別に悪口言われたの根に持ってねぇーし!」とか言ったらカーミラさんからは呆れられた。他のサーヴァント達から苦笑いされた。




 作者「φ(..)カキカキ」

 清姫「あら?そこに誰かいるのかしら?」

 作者「((( ;゚Д゚)))!?」

 清姫「あら?このメモ書きは…一体誰が書いたのでしょうか」

 作者「((((;゚Д゚)))))))アワワワワ」

 清姫「……恐らくマサキ様の書いたメモ書きですわね。それなら別に問題はないでしょう」

 作者「ε-(´∀`; )ホッ」

 清姫「さて、そうこうしてはいられないですわ、早くベッドの下に潜っておかないと」(ベッドの下に潜っていく)

 作者「イマダ!(/・ω・)/⌒メモ書き」




   そして冒頭の物語が始まる。

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