インドの奮戦と敗北、そして…   作:空社長

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やばい…文字数がやばい…

誤字脱字はあるかもしれないです…


スエズ運河奪還作戦です!


番外編1 中東の安定へ

 

 

 

 

北アフリカ…中東にある勢力が拡大していた…

 

 

 

『イスラム教軍』…

 

 

 

イスラム教に入信しないものを容赦なく射殺し、異種族や異世界人を拷問、殺害や解体をするなど…非人道的行為を当然と思っているイスラム過激派の連中である…

 

 

『大侵略』によって、北アフリカ、特にエジプト、スーダン、リビア等は政府が崩壊した以上に壊滅的被害を受け…このようなイスラム過激派組織が生まれる温床になった…

 

 

 

 

現在北アフリカの大部分が制圧され、南アフリカ諸国はこの勢いに恐れ、連合体であるアフリカ民主主義連邦を設立させた…

 

 

 

そして、中東にも手を伸ばし…

現在、トルコ連邦共和国、中央アジア連合イラク管区、サウジアラビア王国連合が攻撃を受けていた…

 

 

 

トルコはクルド人問題による民族抗争の隙をつかれ、トルコ東部を占領され、ある戦線では首都アンカラまで400㎞の地点まで攻められており…トルコ政府はすでにイスタンブールに首都機能を移転している。

 

 

イラクは旧シリア国境で防衛線を張り、侵攻を防いでおるものの、余剰兵力が無く、物量と自爆攻撃により反撃の機会を見いだしていない。

 

 

戦争そのものに不慣れなサウジアラビアは駐留していた米軍の支援を受け、防衛線を構築

優勢は掴めていないものの余剰兵力が存在した。

 

 

 

 

4月25日…

 

 

 

~サウジアラビア王国軍総司令部~

 

 

 

アフラー・ビン・ムハンマド女王が…そこにいた…

 

 

彼女は前ムハンマド国王より遺言によって王位を継承した…

反発が強かったものの、次々に出す強行策によって反対勢力を鎮圧、数年でサウジアラビア王国の治安、財政を安定させた

大侵略後は政府が崩壊したイエメン、オマーンを併合、王族に両国の元首に就かせ、連合国家に組み込んだ

 

 

 

アル・ヘブライ最高司令官

「女王陛下、ここにいらしたのですか…」

 

アフラー「ああ、戦況は分かっている。」

 

アル「…流石です…」

 

アフラー「…未だに優勢を掴めていないようだな。」

 

アル「残念ながら…」

 

アフラー「…奴らは預言者ムハンマドの後継者と謳っているが…馬鹿げている。」

 

アル「イスラム過激派等…殲滅できればしたいものです!」

 

アフラー「そうか…」

 

アル「では…女王陛下は宮殿に戻り下さい。ここからは胡散臭い戦の話です。」

 

アフラー「…ああ、戻ろう。」

 

 

 

そういい、アフラー女王は戻っていった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして…作戦会議が始まった…

 

 

アル「現在、我々は旧エジプト、旧ヨルダン国境で防衛線を敷いている。だが、それがいつまで持つか…だ。」

 

参謀1「奴らはスエズ運河を渡り、次々と兵力が輸送されてきています。現状、奴らの矛先はトルコへと向けられていますが…そこが落とされてしまえば次は…標的は我々とイラクです。」

 

参謀2「イラクと我々サウジアラビア。人口も少ない上、兵力が少ないです。奴らの物量に対抗出来るのかが疑問です。」

 

アル「あぁ、そこでだ。スエズ運河を落とせば、奴らの勢いが収まるのではないか…」

 

参謀1「確かにそうではありますが…奴らもそこが重要ということは分かっているでしょう。頑強な抵抗が予想されます。」

 

アル「…それは我々もだ。この作戦にはギリシャ、イタリア、トルコ、イラク、アフリカ連邦が参加してくれる。」

 

参謀2「かなり大勢ですな。」

 

アル「女王陛下付きのあの優秀な外交官のおかげだ。それと、アメリカ第五艦隊から打診があったのだが、この作戦を聞き付けたCIAが大統領に進言してアメリカ合衆国アフリカ方面軍が参加することになったらしい。」

 

参謀2「…アフリカ方面軍となると…地上部隊及び空軍ですね…」

 

アル「今回の作戦概要を発表する。アフリカ連邦及びアメリカ合衆国アフリカ方面軍はイスラム教軍に対して積極的攻勢を開始。また、ギリシャ、イタリア空軍は北アフリカ沿岸の港湾都市を破壊する。その間に我々サウジアラビア軍は予備を除いた全戦力でスエズ運河東岸へ到達する。また、トルコ海軍と我々サウジアラビア海軍紅海艦隊を南北から向かわせる。内陸部はトルコ、イラク共に作戦開始前より積極的攻勢を行われる。」

 

参謀1「奴らを抑えるためにこれ程しないといけないとは…」

 

