元鉄道運転士が転生して提督と運転所長を兼任する話 作:志威磨
117と名乗るその女の子は茶髪のショートヘアでこげ茶色のワンピースの上にアイボリーのコートを着ている。
相模「117?」
117「そうだよ、元気にしてた〜?」
相模「え?あぁ…うん」
113「今朝まで死んでたでしょ?」
相模「せやね」
0「死んでたと言うか死にかけてたと言うか…」
117「あ〜今朝コッチの時代に来たんだっけ?」
妖精「ソウダヨ」
117「妖精さんに言われてここまで車運転してきたけど、まだこのZ乗ってたのね」
相模「うん、まさか妖精さんが保存してくれてるとは思わなかったけどね」
113「100年以上前の車だっけ?」
相模「1984年式で会社辞めるまで34年 そこから十数年経った頃に転生して60年ぐらい未来にタイムスリップしてるから100年は超えてるね」
0「ずっとこのZに乗ってたんですか?」
相模「そうだね、初の新車で買った車で思い入れが深くて死ぬまで所有してくつもりだったからね…でもまた運転できるとは思わなかったよ」
0「それじゃあ今から大本営に向かいましょうか」
相模「了解」
117「ハイこれ」つ[鍵]
相模「ありがとう、じゃあみんな乗って」
バタンッ
相模「みんな乗ったね?」
0「大丈夫ですよ」
相模「じゃあエンジンスタートっと」
z31「ギュルル ギュンッ ギュッ ギュ ギュッ ギュン
ブロロロロロン ブロッロ ロ ロッ ロン」
相模「おおおおお(歓喜)」
113「凄い音…」
0「コレがZですか…」
相模「エンジンもキチンと整備されてるし調子良さげだね」
妖精「ワタシガヤッタカラネ トウゼンダヨ」
相模「ありがとうね(ナデナデ)」
妖精「エヘヘ-(ナデラレ)」
相模「暖気も済んだし出発しますか」
0「はい、運転お願いしますね」
〜20分後〜
相模「車どこに停めれば良いんだ?」
0「そのまま大本営の正門から入っちゃってください」
相模「え?良いの⁉︎」
113「許可証はちゃんと持ってるから」
0「正門から入って左に曲がった先にある駐車場に停めて下さい」
相模「了解」
〜正門にて〜
正門では複数の警衛員が門番をしていた
警衛員A「入場許可証と駐車許可証の提示をお願いします」
0「入場許可証です」つ[入場許可証]
117「コレもです」つ[駐車許可証]
警衛員A「許可証確かに確認しました。どうぞ中へお入りください」
相模「ありがとうございます」
ブロロロロロロォン((プシュップルルルルンン
警衛員B「今のって」
警衛員A「z31の前期型やな」
警衛員C「でも音がRBだったぞ」
警衛員B「しかもRB26の音だったぞ」
警衛員A「RB対応のz31…ってことは中期型か?」
警衛員C「RB26に載せ替えたz31の中期型とか…」
警衛員B「変態かよ(褒め言葉)」
警衛隊長「今 凄え古いZ来たぞ!」
警衛員A「あっ隊長おかえりなさい」
警衛員C「z31のことですよね?」
警衛隊長「そうだよ 音凄かったぞ アレRB26か?」
警衛員B「やはり警衛員長もそう思いますか?」
警衛隊長「当たり前だよなぁ?」
〜大本営駐車場にて〜
相模「なんかめっちゃ車見られたんだけど」
117「こんな古い車あまり見ないもんね、珍しくて見てたんでしょ?」
0「警衛員さんたち車好きな人多いですからね」
相模「へぇ〜」
117「特に警衛隊長が旧車好きで愛車がR33GTRらしいよ」
相模「おぉ〜ええやん」
117「そういえばこの車預かった時に車検証見たけど、このz31エンジン換えてるよね?」
相模「そうだよ z31買って10年ぐらい経ったときに先輩のR33に試乗させて貰ってね、そのときにz31にRB26を載せてみたら面白いんじゃないかなって思ってエンジン、ミッション、足回り、その他必要部品全部交換してボディにも補強を加えてパワー強化したんだよ」
113「発想と行動が変態ね」
相模「…褒め言葉として受け取っておくよ」
117「えぇ…(困惑)」
〜大本営庁舎内にて〜
相模「今から会いに行く人って陸軍のどんな人なの?」
0「相模さんにはは 陸軍元帥の一人で列車乙女担当では一番上位の『
相模「元帥って軍内でかなり上位の役職じゃ…」
0「そうですよ」
相模「そんな人に会っても大丈夫なの?」
113「なに言ってるの、これから所長になるんなら上層部には挨拶しないとでしょ?元帥からしてみれば軍経験が全く無い人を部隊のトップにしようとしてるわけなんだから」
相模「そうか、そうだよね」
0「それに瀬戸元帥には相模さんの大体のことは説明済みですし、瀬戸元帥は陸軍の元帥でありながら妖精さんと会話ができるので納得してくださって居ますよ」
相模「そっか、ありがとう安心したよ」
