インドの奮戦と敗北、そして…   作:空社長

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再投稿しようとしていたら、chapter1が1万字を超えてしまったので、分割してあらすじ的なのもを投稿しました


旧本編ストーリー
chapter0 運命の分かれた二つの星


運命の分かれた二つの星

 

 

 

 

ー西暦2026年4月28日ー

 

 

~天の川銀河太陽系第3惑星地球~

~中央アジア連合インド管区~

~管区首都ニューデリー郊外~

 

 

 

 

 

ドンッ!ドンッ!

 

 

…地上戦の花形である現代主力戦車数百両の主砲から放たれる咆哮…

 

…戦場の女神とも称される砲兵部隊、自走砲連隊の面制圧砲撃…

 

…自走多連装ロケットシステムから放たれる多数の対地ロケット弾の弾幕…

 

…対空ミサイルシステムの素早い対空ミサイルの速射…

 

…対空自走砲による機関砲からなる地面を慣らすほどの弾幕

 

…超低空をホバリングする戦闘攻撃ヘリからの機関砲とロケット弾の咆哮…

 

 

それら全てはこちらに襲いかかってくる化け物の大群に放たれていた…

上空ではミサイルが飛び交い、光線が幾重にも重なっている光景が見られた…

 

 

 

…その光景を見上げる兵士たちにとっては既に常識となっていたが、上空を飛んでる戦闘機の姿は一機も無かった…

 

 

 

 

この世界は我々が住んでる世界とは違う……

 

 

ークリミアル宇宙天の川銀河太陽系第三惑星「地球」ー

 

この地球は、他の四大世界ー凄まじく科学技術が発展し高度な文明を持つ『白の世界』、統括軍と呼ばれる軍事組織が統治している『翠の世界』、7女神が統治し明るく、精神的に豊かな『紅の世界』、魔力と呼ばれるものが存在し魔族がいる『黒の世界』ーと並び、別名『碧の世界』と呼ばれ、私達が住んでる地球とは、魔法、異世界種族という存在等、多少の違いはあれど、同じ歴史を歩んできた……

運命の日、《西暦2024年8月14日》までは……

 

 

 

ー西暦2024年8月14日ー

 

 

碧の世界「地球」に突如としてクリミアル宇宙小マゼランに領域を持つ星間国家「デグルシア共和国」『急進派』が襲撃した事件【大侵略】による我々の世界と同じ歴史を辿っていたはずの星は変わった…

【大侵略】とそれに関連する事件により、今までの世界秩序は崩壊、また、この事件を機に、

魔法や異世界種族の存在が露見したことも、大混乱の原因となった…

 

ユーラシアに巨大な領土を持つ「ロシア連邦」は中央政府の混乱により連邦解体の危機が生まれ、共産党員のクーデターにより『新ソビエト連邦』へと、「中華人民共和国」は【大侵略】により大きな被害を受け、共産党上層部の混乱により自治区の独立運動を招き、1部の議員によって武力蜂起が計られ『大東亜民主共和国』へと再編された、そしてその他数多の小国は混乱を抑えきれずに崩壊し、併合されるか国家統合をするかの運命となった

 

唯一無二の超大国「アメリカ合衆国」は多民族国家ゆえの暴動が多発したが鎮圧され民族融和政策に踏み切り、「日本国」は魔法という存在を知っており国民性からか混乱は少なく反政府団体や共産党の取り締まりを強化、両国ともに体制維持に成功し、分裂しかけていた欧州各国は混乱を収束させるために『欧州連合《EU》』の旗印の元、体制崩壊に至った国や混乱が多発する国々をまとめ、再び国家統合へと踏み切った

 

中央・南アジアへと目を向けると、インド共和国はカザフスタン共和国と計り、その他の崩壊した国々をまとめ上げ、連合共同体の建設を唱え、連合条約により新ソビエト連邦の軍事作戦前に、カザフスタン、パキスタン、アフガニスタン、ウスベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタン、インド、キルギス、イラン、イラク、バングラデシュの国々が集まった共同体、『中央アジア連合』が建国され、それに伴い各加盟国家は管区へと編入された

 




次回予告

chapter1 襲来と始まり

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