アル「だが、スエズ運河はそれ以上の価値がある。」

 

参謀2「コストではなくて…人の命です…」

 

アル「…そうか…」

 

 

「2日前、イスタンブールの学校にて爆弾テロが起きた…多くの子供が亡くなった…」

 

 

参謀3「司令?」

 

 

「14時間前には首都リヤドの学校にて銃撃事件が起きた…制圧部隊が到達するまでの数分間で2クラス分の子供達が亡くなるか、身体に重度の障害を生んだ…」

 

 

参謀1「司令!作戦会議中にその話は…」

 

 

アル「いいから聞け。すぐ終わる。」

 

 

「また、奴らの支配下では、反抗したものは子供であっても殺されている…女なら年齢問わず男の慰め者にされているという。…異種族…異世界人は存在するだけで殺されるか生きたたま臓器解体される……」

 

 

 

アル「…分かるな…?」

 

 

今まで黙っていた主席参謀が口を開く…

 

 

主席参謀「静かに聞いていましたが…理解しました…」

 

 

 

アル「そう…」

 

 

「我々かどこかの国が…スエズ運河を放置するだけで…多くの人々が殺されるのだ…また、奴らを放っておくだけで精神を壊される女性達がいる…」

 

 

参謀1「奴らを放っておく訳には行かない…ですね?」

 

アル「そうだ。12時間後に作戦を開始する!通信部は各軍に開始時刻を通達しとけ!」

 

通信兵「はっ!」

 

 

 

 

 

アフリカ民主主義連邦 南アフリカ共和国

 

アメリカ軍ヨハネスブルグ空軍基地

 

 

アフリカ随一のアメリカ軍基地であるヨハネスブルグ空軍基地からPB-3超音速ステルス戦略爆撃機が離陸した…合計10機…

 

 

 

 

 

 

アラビア半島 サウジアラビア王国

 

ジーザーン港

 

 

サウジアラビア王国海軍紅海艦隊20隻が出航した…

 

 

 

 

 

 

 

地中海 マルタ島沖

 

欧州連合海軍第2地中海艦隊

 

 

旗艦:ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世級通常動力型航空母艦ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世

 

 

???「…作戦実行だ。やれ!」

 

号令をかけたのは…

 

欧州連合海軍第2地中海艦隊司令…

 

カルメーロ・アリプランディ中将だった…

 

 

管制官『全機発進!繰り返す、全機発進せよ!』

 

 

航空母艦ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世よりユーロファイタータイフーン戦闘機が飛び立っていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

イラク管区 旧シリア東部国境

 

 

そこではイラク管区陸軍第2機甲大隊が随伴する連隊規模の歩兵とともに国境を突破、イスラム教軍の叫びながら突っ込んでくる兵士をT-72M戦車の125㎜戦車砲で粉砕し、時には兵士を戦車の履帯で蹂躙しながら前進した…

イスラム教軍が鹵獲したT-72戦車が飛び出してくるが、空軍のSu-25攻撃機からの対地ミサイルでこれを撃破…また相次ぐロケット弾攻撃で歩兵を粉砕する…!

 

このように順調に侵攻していたイラク管区軍だったが…障害にぶつかってしまう…

 

「イスラム教軍は馬鹿ではない…」

 

ある指揮官が言った言葉だが…本当にその通りである…

 

 

イスラム教軍は旧シリア中央部のタドムルを中心に防衛線を建設し…そこで膠着状態に陥ってしまう…

 

 

 

だが、別の方面でも侵攻は行われていた

 

 

 

 

 

 

トルコ連邦共和国 旧シリア北部国境

 

 

トルコ政府はクルド人問題を誘発させた時の大統領を辞めさせ、今の大統領において国内のクルド人問題は一応の解決を見せていた…

また、トルコ軍はクルド人、そして、再び国を追われたユダヤ人達を希望者に絞り軍に採用し、今回の作戦では前線部隊に配備されていた…

 

亡命イスラエル軍とクルド人部隊は

【祖国奪還】と【新たな国の建設】という偉大な事業を行うため…

狂信者とは違う…勇敢にメルカバMk.5を駆り敵陣に突撃を敢行した…!

 

その2つを纏めているトルコ軍は旧シリアの都市アレッポにて立てこもっていた旧シリアの反政府勢力と合流…

勢いを増しつつ進軍した…

 

 

 

しかし…ついにこちらでもその勢いを失われた…

イスラム教軍がホムスという都市を中心に防衛線を構築…頑強な抵抗を受け、持久戦となったからである…

 

 

 

 

最後の頼みはサウジアラビアに託された…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旧チャド共和国大気圏内限界上空

 

そこに…10機のPB-3超音速ステルス戦略爆撃機とFS-1宙空両用戦略偵察攻撃機20機が進んでいた…

 

元々PB-3は最高高度はもう少し低かった…しかし大侵略後の白の世界の技術輸出により性能が向上し、圧倒的な飛行能力を持つ世界最大の爆撃機となった…

 