0「あと瀬戸元帥もかなりの車好きでY31セドリックに乗ってるらしいですから結構話が合うと思いますよ」
相模「31セドかぁ…師匠が退職する直前で31セドのグランツ買ってたなぁ」
113「師匠って
相模「そうそう」
0「そういえば瀬戸元帥の車のテールランプの上に『GranTurismo SV』ってマークが付いてましたよ」
相模「おぉ、色は?」
117「ガンメタだったよ」
相模「最高じゃん!」
113「そうなの?」
相模「師匠がグランツSVの赤を買って、納車の日に非番の乗務員何人かで師匠の自宅に行って納車式やって俺含む何人か試乗させて貰ったのね、そこからウチの詰所の乗務員の間で憧れの一台だったんだよなぁ」
117「師匠さんも凄いの買ったね」
相模「師匠も車好きだったからね、師匠の退職後もよく休みの日に詰所の車好き同士で車列組んでドライブに行ったりとかもしてたしね、俺がZで先導車やって師匠のセドが2台目のVIP位置に その後ろに先輩の70スープラと同期の10ソアラで固めて 最後尾に後輩二人の120サニトラと初代セリカのリフトバックでケツモチさせてたのはいい思い出」
117「ドライブでも序列がきちんと決まっているんだね」
相模「一応縦社会だったからね、でもウチの師匠のトコはかなり自由だったけどね。車列の並び順も遊びでやってたし」
113「遊びの割に結構ガチな並び順だと思うんだけど」
相模「師匠が先導するときもあったけどね」
117「えぇ(困惑)」
〜陸軍元帥執務室前〜
0「こちらが瀬戸元帥の執務室です」
コンコンコン
???「どうぞ〜」
ガチャッ
0「失礼します、相模さんをお連れいたしました」
???「ご苦労様…貴方が相模 風雅さんですか?」
相模「はい」
執務室の中に居たのは40代くらいの男性だった。服装は陸自の制服となんら変わらない服装だ、警衛員もそうだったが服装等は自衛隊のモノを引き継いでいるらしい
???「はじめまして、私は日本国陸軍元帥『瀬戸 陸』と申します。列車乙女部隊の総合管理を担当しています」
相模「お初にお目にかかります、相模 風雅です。えっと…今朝こちらの時代に転生してきました。前の時代では鉄道の運転士を職としていました」
瀬戸「うむ…相模さんのことは妖精さんや0たちからよく聞いています。最初は軍役経験の無い人を採用することは不安でしたが、0たちや妖精さんからの信頼が高く 妖精さんと意思疎通ができるとの事だったので、陸軍に協力して頂ければと思い今回お越し頂きました」
相模「成る程、具体的にどのように協力すればよろしいですか?」
瀬戸「横須賀に創設予定の列車乙女部隊の基地で、列車乙女たちの指揮 管理をして頂きたいと思ってます。輸送任務の割り振りや車両の維持 管理の為の指示出し、必要書類の処理等が主な仕事内容ですね。詳しいことは着任してから0たちからの説明があります」
相模「分かりました、是非協力させてください」
瀬戸「ありがとうございます。では早速着任の為の手続きに取り掛かりますね」
113「あの、ちょっといい?」
瀬戸「ん?」
113「元帥さっきから敬語使い過ぎてて堅すぎるんだけど」
瀬戸「え?」
117「そうだよ、初対面とはいえ上官なんだからもうちょっと態度大きくても良いと思うんだけど」
瀬戸「いや、初対面なのもあるけど 相模さんは転生前の年齢も含めたら明らかに私より年上になるので、敬語を使うべきかなと」
相模「あっそうでしたか、でも今は20代の体ですし 軍役に関しては全くの素人なので気を使っていただかなくても大丈夫ですよ」
瀬戸「そうですか」
相模「はい」
瀬戸「それじゃあ…相模君」
相模「はい!」
瀬戸「初めての軍役で戸惑うことがあるかもしれないが、横須賀運転所 所長に着任を命ずる」
相模「はい、承知しました」
瀬戸「任せたぞ」
相模「頑張ります!」
瀬戸「…ふぅ…これでなんとか列車乙女部隊も活動規模を拡大できそうだな」
0「そうですね」
113「じゃあ早速横須賀に向かいましょ」
???「ちょっと待て」
117「誰?」
瀬戸「あっ貴方は」
50代くらいの海軍の服装をした男性がいきなり入り込んで来た
???「日本国海軍元帥の
相模「え?(困惑)」
瀬戸「え?(焦り)」
113「は?(苛立ち)」
それは突然の要請であった
〜続く〜
閲覧いただきありがとうございます。
鉄道より自動車の話が今回多かったかと思います。
薄々気づいている人が居るかもしれませんが、列車乙女以外のオリジナルキャラの名前はほぼ自動車の車名から付けています。
次回は海軍元帥が乱入してくるとこから始まります。
それでは次回またお会いしましょう。
閲覧ありがとうございました。