 

爆撃機隊1番機機長『パットンリーダーよりケープタウンコントロール、命令の最終確認を求む。繰り返す、命令の最終確認を求む。』

 

ケープタウン空軍基地『こちら、ケープタウンコントロール。命令はチャド、リビア、スーダン、エジプト、アルジェリア等のイスラム教軍の内陸部軍事基地の爆撃である。命令に変更はない。繰り返す、命令に変更はない。』

 

爆撃機隊1番機機長『こちら、パットンリーダー了解。狂信者共に250キロトンの洗礼を言い渡す。』

 

ケープタウン空軍基地『健闘を祈る。』

 

 

 

 

パイロット1「通信終わりましたか…」

 

機長「ああ。」

 

パイロット2「しかし、最高ですな!こうやって空を飛べるなんて。」

 

機長「インドじゃそんなこと出来ないからな。光線級という制空権すらも奪い取る化け物のせいでな。」

 

パイロット3「ですね。ん…そろそろ爆撃目標です。」

 

機長『全機散開、各自の割り振られた爆撃目標へと爆撃せよ。目標破壊後、予定空域で合流する。』

 

 

1番機を除くPB-3戦略爆撃機9機はFS-1戦略偵察攻撃機を伴って、ブースターに点火後、爆撃機とは思えない軽快な機動性で散開した…

 

 

1番機の爆撃目標は真っ直ぐ前方にあった…

 

 

機長「ハッチ開け。」

 

パイロット1「投下ハッチ開きます。」

 

機長「クラスター弾はどうだ?」

 

パイロット2「クラスター弾投下準備完了!」

 

 

そして…爆撃機が爆撃目標から少し手前に着いたところで…

 

 

 

 

ハッチより"巨大な爆弾"が1発落とされ、その後少し小さめの爆弾が次々と投下された…

 

 

"巨大な爆弾"

 

 

それは西側軍事条約協定機構軍が1部の国で共同開発した250キロトン級C18核弾頭…の地中貫通型である…

 

 

 

 

投下数秒後…

 

 

 

地下に隠されていたイスラム教軍の基地に地中貫通型核弾頭が突き刺さり、起爆…

 

 

巨大なきのこ雲が出来上がった…

さらにクラスター弾により周辺にいたイスラム教軍の戦闘員を粉砕した…

 

 

 

 

 

その後、予定空域で散開していた9機のPB-3戦略爆撃機が伴っていたFS-1戦略偵察攻撃機とともに合流…

 

 

機長『こちら、パットンリーダー。ケープタウンコントロールへ。チャドの軍事基地の全壊を確認。アルジェリアへと向かう。』

 

ケープタウン空軍基地『こちら、ケープタウンコントロール。パットンリーダーへ。引き続き任務を継続せよ。健闘を祈る。戦果報告は帰還後に受ける。また、毎回の命令確認は無線封鎖命令の為、お断りしたい。』

 

機長『パットンリーダー了解。』

 

 

機長「帰還後に戦果報告はめんどいんだよぉ!」

 

パイロット1「仕方ないと思います。それに毎回通信するのは無線封鎖の点から…」

 

機長「分かっている…。」

 

『全機、回頭。アルジェリアへと転進する。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地中海 マルタ島沖

 

欧州連合海軍第2地中海艦隊

 

 

旗艦:航空母艦ヴィットーリオ・エマヌエーレ2 世

 

パイロット1『こちら、第13戦闘機隊!トリポリの防空拠点の壊滅を確認!』

 

パイロット『こちら、第5攻撃隊!チュニスの防空拠点を破壊!ざまぁ!』

 

管制官『補給が必要な機体はすぐさま帰還せよ。狂信者だからといって舐めるな!』

 

 

カルメーロ「順調だな…」

 

参謀1「絶好調ですよ。」

 

カルメーロ「ところで強襲揚陸艦に陸上部隊は乗せてるか?」

 

参謀2「は…スペインと我らイタリアの部隊がいます…規模は一個大隊規模です。」

 

カルメーロ「ふむ…リビアへ強襲上陸を仕掛けられないかな?」

 

参謀1「……………え…?」

 

カルメーロ「…リビア沿岸にその部隊を強襲上陸を仕掛けるのだ。」

 

参謀2「…話はわかります…ですが、元の作戦にはないことです…」

 

カルメーロ「作戦通りでは…期待した戦果も望めんではないのか?戦いは臨機応変にやるものだよ。これはかつて、オスマン帝国領であったリビア侵攻に倣うものだよ…。」

 

参謀1「戦史で習いましたが…やるのですか…」

 

カルメーロ「ああ。全艦に通達。リビアへの強襲上陸を行う!リビア沿岸の障害となるものを全て取り除け!空軍部隊発進!ミサイル駆逐艦隊は前進し、露払いを行え!」

 

 

 

第2地中海艦隊独断でリビア沿岸への強襲上陸作戦が実行された…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして…12時間が過ぎた…

 

 

 

 

サウジアラビア王国軍総司令部報道室…

 

 

アル『国民の皆様、外国の報道関係者、そして、イスラム教徒の皆様。我々サウジアラビアはスエズ運河奪還作戦を開始します!』

 

 

 

 

その声に街では歓声が沸いた…

 

 

 

 

 

アル『作戦名はありません。元よりイスラム教軍という狂信者からイスラムの領土を解放することはイスラム国家としての義務だからです。』

 

『そして、もし…"ジハード"という言葉が"聖戦"を意味するならば…これこそが…メッカ、メディナという2つの聖地をいただく我らサウジアラビアが行うこの戦いこそ"ジハード"だ!』

 

 

『これより作戦開始する!全将兵の健闘を祈る!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その号令の直後…

 

 

 

 

 

 

旧ヨルダン国境に貼り付けていた一個師団規模のサウジアラビア軍機甲部隊とアメリカ軍第34機甲支援大隊が突撃を開始した…!

 

 

 

 

 

イスラム教軍も大部隊を用意していたが、サウジアラビア軍のM1A1D戦車やアメリカ軍のM1A3戦車の突撃に早期にT-72戦車部隊は殲滅されてしまう…

 

 

最も早い部隊は数時間でアカバ湾を輸送艇で渡り、シナイ半島のダハブ及びシャルム・エル・シェイクを占領する

 

また、その数時間後には旧ヨルダン首都のアンマンを制圧する…

 

そこからは二手に分かれ、エルサレム、ダマスカス占領部隊へ分かれるが、予想を上回る大部隊がおり、一時膠着状態に陥ってしまう…

 

 

 

~サウジアラビア王国軍総司令部~

 

 

参謀1「ダマスカス、エルサレム占領部隊からの報告。敵の大部隊の防衛線により戦況が膠着状態との事です!」

 

参謀2「5時間で突破できるとのことですが…」

 

アル「ダメだ。占領はともかく突破など…敵はイェニチェリでは無いなら…」

 

参謀2「どうします?」

 

アル「……」

 

「北側のシナイ半島沖に展開するトルコ海軍に通達。我が軍の支援はもういい。ホムスを攻略しているトルコ陸軍、友軍の支援をお願いする。と伝達しろ。」

 

通信兵「はっ!」

 

 

 

 

~東地中海 シナイ半島沖

 

トルコ海軍第5戦闘群

 

旗艦: タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦スレイマン一世

 

通信員「司令、サウジアラビア軍司令部からです。」

 

艦隊司令「サウジアラビア軍から?……」

 

参謀「どのような内容です?」

 

艦隊司令「…現任務を放棄し、トルコ陸軍の支援に向かえとな。」

 

参謀「今からですか…!?」

 

艦隊司令「…全くわがままなヤツらだ。だが、友軍を支援できるぐらい嬉しいことは無い。全艦に連絡!イスラエル沿岸付近に向かえと。スピードが大事だ!着いた艦から支援攻撃を始めよ!」

 

 

トルコ軍が全力でホムス攻略に手をつけ始め…そして…約1時間でホムスが陥落…

 

トルコ軍は一時的な補給の後、ダマスカスへと向かった…

 

 

 

 

 

 

 

 

~サウジアラビア王国軍総司令部~

 

参謀1「トルコ軍がホムスを制圧!続いてダマスカスに進行中!」

 

アル「イラク管区軍が攻めてるタドムルはどうだ?」

 

参謀2「……それは…まだ…」

 

主席参謀「司令!ジョージア軍が作戦参加表明を出しました!」

 

参謀1「今更っ…」

 

主席参謀「まだある!…その直後、ジョージア軍航空部隊がイラク領空を超えタドムルへ到達、A-10サンダーボルトによって構成される支援攻撃機隊でタドムルの敵部隊を掃討しました…!その後、イラク軍がタドムルを制圧したとの事です!」

 

アル「…ほう…その航空部隊は?」

 

主席参謀「現在、イラク領内の空軍基地にて補給を行っています。それともう一つ報告が。」

 

アル「何だ?」

 

主席参謀「トルコ軍がトルコ東部のイスラム教軍を掃討完了したとの事です。その後、ダマスカス攻略へと主力を回しています!」

 

参謀2「あと、残されるここのイスラム教軍の都市はダマスカスとエルサレムのみ…」

 

アル「あぁ…。エルサレムに全軍の3割を集中しろ。その部隊は陣地を構築の上、待機だ。他の7割の部隊はシナイ半島へ進軍させる!」

 

主席参謀「はっ!」

 

アル「シナイ半島のダハブ、シャルム・エル・シェイクの部隊は?」

 

参謀1「現在、橋頭堡を築き、敵の大攻勢に対する防衛に成功中です。工兵部隊により簡易的な港を作り、いつでも撤退できる状態のこと。」

 

アル「…よし、そろそろ本番だ。スエズ運河を奪還する!」

 

 

 

 

 

 

 

 

紅海

 

サウジアラビア王国海軍紅海艦隊

 

 

シナイ半島に向かって艦隊は前進していた…

 

 

旗艦:メデルシャウト級現代型巡洋戦艦メデルシャウト

 

シャルンホルスト級巡洋戦艦とアドミラル・ヒッパー級重巡洋艦を元にしたと言われているこの艦はアフリカ大陸のイスラム教軍の基地に向かって、正確射撃が行える射撃統制装置により250㎝3連装砲を絶え間なく撃ち放っていた…

 

 

 

マフムード・イル・ハーン艦隊司令

「静かなる海だな…」

 

参謀「それ、フラグですよ…」

 

レーダー手「アフリカ大陸方向に戦闘機反応6!」

 

参謀「やっぱり…機体は確認できるか?」

 

レーダー手「識別中……MIG-23です!」

 

マフムード「迎撃機を出す。軽空母ゾフドラスに連絡。タイフーンL発艦させろ!」

 

 

 

 

 

5秒後には発艦準備が完了し…タイフーンL4機が飛び立った…

 

 

 

 

隊長『第5小隊長機より各機へ。敵は旧式だが油断するな。』

 

アブル『大丈夫だと思いますよ?』

 

隊長『貴様のようなやつが落とされるのだ。さて…FOX2!』

 

 

 

6機より空対空ミサイルが放たれ…2機のMIG-23は撃墜…しかし、もう2機は直前に回避運動を行ったり、フレアを大量に炊くなどして回避した…

 

 

隊長『全機、これより近接航空戦に移行する。ミサイルは使えん。バルカン砲のみとなる。やれるな?』

 

パイロット『『『『おう!』』』』

 

 

最初のバルカン砲の引き金を引いたのはアブルだった…

 

アブル「くらいやがれ!」

 

MIG-23の後方に素早く付いたアブルのタイフーンLはつかず離れずでどんな旋回機動にも耐え、そして、25㎜バルカン砲をコクピットに直撃させ…主翼を折り…エンジンを壊し…撃墜した…

 

 

 

アブル「よっしゃぁ…!」

 

 

その時にはもう1つの敵機も落とされていた...

 

 

その頃艦隊では…

 

 

レーダー手「敵機全機撃墜。」

 

通信士官「司令部より伝達。作戦海域へ急行せよとのことです。」

 

マフムード「全機回収する。帰投せよ。」

 

隊長『了解。帰投します。』

 

マフムード「砲撃やめ。全艦厳戒態勢の上で最大戦速!」

 

 

 

 

 

 

 

 

作戦は最終段階へと入った…

 

 

 

 

 

 

サウジアラビア王国軍機甲師団及びアメリカ合衆国陸軍第34機甲大隊は旧イスラエル南部にて南北方面の2部隊に分かれた…

 

 

 

南側方面は手始めに旧イスラエル最南端の都市エイラートを制圧

 

旧エジプト領に侵入しここまで二手に分かれ、主力部隊はシナイ半島の中央街道を西進

別働隊はシナイ半島を街道上に南下する

 

北側方面は地中海沿いの街道を西進…

 

 

 

 

 

当初は南側方面でダハブ、シャルム・エル・シェイクの友軍と合流し、攻勢を仕掛けていたイスラム教軍の二線級部隊を少ない損害で殲滅する…

 

 

 

 

しかし、中央街道、北側街道にて大部隊に遭遇…膠着状態となる…

 

 

 

 

 

 

 

 

~サウジアラビア王国軍総司令部~

 

主席参謀「シナイ半島中央街道、北側街道にて膠着状態!ですが、ダマスカスとは状況が違います!」

 

アル「…イェニチェリか…」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

イェニチェリ…

 

 

イスラム教軍の最高練度集団である…

狂信者とも知られており、

どんなに損害を重ねても降伏しない…という

かなり厄介な部隊である

陸、空にかなりの人数がいる

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

参謀1「来るとは思っていましたが、実際に当たると…面倒な相手です。」

 

参謀2「突破は出来ますが…奴らは降伏しません…殲滅する必要があるかと…」

 

アル「分かっているが…」

 

アルはあることに気づいた…

通信兵と主任参謀がこちらに聞こえないぐらいの声で話していることに…

 

 

主席参謀「……司令、速報です!」

アル「何だ?」

 

 

主席参謀「トルコ・イラク連合軍がダマスカスを制圧!また、ギリシャ海兵隊がテルアビブを制圧しました。」

 

アル「何…」

 

主席参謀「そして、トルコ軍ダマスカス攻略部隊司令官からの伝言です。『エルサレムはトルコ、ギリシャ、イラクの連合軍で制圧する。サウジアラビアはスエズ運河の奪還に全力を尽くせ!』と…」

 

アル「…全陸海空軍に通達。シナイ半島に集結…」

 

参謀2「はっ!」

 

主席参謀「…もう1つ速報が入りました!イタリア、スペイン連合軍が第2地中海艦隊の援護を受けながら、リビアへの強襲上陸に成功!トリポリも制圧したとの事です!」

 

アル「…?…元々作戦予定にはなかったが…?」

 

主席参謀「第2地中海艦隊司令アリプランディ海軍中将の独断です。」

 

アル「…あの独断専行野郎か…まあ、いい。これで敵はリビアにも兵力を集中せざるおえなくなる…」

 

主席参謀「では?」

 

アル「全戦力をシナイ半島に回せ!それと、シナイ半島の部隊はスエズ運河へ向かえ!」

 

 

 

 

 

 

 

シナイ半島 中央部

 

サウジアラビア王国陸軍第4機甲師団

 

師団長『全将兵に達する!総司令部から命令が下された…前進せよ!イェニチェリの野郎が敵であろうと我々は前進しなければいけないのだ!恐らくこれがスエズ運河への道の最後の大攻勢だ!総員、身を引きしめて行け!』

 

 

 

 

その号令とともに進撃が開始された…

 

 

 

 

 

 

 

陸では…

 

 

 

戦車部隊同士とそれに随伴する歩兵部隊同士の激戦になっていた…

また、後方から敵味方の制圧砲撃等の砲火が飛び交っていた…

 

 

ストーク戦車中隊…

 

ストーク4『こちら、ストーク4、対戦車ミサイルを受け損害激しい…グォッ!…』

 

ストーク8『ストーク8だ!ストーク9がやられた!くそっ、まずい、手榴弾がァ!…』

 

 

~ストーク3~

 

砲手「敵歩兵、対戦車ミサイル発射…!」

 

車長「回避しろ!グッ!」

 

操舵手「そんなの無理です!履帯が破壊された…!こんな砲火の中、修理できるわけない!」

 

車長「分かってるわ…応戦しろ!」

 

砲手「正気ですか!?こんな砲火の中で立ち往生なんて…」

 

車長「正気だ!敵戦車はT-72だ。このM1A1の装甲を貫通できるわけがない…」

 

 

その直後、1両のT-72戦車から125㎜砲弾が放たれ、直撃する…!

 

だが、M1A1戦車は健在だった…

 

 

車長「…いってぇ…衝撃で頭を打ったが…それだけだ!」

 

砲手「もうっ、どうにでもなれ!発射…!」

 

 

反撃とばかりにM1A1戦車より120㎜砲弾が放たれ、T-72戦車に命中…数秒後爆散した…!

 

このような応酬が何度も繰り返されていた…

 

 

 

 

空では…

 

 

 

サウジアラビア王国空海軍のタイフーンL戦闘機、イタリア空海軍のEF-2000戦闘機、イラク空軍のSu-30Mk1、トルコ空軍のF-16戦闘機、ギリシャ空軍のタイフーン戦闘機等が連合航空部隊を組み、対するイスラム教軍はMIG-29、MIG-23戦闘機が出されており、空で激戦を繰り広げていた…

 

 

 

ドグール航空大隊…

 

 

ドグール8『くそっ…ブレイクブレイク…!グハッ…くっそ…』

 

ドグール6『ドグール8がやられた!…くっそ!今度はこっちかよ!』

 

ドグール4『こっちに2機向かってくる!…1機はやった…だが、もう1機…!』

 

ドグール7『…あいつら、並じゃないぞ!強すぎる!』

 

ドグール2『ドグール2より各機、こちらは5機をやった…だが…体力の消耗と燃料の消費が激しい…一旦戦域より離脱する!』

 

ドグール1『この練度…奴ら…イェニチェリか!』

 

ドグールリーダー『だろうな…おっと…』

 

ドグール3『敵機…撃墜!…はぁ…はぁ…はぁ……グワッ…くっそ…落ちる…』

 

ドグール5『ドグール3!?…仇はうつ…斉射!……4機撃墜確認!』

 

 

 

 

 

 

 

サウジアラビア王国陸軍はシナイ半島での膠着状態を抜け出そうと奮闘しているものの、抜け出せず…

 

連合航空部隊はイェニチェリ航空集団に予想外を超えた苦戦を強いられていた…

 

 

 

 

 

 

 

その最中…トルコ・イラク・ギリシャ・ジョージア連合軍がエルサレムを制圧したとの報がサウジアラビア王国軍総司令部に入った…

 

これで…イスラム教軍は中東の主要都市を失った…

 

また、イタリア・スペインを中心とする欧州連合陸軍がリビア西部を完全制圧したとの報も入った…

 

 

 

その2分後…

 

 

サウジアラビア王国軍全将兵へオープン回線で総司令部から通信が繋がった…

 

 

 

 

『サウジアラビア王国軍将兵の皆、いや、ムスリムの同胞達!私は王国軍最高司令官アル・ヘブライだ。イタリアがリビアへの強襲上陸を果たしたことを知っているものは一部の司令官にいるだろう。リビアはエジプトの隣だ。そこで私は全将兵に問う。パスタなんかを食いまくってるイタリア人に先を越されていいのか!!エジプトのカイロに一番乗りをされていいのか!私は断じて否と言いたい!我々はサウジアラビアの民だ!砂漠という過酷な環境で暮らしている。一方イタリアはどうだ?砂漠もない…人が住むには心地よい環境で暮らしている。我々は彼らとは違う!過酷な環境で暮らし戦い抜いた!まさしく砂漠の戦士だ!砂漠の戦士は強い!そして、イスラム教軍もまた強い。だが、我々は狂った強さではない!真の…本当の強さだ!狂ってなどいない!この真の強さ…狂信者どもに見せつけてやれ!死という概念をもって見せつけてやるのだ!』

 

 

 

 

 

 

 

この世紀に残ると思われる大演説はサウジアラビア王国軍全将兵を奮い立たせた…

 

 

 

 

 

瞬時に戦況が変わったのは陸だった…

 

 

 

 

 

サウジアラビア軍戦車部隊が暴力という言葉がお似合いなほどイェニチェリ歩兵部隊を叩き潰し、T-72等の戦車部隊はM1A1戦車による無双で叩き潰された…

 

 

 

 

空でも連合航空部隊の中でサウジアラビア王国空軍は演説を聞いた後、獅子奮迅の奮闘をみせ…他の空軍パイロットを唖然とさせた…

 

それでもトルコ空軍とイラク空軍は同じ中東に住む民としてサウジアラビアに負けじとサウジアラビア王国空軍に次ぐ戦いを見せた…

 

 

この結果…

 

 

 

 

空は多くの犠牲を強いられたものの…敵機全機を撃墜…制空権を確保した…

 

 

残ってる戦闘機は戦ったあとの勲章かのように…全て傷と煤だらけだった…

 

 

 

 

 

 

 

 

4月27日

 

 

 

 

長い戦闘の末、先遣隊がスエズ運河南端の都市スエズ、北端の都市ポート・サイド、西岸都市イスマイリヤに入った…

 

 

 

 

 

 

しかし、そこでは…イスラム教軍がゲリラ戦術を駆使し、損害を重ねて行った…

 

 

兵士1『…こちら…ごぼ…あがっ…』

 

兵士2『おい…グハッ…』

 

 

 

 

この状況に先遣隊攻撃ヘリ部隊司令官

ウマル・サイードは…

 

ウマル「ぐぬぬぬ…」

 

 

数秒の沈黙の後…

 

 

 

『全部隊に連絡…運河航行に必要な設備以外は全て破壊せよ。街も補給用の石油タンクもだ!』

 

部下「待ってください!街もですか…!?あれを破壊するとしたら…」

 

ウマル「別に問題にはならねぇよ…一般人は住んでないし、住んでてもイスラム教軍だけだ。運河に関しては機雷とかが埋まってる可能性があるからその除去作業の上で石油タンク等の運河設備の復旧をすればいい。」

 

部下「はっ…」

 

 

 

M1A1戦車、自走砲、野戦砲連隊による制圧砲撃

 

攻撃ヘリ部隊による掃討

 

タイフーンL戦闘機による精密爆撃が行われ…

 

 

 

 

 

イスラム教軍の兵士は全ていなくなった…

 

 

 

 

 

スエズ運河の都市に入った時刻から数時間が経過した頃…

 

 

 

サウジアラビア王国政府によるスエズ運河制圧が公表された…

 

 

 

 

 

 

その後、スエズ運河西岸のイスマイリヤに集結して再編成されたサウジアラビア・トルコ・イラク連合エジプト方面軍は旧エジプトの首都カイロを目指して進軍を開始した…

 

 

カイロは既にアメリカ合衆国アフリカ方面軍のPB-3戦略爆撃機のMOAB投下により廃墟とかしていたが、それでも都市であることには変わりはなかった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サウジアラビア王国 首都リヤド 広場

 

同日中にスエズ運河奪還作戦の成功が発表された…

 

アフラー女王陛下が演説し…アル=ヘブライ王国軍最高司令官も演説した…

 

 

 

 

 

アフラー「立派な演説でしたね。」

 

アル「陛下ほどではありません。」

 

アフラー「やはり、自分をほこらない性格なのですね。で、聞きましたよ。あの大演説…」

 

アル「あれは…お恥ずかしい限りです…」

 

アフラー「まあ…クスクス…」

 

 

 

 

 

2人が壇上から下り…立ち止まって話していた頃…

 

 

 

 

 

 

突如として警備兵の制止を振り切り、1人の少女が走ってきた…

 

 

花束を持ってるため…祝福するためだと…誰もが思った…

 

 

 

 

しかし…

 

 

 

少女「…女王陛下…覚悟!…」

 

 

向けたその手には…長射程型散弾銃が握られていた…

 

 

 

 

 

 

 

それが火を吹いた直後、ヘブライ司令官は咄嗟に前へ踏み出して…女王陛下を守った…

 

 

 

 

 

5発を超える大口径の破片散弾を身に受けながら…

 

 

 

 

 

 

アル「グハッ…」

 

アフラー「…アル!…」

 

 

 

すぐさま…ヘブライ司令官は仰向けに倒れ込み…アフラー女王が何とか…後頭部を抱えた…

 

 

 

撃った少女は固まっていたところを警備兵に小銃一弾倉分の銃撃を受け…死亡した…

 

警備兵「これだから…狂信者共は…」

 

その警備兵はイスラム教軍に恨みがあるのか…その少女の強く踏みつけつつ…唾を吐いた…

 

 

 

 

アフラー「アル…!誰か…!」

 

 

ヘブライ司令官の状態は最悪だった…

 

体の各所から血を流し…心臓を避けられたものの、胃に破片が刺さっており…口から吐血していた…

 

 

 

アル「…カハッ…女王…陛下…無事…でしたか…」

 

アフラー「私は無事よ!だから!生きて!」

 

 

 

 

出血量が致死量を既にオーバーしており、もうだめかと思われたが…

 

 

 

主席参謀「司令!魔法協会リヤド支部の治療魔法士が来ました…早くしてくれ!」

 

魔法士「分かっています。治癒魔法…」

 

 

その魔法士はヘブライ司令官の体に触れ…

 

 

魔法士「…展開…」

 

 

 

すると…徐々に傷は無くなり…

 

 

 

 

 

銃撃を受ける前の状態に戻っていた…

 

 

アル「…死んだかと思ったが…生きてる…あぁ…魔法士か…すまない。」

 

魔法士「いえ…」

 

アル「女王陛下…心配…」

 

アフラー「アル!!…」

 

 

アフラー女王は…泣きながら…ヘブライ司令官に抱きついた…

 

 

アル「…女王陛下…いえ…アフラー様…私は無事です…」

 

アフラー「…アル・ヘブライ…取り乱して済まない…」

 

アル「いえ…」

 

アフラー「ヘブライ司令官。今後とも対イスラム教軍にやるのだな?」

 

アル「もちろんです。」

 

アフラー「…頑張ってください…」

 

アル「?…あ…はっ!」

 

アフラー「…ところでそこの少女はどうするのです?」

 

アル「魔法士、生き返らせることは可能か?」

 

魔法士「…無理です。もう…」

 

アル「…そうか…。警備兵。」

 

警備兵「はい!」

 

アル「遺体を踏むな…それに汚すな…。イスラム教軍に洗脳されたのだ…少女に罪はない。そして、死者には優しくしろ。」

 

警備兵「…分かりました…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スエズ運河の奪還に成功した…

 

 

 

 

 

これにより、小アジア地域は安定化の一途を辿り、スエズ運河の航行が可能になった…

 

 

 

 

 

世界は平和への道を模索する…




見てくれてありがとうございます

ちょっとした解説(ある人に習ってやります)


アフラー・ビン・ムハンマド(女)

サウジアラビア国王

本分にも説明描きましたがそれに追記で
金髪…やばい金髪美女
西洋の血は入ってないはずなのに
クール、そして…
20代


アル・ヘブライ

サウジアラビア王国軍最高司令官

堅実な人…有能
大侵略以前からの軍内部の改革で腐った老人共を蹴落としてきた
演説だけはやばい上手い
40代という若さ


カルメーロ・K・アリプランディ

欧州連合海軍第2地中海艦隊司令 イタリア海軍中将

50歳
独断専行頻発するけど有能…有能なんだけど…有能であるけれど…
すごい変態、やばい変態
10代から60代の美女にナンパしまくる
自分の家には日本から輸入したイタリア語翻訳の18禁同人誌がめちゃある
イタリアの同人誌ファンクラブの会長


マフムード・イル・ハーン

サウジアラビア王国海軍紅海艦隊司令

普通に有能な人、ただし、フラグを回収するのが上手い
こいつの予言した事めっちゃ当たる(特に悪いことだけ)


ウマル・サイード

階級は決めてないっす()
勇猛、以上、閉廷!()





ジョージア共和国


南コーカサス地方(カスピ海と黒海の間)の国
一般から見れば普通の国
しかし、軍事関係者から見れば極度の変態国家
海軍と空軍が2000年代の南コーカサス紛争で壊滅して以来、陸軍(歩兵と装甲車のみ)と沿岸警備隊しか居ない
ある軍事顧問がA-10サンダーボルトに惚れてから、
2020年から毎年アメリカからA-10サンダーボルトしか輸入していない極度の変態
実戦投入は今作戦が初めて
国としては魔法に対しては中立ではあるけれどアメリカに寄りすがっている

(国の内情は2018以降はオリジナル設定です)



イスラム教軍が支配するアフリカへの本格的な侵攻作戦…

今後書くかもしれません

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